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河野眼科ホームページに寄せられた目に関する質問や相談にお答えするページです。なお、コメントを付けることはできません。河野眼科ホームページからお願いします。
by kounoganka
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カテゴリ:視力・斜視( 141 )

老眼の目と同じ状態


小学3年生で、夏に初めての眼鏡を購入し、授業で困った時だけつける感じだったのですが、3ヶ月たち最初の眼鏡を慣れさせるため度数を緩く作ってしまったためにすぐに見えにくくなったので、2回目の眼鏡の処方箋を眼科で作っていただきました。

その処方箋で眼鏡を作ったのですが、遠くはよく見えるのですが、近くが60cm~70cm離れないとぼやけて見えないといいます。屈折度数が-3.25もあるので、眼鏡を常用するように言われたのですが、これでは本も読めないようです。

予約制の小児眼科の先生で直接受診出来ず、電話で予約を入れたいことをお伝えしたのですが、混んでいてすぐ受診出来ず、「慣れていないからかもしれないのでそのまま様子を見てください」と言われた状態です。

一つ目の眼鏡は屈折度数-2.5の時に作った眼鏡で-1.25のレンズを入れて両眼0.7ほどで作りました。その眼鏡が3ヶ月で遠用視力0.3 近用視力1.0になり、今回は散瞳剤を使用して屈折度数が点眼前後変わらず-3.25だったので両眼共-2.75のレンズで片眼0.9で処方箋でつくりました。(両眼-3.00のレンズを入れ院内で10分テストしたのですが、気持ち悪くなり、両眼共-2.75に緩くしてもらいました。)

手元60cm以内がぼやけるのはどのような状態と考えられますでしょうか。常用することを考えるとどれくらいが適切なのでしょうか?


それが本当なら、50~60歳ぐらいの老眼の目と同じ状態です。考えられる原因は、

1.屈折検査を1%アトロピン点眼を使用して行い、それから日数が経っておらずアトロピンの調節麻痺がまだ続いている。

2.以前に使っていた仮性近視の治療薬(ミドリン等)を点眼している。

3.心因性視力障害かも知れません。この病気の好発年齢ですので。

4.ありえないとは思いますが、眼科で処方された手書きの処方箋の字を、眼鏡店で読み間違えて、2.75のはずが7.75で作成されてしまった。ぐらいでしょうか。

正しい度数の眼鏡であれば全く問題ありませんので、そのまま様子を見てください。何日たっても同じことを訴えるなら、どこの眼科でも良いと思いますので受診してください。小児眼科である必要は無いです。

★ご質問は河野眼科ホームページから

by kounoganka | 2018-12-11 15:10 | 視力・斜視

近視度数と裸眼視力

子供の視力低下で、眼科に行き近視と判断されましたが、裸眼視力と矯正視力は教えていただけますが、屈折度数は教えてもらえないのはなぜでしょうか? 近視の進行度合いや裸眼で本を読むのに30cm間をあけれるかなど重要だと思うのですが。

また、屈折度数が-2.5で裸眼視力が0.7の人と屈折度数が-1.0で裸眼視力が0.7の人では見え方はどう違うのでしょうか。


何故でしょうね。当方は、屈折度数やピントの合う距離について説明することに生きがいを感じていますので、その眼科で屈折度数を言わない理由は分かりませんねえ。混雑していて面倒なのではないでしょうか。言ってしまったらその意味まで説明しなければ意味が無いですからね。まあ、理解できるまで説明「できる」眼科も多くは無いと思いますが・・・。

近視の人の裸眼視力は、5メートルというピントの合っていない距離で測りますので、かなりばらつきが出ます。同じ度数の近視でも、Aさんは裸眼視力が0.2、Bさんは裸眼視力が1.0だったりします。ピントは合っていないが切れ目は分かるという事です。瞳孔径などの被写界深度に影響を及ぼす因子や、体調、精神的なもの、性格的なものなど、様々な要因が影響します。ですからその数値は、多くの人が思っているように絶対的なものではなく、流動的でかなり「いいかげん」なのです。ちなみに当院では、何年間も裸眼視力を測っていない人も多いですよ。

度数が違うのに裸眼視力が同じ0.7の場合は、たまたま2人とも0.7までしか分からなかったためで、見え方が同じというわけではありません。当然度数の緩い方が良く見えている筈です。

もしあなたが正視(近視も遠視も無い)なら、100円ショップで+1.0Dと+2.5Dの老眼鏡を買ってきて掛け比べてみれば、-1.0Dの近視の目と-2.5Dの近視の目の見え方の違いを疑似体験できます。正視でないなら、ご自分で計算してください。

★ご質問は河野眼科ホームページから

by kounoganka | 2018-11-10 15:24 | 視力・斜視

近視は回復する?


小学3年生です。屈折度数-2.75の近視で視力は0.2です。

ある、子供の視力回復を謳っている眼科医のブログで 「10歳前後の子は回復力があるので、この間も3カ月トレーニングで-3ジオプターから-0.5ジオプターまで改善しました。」 とあったのですが、そんなことはあるんでしょうか?

強度近視になるのが心配で低濃度アトロピンを考えていたのですが、こちらは抑制であって改善ではないので。 教えていただけますか。


近視というのは、眼軸長(眼球の奥行きの長さ)が延びることで起こります。「回復する」という事はないのです。成長して身長が伸びるのと同じなのです。

10歳前後の子に回復力ですか。どんな力で眼球を縮めるのでしょう。押したりひっぱたりして大きくなった眼球が小さくなるのでしょうか。それが可能なら、トレーニングで身長を縮めることも出来そうですね。それが出来ない以上、本当の近視は回復させることが出来ないという結論になります。

もし‐3.0ジオプターが‐0.5ジオプターまで緩くなったというのが本当なら、それは仮性近視、調節緊張だったという事です。毛様筋の緊張で遠くにピントが合わなくなっていますので、ミドリンなどの毛様筋の緊張をとる点眼で回復します。勿論トレーニングを併用しても悪くないでしょうが、その数値は誇張でしょう。そんなに強い仮性近視は無いとは断言できませんが見たことはありません。眼軸長を縮めて近視を緩くしたわけでは無いのです。

屈折度数-2.75の近視と診断された経緯が分からないのですが、もし仮性近視の治療の経験があるとか、仮性近視ではないという診断があるのなら、無駄なことに時間を浪費せず、低濃度アトロピン点眼が良いと思います。

余談かもしれませんが、10歳前後の女の子に多い心因性視力障害の場合、短期間で0.1の裸眼視力が1.5まで回復することがあります。何もしなくても回復します。眼科に行けば簡単に診断がつきますが、眼科受診しない場合、視力回復業者の餌食になる場合があり注意が必要です。眼科医は国家資格を持っている医師です。いかがわしい業者のような事をやっている眼科医は、日本には1人もいないと信じたいです。

★ご質問は河野眼科ホームページから

by kounoganka | 2018-11-01 12:24 | 視力・斜視

4歳の+6ジオプターの遠視


近所の眼科にて、4歳の子どもが強度遠視と分かりました。 度数は両目ともに+6.0です。 後日、小児眼科専門の眼科を受診し、やはりサイプレジン点眼後の検査で+6でした。 メガネを薦められるかなと覚悟したのですが、小児眼科の主治医からメガネ治療はせずに経過観察でと言われました。

裸眼視力が遠見で左右それぞれ0.8、近見が左1.0、右0.9。矯正視力は1.0。弱視ではなく、両眼視も良好。遠視とは関係ない内斜位は右目だけ若干あるが内斜視ではないとの診断です。これから2カ月に一度の受診で視力検査はしていくそうです。

強度遠視でもメガネ治療はしない場合もありますか? 別の眼科でまた診てもらおうかとも思ったのですが、小児眼科がありません。 小児眼科の主治医曰く、メガネをかけてしまうと遠視の度数が下がりにくくなるそうです。 将来的には遠視の度数が少しでも多く下がって欲しいので、メガネ治療はせず経過観察でもいいのかなとも思うのですが、6歳までのゴールデンタイムの間にメガネをかければ矯正視力をもっと上げてあげられるのではないか?とも思います。 今のところ本人は眼精疲労もなく、塗り絵やビーズ遊びなど近くを見る遊びも大好きです。


多くの親御さんは、なるべくメガネを掛けさせたくないと考えています。このブログでもそのような相談は幾度もありました。眼鏡をかけさせることが「かわいそう」とかは序の口。自分に眼鏡をかけさせてくれた親と眼科医に感謝どころか恨み言を言う人までいました。あなたのように、お子さんの将来を考えて眼鏡に積極的になる人は、むしろ少ないのです。

そういう一般的な傾向を踏まえて、なるべく眼鏡を掛けずに、あわよくば遠視の度数の軽減も可能かもしれないという事で、眼鏡無しでの経過観察を提案したのだと思います。眼鏡を掛ける時期を出来るだけ遅らせ、矯正視力は出来るだけ出し、最終的な遠視度数を出来るだけ弱くするという事です。ただしこれとて、将来にわたって眼鏡が必要なくなるわけでは無いのです。

眼鏡はいつか必要になります。2か月後か1年後か3年後か分かりませんが、視力が下がってきたとき、或いは調節性内斜視が出て来た時には掛ける必要が出てきます。たとえ5年間眼鏡無しで乗り切ったとしても、その頃には今より調節力が衰え、眼鏡を掛けなければ近くが見えにくくなり、眼精疲労や情緒不安定なども発生します。それまで主治医の言う通り眼鏡無しで頑張ってみるのも良いし、少しでも早く安心したいという事を主治医に訴えてみるのも良いでしょう。どちらでも間違いはないと思います。別の眼科を受診する必要は無いでしょう。

★ご質問は河野眼科ホームページから

by kounoganka | 2018-09-28 15:10 | 視力・斜視

3歳の乱視


3歳3ヶ月のこどものことで相談です。テレビや本を見るときに近づいたり斜めから見たりするのが気になり眼科を受診しました。

結果は乱視遠視がひどいので、点眼薬を入れてはかった結果が、
右S+3.75 C-4.5
左S+3.25 C-4.75 となりました。

片目ずつ図る(円のどこが切れているか)視力検査は途中で飽きてきて切り上げたのですが、その結果は0.5でした。 弱視なので今すぐメガネを作るようにと言われ治療しないと将来運転免許とれないこともあるよ、とのことでした。

裸眼・矯正視力の検査(片目ずつ隠して回答する)を本人がしっかりできなくても度数だけで弱視となるのでしょうか? 日常生活では、遠くから歩いてくるパパを見つけたり、対向車のエンブレムを見ながら楽しそうに話していたので、本当にぴんぼけで?見えてるのかな?という気持ちです。


右-4.5D、左-4.75Dという乱視度数だけで、視力測定が出来なくても、弱視と診断して問題ないでしょう。何も迷う必要はありません。指示通り眼鏡を作ってあげましょう。

どんな見え方かは、眼科で体験できますので頼んでみてください。逆の乱視度数の眼鏡をかければお子さんの見え方の疑似体験が出来ます。驚くほど見えにくいですよ。このまま放置するのは一種の虐待だとさえ感じられますよ。

眼鏡を作るのが遅れると、矯正が十分できなくなります。「乱視の矯正をせずに見ている歪んでぼやけた世の中が普通の状態だ」と脳が認識してしまうのです。そうなると、正しく矯正すると余計に見えにくく感じるようになり、緩い度数でしか矯正できず、最終的な矯正視力も1.0止まりだったりします。本人にとってはそれで十分かもしれませんが、もっと見えるはずの目を、眼鏡をかけるのが遅れただけで十分機能させられないのは、すごく残念なことです。

弱視の治療は10歳までしか出来ません。早ければ早いほど結果は良くなります。このチャンスを逃さないよう、将来に悔いを残さないよう前向きに考えてください。

★ご質問は河野眼科ホームページから

by kounoganka | 2018-09-11 16:19 | 視力・斜視

眼鏡の遠視度数が上がる


5歳の子供が遠視性弱視と一年前に診断されました。 その病院で最初の眼鏡を処方してもらい、同時に大学病院も紹介してもらいました。 その時の指示書には「サイプレジンの屈折検査でD+4.5, D+5.0」 眼鏡の度数は「D+4.0,D+4.5」と書いてありました。

治療から一年経ったので、大学病院で再度検査を受け、眼鏡の作成指示書をもらい、眼鏡店に行ったところ、「視力が上がってるのに、眼鏡の度数が強くなってますね。僕はこのような結果は見たことがありません」と言われました。 今回の数値は「D+5.0,D+5.5」と書かれています。 矯正視力が上がってきたら、眼鏡の度数が下がるものではないのでしょうか?


矯正視力が上がってきたのに、眼鏡の遠視度数が上がることは、頻繁ではないにしても普通にあります。

4才時の「サイプレジンの屈折検査でD+4.5, D+5.0」は「右目は+4.5D、左は+5.0Dより強い遠視がある」 という意味なのです。サイプレジンとて完全な調節麻痺剤ではないのです。本当は「右目は+5.0D、左は+5.5D」だったのかもしれません。

それではどうして処方度数がそれより緩い「右+4.0D、左+4.5D」だったのでしょう。簡単に言えば、それより度数を上げると本人が嫌がったためでしょう。あるいは、その程度でも、その時点では十分な治療効果が見込めると判断したからでしょう。

それまでは、本来持っている強い遠視のために、正視の人なら力を入れずにピントのあう遠くを見る時でも、毛様筋はものすごく収縮して水晶体を分厚くして遠くにピントを合わせます。近距離では毛様筋の収縮、水晶体の厚みは限界を超えてしまいピントを合わせることが出来ず、その結果、脳に鮮明な視覚情報が伝わらず弱視になっていたと考えられます。

この時点で完全矯正するのが理想です。しかし、度数の落差が大きいと見え方に違いがありすぎて、快適にかけられません。本人の慣れの問題です。これはどんな場合にでも当てはまりますね。それで、+5Dの目に+4Dのレンズを処方した事になるのですが、調節力の十分ある小さいお子さんには問題は起こりません。

また、強い遠視を自ら矯正するために仮性近視が起こっている可能性もあります。初めて眼鏡を作る時に完全矯正すると、仮性近視が残っている場合には過矯正の状態になり、掛けにくいだけでなく遠くが見えにくく疲れやすい眼鏡になります。これも緩めに処方された理由かもしれません。

それから1年、近くにピントが合うようになり弱視が軽快します。つまり矯正視力が良くなるわけです。また、眼鏡にも慣れ、仮性近視があったとしてもそれは解消され、そこから完全矯正しても度数の落差は小さく不快感が起こらないと考えられるため、晴れて+5Dに変更することが出来ます。勿論この方がさらに良く見えます。

視力が良くなるという事は、屈折異常が軽快したという事ではないのです。処方する眼科医はちゃんと説明しなければいけませんね。眼鏡の処方も満足に出来ない、レベルの低い大学病院だと思われていますよ。

また、眼鏡屋さんも、軽々しく医師に対して批判めいたことは言わない方が良いですよ。自らの経験不足が露呈しますよ。

★ご質問は河野眼科ホームページから

by kounoganka | 2018-08-23 13:53 | 視力・斜視

低濃度アトロピン点眼の適応について


未熟児網膜症によりレーザー治療をした子供がおります。レーザー後は定期的に検査をしていただき、網膜症はおさまっておりました。しかし、先日の検査で、近視であると診断を受けました。

近視の程度等の説明はなかったのですが、次回(4ヶ月後)に再度検査し近視の進行具合をみて、治療(眼鏡)のタイミングを検討していくとの事でした。現状で何か出きる事あればしてあげたいと、考えておるのですが、わからないことも多く、下記の3点について相談させてください。

1. 近視の進行予防として、低濃度アトロピンやマイオピン等の点眼薬を、出来れば使用させてあげたいと考えております。しかし色んな眼科様のホームページ等をみると、対象年齢が学童期(6~12歳位)となっていることが、多かったです。子供は1歳で既に近視と診断されているため、出来る限り早く使用させてあげたいのですが、何歳位より使用可能なものなのでしょうか。6歳以下は、使用出来ないものなのでしょうか?また、未熟児網膜症の合併症による近視である場合、効果は期待できるのでしょうか?

2. 1歳児に対する近視検査の精度についてですが、正確に診断可能なのでしょうか?意思の疎通も出来ない中、一般的にはどのような検査が行われてるのでしょうか?子供の場合、検査一時間程前に数回目薬の点眼をしておりましたが、その後どのような検査をしていたかは、わかりませんでした。

3. 次回の検査が4ヶ月後なのですが、そんなに期間を開けてしまって大丈夫なのでしょうか?現在、目の発達にも重要な時期なのではと思い、不安になってしまいました。また、現状で子供の目の為に、何か出来ることはありますでしょうか?


低濃度アトロピン点眼の使用自体は可能です。実際、お子さんの検査のために1%アトロピン点眼を使用しているはずですので、安全性も問題ありません。対象年齢が学童期というのは、それより低年齢は十分な数の被験者が集まらないため調査していない、高年齢は調査するだけ無駄という事なのです。但し、未熟児網膜症による近視に効果があるかどうかは全く分かりません。調査できませんので。

近視の診断ですが、視力の測定ではありませんので、これは問題なしです。本人の反応が無くても正確に測れます。前述の1%アトロピン点眼とかミドリン点眼を使って毛様筋の緊張を解いたうえで、オートレフとかスポットビジョンスクリーナー、あるいはスキヤスコープという道具を使って測ります。

近視の場合の4カ月は何の問題もない期間です。近くにピントが合いますので、普通に目を使っていれば弱視になる心配も要りません。本人が興味を持つ物、できれば細かい文字とか模様があるものを、どんどん見せてあげてください。低濃度アトロピン点眼の使用については、主治医とご相談くださいね。

★ご質問は河野眼科ホームページから

by kounoganka | 2018-08-13 15:34 | 視力・斜視

調節性内斜視


もうすぐ3歳の子供です。調節性内斜視と診断され、眼鏡をかけています。眼鏡の処方箋を見たところ、両目とも+6で、強めの遠視だと言われました。現在眼鏡をかけ始めて1週間です。斜視の頻度は、眼鏡をかける前はたまになる程度だったのが、眼鏡をかけるようになってから斜視の頻度が酷くなりました。

質問1.これは、良い兆候なのでしょうか?また、これから先もずっと、裸眼だとずっとこの頻度で斜視が起きるのでしょうか。

質問2.遠視は成長と共に度数が下がると言われていますが、+6という強度遠視から+1や+2くらいまで下がることはあるのでしょうか。

質問3.強度遠視の場合、やはり一生眼鏡なのでしょうか。もう素顔を昼間に見ることは出来ないのでしょうか。遠視の度数が下がれば斜視がなくなり、眼鏡を卒業できる、と思っているのですが、+6の強度遠視だとそんなに劇的に度数が下がることはほぼないのでしょうか。


近くを見る時には、人間の目は二つの作業を同時に行います。一つ目は、左右それぞれの眼の中で、近くにピントを合わせるために毛様筋を収縮させ水晶体を分厚くします。これを「調節」と言います。二つ目は、左右の目を内側に寄せるために、眼球を内側に回転させる内直筋を収縮させます。これを「輻輳(ふくそう)」といいます。調節と輻輳がセットになっているのです。

正視の場合、1メートルの距離の物を見る時には、1ジオプターの調節をすることでピントを合わせることが出来ます。それと同時に1メートルの距離に見合うだけの輻輳をします。1ジオプターの調節と、1ジオプターに見合うだけの輻輳が同時に起こります。

+6ジオプターの遠視の目を考えましょう。正視の人が遠くを見る場合、必要な調節は0ジオプターで、輻輳もゼロで視線は平行です。ところが+6ジオプターの遠視の場合、遠くにピントを合わせるためには、6ジオプターの調節が必要です。同時に自然に6ジオプター分の輻輳が起こってしまいます。計算してみましょう。正視の眼が6ジオプターの調節をすると、100÷6=16.666、約17センチの距離にピントが合います。つまり、6ジオプター分の輻輳というのは、17センチの距離の物を見る時に起こる程度の寄り目なのです。

指先を目の前17センチにかざして見つめてください。指が1本に見える時、背景は完全に2重になっていますね。これが、+6ジオプターの調節性内斜視の人が遠くにピントを合わせた時の「複視の」見え方です。両目が見えていると脳が混乱しますので、片目の視力が抑制されて片目しか見えなくなります。

回答1 眼鏡をかけるようになってから、裸眼時の斜視の頻度が酷くなったのですね。今まで調節もせずに、つまりピントを合わせる努力をせず、ぼーっとした状態で世の中を見ていたという事じゃないでしょうか。ピントを合わせると、2重にはなっても鮮明に見えることを脳が認識しているのでしょう。良い兆候ではないでしょうか。

斜視の頻度ですか。調節と輻輳が完全に連動しているならその通りかもしれません。しかし、緩い遠視で調節性内斜視が全く起こらないことを考えると、完全に連動はしておらず状況によって変わってくるものと考えられます。

回答2 少しは下がるかもしれませんが、そこまでは無理でしょう。

回答3 コンタクトレンズがありますよ。コンタクトレンズでも調節性内斜視に対して同様の効果が望めますが、小さいお子さんの場合はレンズ装着自体が無理ですので、眼鏡しか話題にならないのです。

★ご質問は河野眼科ホームページから
by kounoganka | 2017-10-30 15:41 | 視力・斜視

4歳+4.0ジオプター


4歳8ヶ月の子どもですが、眼科で遠視が強めと言われ眼鏡治療をすることになりました。裸眼視力は両目とも0.9、矯正視力は1.0です。両眼視検査は異常なし、近見は裸眼で1.5見えてます。乱視はありません。

1、年齢が4歳8ヶ月ですが、眼鏡をすることで弱視治療の効果は十分期待できますか?年齢的に遅いでしょうか?

2、眼鏡治療をすることで裸眼視力の向上も期待できますか?いずれは眼鏡を外せることを願うと裸眼視力もやはり気になります。

3、眼鏡をかけることでデメリットがあれば教えて頂きたいです。遠視の度数は両目とも+4Dでした。よろしくお願いします。


1.弱視治療というわけでは無く、今後の弱視の予防、あるいは更なる矯正視力の向上のためのメガネです。全然遅くないですよ。

2.今現在、裸眼で0.9も出ており、決して悪くないですので、裸眼視力のそれ以上の向上はあまり期待できないと思います。さらに調節力(近くにピントを合わせる能力)が年齢と共に低下していきますので、治療の有無にかかわらず、裸眼視力は徐々に低下すると考えられます。裸眼ではますますピントが合わなくなってくるのです。つまり、今から眼鏡を使用しなければ、視機能の成長時期ですので、裸眼視力と共に矯正視力も低下する可能性があると考えられるのです。それが心配している弱視です。

「眼鏡を外せる」というのは、外しても良く見えるという意味ではなく、(視機能の成長がほぼ終了したため)外してピントが合わない像を見続けても弱視にならず、メガネを掛ければ良い視力ではっきり見えるという意味です。10~12歳でそうなります。

3.特にないと思います。眼鏡を外せる時期になれば、コンタクトレンズも可能になります。

★ご質問は河野眼科ホームページから
by kounoganka | 2017-10-09 17:21 | 視力・斜視

軽度の遠視と乱視と眼鏡


保育園の視力検査で引っかかり保健センターの二次検査では、右0.5 左1.0という結果で眼科受診を勧められました。眼科受診日の視力検査では右0.8 左1.0でしたが、念のため、後日目薬を使った視力検査をしました。

結果、遠視性乱視が両目ともあるので、眼鏡を作る様にとの事で処方箋を頂き早速眼鏡を作りかけ始めましたが、いろいろ調べるうちに弱視でなければ眼鏡は必要無いとの意見もある事を知り少々混乱しています。目薬前の視力検査では右0.8 左1.0矯正視力両目とも1.0でした。

そこでお尋ねしたいのが、
1.現在弱視でなくてもまだこれから弱視になる可能性があるのか? 主治医には、「目の負担をとるための眼鏡で、このままだと将来目が悪くなる可能性がある」と説明を受けて、納得して眼鏡も作りましたので、眼鏡装着は続けるつもりです。

2.運動会の練習で登り棒やマットの練習が毎日あるので、その間だけでも園では裸眼、帰宅後と休日は眼鏡装着という使い方だと逆に目の負担がかかったり、治療効果がないのか?ということを教えていただければと思い質問させていただきました。眼鏡処方箋は右 球面+2.00 円柱-0.75 軸度160左 球面+1.50 円柱-1.00 軸度180と書かれており、遠視も乱視も軽度と言われました。お忙しいところ申し訳ありませんがよろしくお願いします。


眼鏡を掛けた方が楽に見えるので、邪魔な時以外は掛けるのが良いでしょう。「園では裸眼、帰宅後と休日は眼鏡」で問題ないでしょう。或いは本人が掛けたい時だけでもいいんじゃないでしょうか。弱視ではありませんので、目の負担とか治療効果とかは考える必要ありません。

この程度の度数であれば、眼鏡は作らずに経過観察する場合が多いと思います。「このままだと将来目が悪くなる可能性がある」というのは、弱視になる可能性があるという意味だとしか判断できないのですが、「可能性が無くは無い」程度だと考えてください。

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by kounoganka | 2017-09-26 14:56 | 視力・斜視