緑内障点眼の開始時期は |
Q H18年10月緑内障と診断、眼圧20、キサラタン点眼開始。 H19年12月眼圧の下がりが悪いのでミケランに変更。視野検査では右目の鼻辺りが一部欠けている。 H20年2月に緑内障専門医受診。視神経の乳頭陥凹は緑内障に似ているが緑内障ではない。緑内障になる確率は高い。視野検査は前回と同じ結果。眼圧左右18。点眼やめて経過観察。 5ヶ月間眼圧の変化なし。先生は、そろそろ点眼をはじめて眼圧を下げた方がいいと言われました。緑内障ではないが眼圧が高ければ眼圧を下げた方がいいのでしょうか? A 緑内障かどうか迷う眼がよくあります。眼圧は正常上限程度。視野も僅かな変化で、緑内障によるものと断定できない。視神経乳頭も緑内障に似ているが、特徴的でない。こういう場合は、ほんとうに困ります。緑内障が有るか無いか、どちらかにズバッと切り分けられるものではなく、その途中の段階というものがあります。ですから、いつ治療を開始するかが問題なのです。 今までの十分なデータがそろった上での点眼開始の判断なら、それに従うのが良いと思います。全く自覚症状の無い今の状態を維持するためですので、眼圧を下げるのは悪い選択ではないと思います。但しきちんと経過観察が出来るのであれば、もう少し視野が欠けたらとか、もう少し眼圧が上昇したらとか、先延ばしする事はできると思いますが、どちらにしても点眼開始時点の状態を維持するのが精一杯ですよ。 一番悪いのが別の眼科で診てもらうことです。今までの経過がわからないまま、適切な判断をすることは不可能です。 ★ご質問は河野眼科ホームページから |
by kounoganka
| 2008-06-17 10:53
| 緑内障
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