アレルギーの点眼は、ずっと続けるのか |
5月25日の投稿で「アレルギー性結膜炎は、治療で治ってしまって治療とおさらばできる病気ではありません。原因物質が目に入れば発症します。治療を続けることで、普通の状態、つまり全く痒くもなんとも無い状態を維持していくことが出来ます。」と書いたのですが、誤解があるといけないので、もう少し書き足しますね。 「アレルギー性結膜炎ですね」と説明したときに 「だったら、ずーーっと目薬を続けなくてはいけないのですか?」と、尋ねられる患者様が多くいらっしゃいます。 はじめは、例えば、抗アレルギー剤と消炎剤の2種類を1日4~5回点さなければならないとしても、そのうちに種類も減って、回数も減って、順調に回復すれば、症状が出たときだけ点眼して良いようになります。 季節性のものなら、ひとまず点眼終了を宣言しますが、通年性のものなら、「症状に応じて」まで行けるはずです。ずーっと同じように続けるわけではありません。 痒みがましになれば、治ったと勘違いして点眼を終了してしまう人が多いようです。徐々に慢性化して治りにくくなることも考えられます。是非とも眼科医の指示通りきちんと治療してください。 ★ご質問は河野眼科ホームページから |
by kounoganka
| 2006-05-28 10:29
| アレルギー
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