視野測定を受ける時の心構え |
Q 視野検査についての質問なんですが、最近、弱い光に対し感度が弱くなり、出だしで弱い光にあまり反応できないと、以後、視野検査機が、ほとんど強い光しか出さなくなり、弱い光の発現は少なく、そういった強い光だと確認しやすい状態です。 検査の係の人には、「見えるか見えないか、はっきりしない光、はボタンを押さないで」 と言われますが、、 質問は、弱い光で一瞬な場合、はっきり見えたか、自信がないので、押さない方が良いんでしょうか? 実は、弱い光だと、確認しづらく神経を使うため、強い光のみの検査だと、すごく楽なんですが、宜しくお願いします。 A 本当にそのような状態なら、視野は徐々に悪化していると判定されているでしょうね。その結果、必要のない無駄な薬を使わされているかもしれません。 自動視野計の検査は、例えば視野中心から半径30度の範囲の格子状に並んだ76点の正確な感度を調べるものです。弱い光でもボタンを押した場所は感度が高く、強い光でないと押さなかった場所は感度が低いと判定されます。強い光でも押さない場所は感度0です。ですからやるべきことは唯一つ「光ったと感じたら押す」という事だけなのです。 余計なことを考えていたら正しい測定が出来ません。光ったと感じたら速やかに押す。迷ってはいけません。弱い光が一瞬光ったら必ず速やかに押す。1~2秒考えてから押したりしないようにしてください。1~2秒考える必要があるほど曖昧なら、押さないでください。時間が経ったら次の測定点の計測になってしまい、判定結果が出鱈目になります。 「見えるか見えないかはっきりしない光は、ボタンを押さないで」 という無責任な言葉に惑わされないように。その言葉は、「見えていないのに光ったような気がした場合は押さないで」という意味です。はっきりしなくても、ぼんやりしていても光ったのなら押してください。自信が50%なら必ず押してください。自信が10%なら押さなくていいです。自信が30%なら・・・押すか押さないか自分で決めておいてください。 ★ご質問は河野眼科ホームページから
|
by kounoganka
| 2018-10-16 12:06
| 眼科検査
|
<< 運転中の残像 | 眼球打撲、外傷性白内障の術後のこと >> |