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河野眼科ホームページに寄せられた目に関する質問や相談にお答えするページです。なお、コメントを付けることはできません。河野眼科ホームページからお願いします。
by kounoganka
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湾曲して見える


軽度の緑内障があるため、2年ほど前から定期的に眼科へ通っています。他には、強度近視、飛蚊症、光視症などの症状があります。

6年ほど前に片目だけで縦線、横線、縦横の交差部分を見ると、やや湾曲していることに気づき、眼科を受診しました。
・右目で見ると、縦線がやや右に湾曲、線が交差する部分が完璧な直角に見えず、やや右寄りに 湾曲している。
・左目で見ると、縦線がやや左に湾曲、線が交差する部分が完璧な直角に見えず、やや左寄りに 湾曲している。
・アムスラーチャートで確認すると、見本のような真ん中の欠損や歪みはないが、凝視すると歪 んでくるように見える。
眼科を受診し、散瞳ありの眼底検査、OCT検査を受けましたが、変な膜もないし特に問題なしと言われ、それ以降気に留めていませんでした。

一週間ほど前に片目の見え方チェックをしてから、何となく気になりだし、眼鏡、コンタクト、裸眼(ぼやけるので至近距離で確認)でも確認しましたが、同じように見えました。 これは錯視の一種と考えてよろしいのでしょうか? 毎日見え方のチェックをしていたら、歪んで見えてくるような気がして、疲れてきています。 一か月ほど前に、飛蚊症が気になり、散瞳ありの眼底検査で特に問題ないといわれています。

毎年人間ドックでの眼底写真も受けてますし、緑内障のため時々視野検査とOCT検査も受けています。 (最後にOCT検査を受けたのは1年以上前ですが。) 来月に定期検査を受けに眼科へ行く予定なので、先生に質問してみようかと思いますが、錯視なのか眼に異常があるのか心配になってきています。 ちなみに、散瞳なしの眼底検査で黄斑変性症などはわかるものなのでしょうか?2か月に一度眼科へ通っているので、何か病気があったらわかるかな?と軽く考えていました。


錯視でもないし、目に異常があるわけでもありません。

視機能は10歳ぐらいまで成長し、網膜の各部と脳の各部の対応もその頃に完成します。網膜のある位置が刺激された場合は、脳も特定の場所が興奮し特定の位置に物が見えると判断します。この状態でアムスラーチャートを見ると、寸分の狂いも無くきっちり正確に見えます。と言うより、この時の見え方が寸分の狂いも無い正常な見え方だと脳は認識してしまうのです。

近視の場合、眼球は軸方向に延長し、近視が強くなっていきます。普通は、黄斑を中心にバランスよく延長し、網膜も全体に均等に伸展し、湾曲して見えるような事は起こりません。ところが強度近視の場合、必ずしも網膜が均等に伸展するとは限らないのです。例えば視神経乳頭を中心に延長した場合は、黄斑の耳側と鼻側で網膜の伸ばされ方に違いが起こり、見つめたものの右と左で長さが違って見えたり、連続したものが湾曲することもあります。網膜が伸ばされる程度が大きいほど、そこに写った物は小さく見えるのです。

具体的に、黄斑と視神経乳頭の間の網膜が伸展した場合、見つめたものの外側が小さく見えます。右目でアムスラーを見たと考えると、左の四角より右の四角が小さくなり、全体として連続して変化しますので、中央の縦線は「く」の字のように湾曲します。ご相談の表現がよくわからないのですが、この通りならこの説明の通りでしょう。

いろんな伸展のパターンがありますので逆のパターンも考えられます。また、眼軸長の伸び方によっては、網膜面の傾きが変わり、大きさが変わって見えることもあります。プロジェクターでスクリーンに映像を投影する時、斜めに投影すると大きく映ってしまうのと同じです。

ちなみに、散瞳なしの眼底検査でも黄斑変性症などは分かります。散瞳すればもっと分かります。OCTを使えばほぼ確実です。けれどもOCTを使っても診断しかねる所見もありますし、OCTを使っても判断できない医師も少なからず存在します。

★ご質問は河野眼科ホームページから
by kounoganka | 2018-05-12 14:20 | 何かが見える
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