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河野眼科ホームページに寄せられた目に関する質問や相談にお答えするページです。なお、コメントを付けることはできません。河野眼科ホームページからお願いします。
by kounoganka
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眼球圧迫


突然すみません。私はどうもイライラした時など自分を傷つけたい気持ちが湧くみたいで、眼球をギューっと強く圧迫してしまう癖があります。5分以上も頭の奥まで痛みを感じながら眼を強く押し続けていたこともあります。

何とか今は無事ですが、長時間圧迫することですぐ失明に至ったりなどはありますか?何かで読んだのですが、30分ほどで網膜動脈閉塞症に陥るとか。網膜の血流が止まる、など。

なかなかすぐにはやめられない癖ではあるのですが…どうか教えてください。


「頭の奥まで痛みを感じながら眼を強く」押すと、眼圧は凄いことになって、普通10~20程度のものが例えば150mmHgとかの眼圧になります。手首の脈の触れる部分を触ってみてください。その脈の強さが水銀を押し上げる力が血圧で、例えば120mmHgです。指先で簡単に堰き止めることが出来ますが、その程度の圧力なのです。眼球を圧迫し150mmHgの眼圧になったら、眼球の外から血圧によって入ってくる血液は、それより圧力の高い眼球内に入れなくなります。脳の神経細胞は4分の虚血で死に始めると言われています。視細胞もそこまで早くないと思いますが虚血で死んでいきます。ですから「30分ほどで網膜動脈閉塞症に陥る」というのも、十分有り得る話なのです。

ところが、そういうことが起こらないような仕組みが眼球には備わっているのです。眼圧は目の中にある房水という水の循環で調節されています。房水は眼内で血液から作られ隅角にあるシュレム管から眼外に排出されます。作られる量と出て行く量のバランスで一定の眼圧に保たれています。眼球を圧迫して眼圧を高めると、小さな出口であっても房水の排出量は多くなり、上昇した眼圧は下がってきます。

こんな実験をしたと考えてみてください。頭を固定し、眼球を押さえる道具を使って眼球を1センチ凹ませる状態で固定すると、初めは一瞬で眼圧は上昇するでしょうが、そのうち房水が排出されて元の眼圧に戻ります。押さえたままで正常眼圧になるのです。上昇したままにはならないのです。また、道具を外すと一瞬で眼圧は0になり、そのうち元の眼圧になります。

しかしこれで安心は出来ません。指で押さえるという行為は、1センチ押さえて止めておくというものではありません。眼圧が下がれば無意識のうちにさらに指を押し込んで同じ圧力を維持しようとしますので、高眼圧は解消されません。押さえている時間だけ高眼圧が維持されるのです。繰り返すと緑内障になる危険もありますし、長時間行うと動脈閉塞と同じ状態になる可能性もあります。また、押さえるのをやめて眼圧がゼロになる時に、網膜剥離や眼底出血を起こす心配も新たに発生します。

★ご質問は河野眼科ホームページから
by kounoganka | 2017-03-29 08:33 | その他の疾患
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