「絶対に大丈夫」なのに心配 |
Q 正常眼圧緑内障で、右目が中期、左目が初期で、ミケランの点眼を開始しました。治療開始より数年間はほぼ視野に影響は出ていませんでしたが、1年前の視野検査で右目に悪化が見られ、ミケランのみ→ミケランとキサラタンに変更。そして1年後の最近受けた検査で、私が不安がったこともあり、念のためということで、ミケラン、キサラタン→アゾルガ、キサラタンに変更しました。左目はほぼ欠損なしで変わらずです。 緑内障の診断後、点眼はずっと真面目に行っていましたが、1年前の検査後にこのままでは50-60歳で失明するかもと言われ(いつもの担当医ではなく、別の医師の診察、発言)、ちゃんとやっていたのにとかなりショックを受けました。 OCTも年1回ほど撮影していますが、先日撮影したものが診断時に撮影したものより両目共に黄色の部分が増えていた=悪化している?と思われ、先生に聞いたところ、初期診断には役立つが経過や悪化はOCTではあまりよく分からない、視野検査が重要と言われました。 視神経の損傷と視野の悪化にはタイムラグもあるため、治療開始前の分が今出ているとも考えられるとの説明を受けています。眼圧も治療前が15-16のところ11程度に抑えられており、視野検査結果も体調などでばらつきがあるので、あまり振り回されないように、そこまで辛いならそんなに悪化しないから1年くらいほっといて病気のことは忘れなさいと言われました。先生はまだ緑内障の段階としては早いし、絶対に大丈夫とは言ってくださいますが、歳も若いので寿命の前に失明するのではと非常に不安です。 OCTで経過を見る医院も数あるようで、セカンドオピニオンを兼ねて他の病院に行くか迷っていますが、行くべきでしょうか? また、右目に軽い乱視があるのですが、コンタクト装用時は乱視矯正なしで視野検査を受けています。先生はこの程度の乱視では結果に影響ないとの事でしたが、私は光がブレて見辛いこともあると感じています。乱視も検査結果に影響するのでしょうか?次回はコンタクトなしで検査を受けようと思っています。 A ずーっと診察を受けている医師の言う事と、初めて診察した医師の言う事のどちらを信用しますか。もちろん前者ですよね。前者が低能な医師で後者が神様なら話は別ですが。 セカンドオピニオンにしても、少ない情報で的確な診断を下せるはずがありません。特に緑内障の視神経の変化などは、今までの経過の情報なしでは今後の予測は不可能です。 コンタクトを入れての視野検査での問題は、乱視矯正していないことではなく、瞬き直後のレンズの動き、一点注視時のレンズの乾燥による曇りなどで、見えたり見えなかったりすることなのです。コンタクト無しの方が安定した結果が得られるでしょう。 ★ご質問は河野眼科ホームページから |
by kounoganka
| 2016-10-11 17:17
| 緑内障
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