老眼ですよ |
Q 私は普段、乱視と近視があるのでメガネをかけています。矯正した状態では左の方が若干よく見えるのですが、近くの小さい文字を見ると右の方が若干よく見える気がします。これは老眼からくるものなのでしょうか?裸眼だと目が悪いんでよくわからないのですが近付けると文字は見えますが左右の違いは分かりませんでした。 後、老眼になったら近くを見るには緩めに矯正したメガネだと使いやすいんでしょうか? A 老眼は相対的なもので、20歳の人は10歳の子供より老眼です。ですからあなたが何歳でも近くが見えにくいのは老眼によると言えます。 例えば40歳の人は4ジオプターの調節力を持っています。どういう事かと言うと、∞が見えるように矯正した場合に、近くは25センチまでピントを合わせる事が出来るということです。∞と25センチの差が4ジオプターなのです。 その4ジオプターの調節力を持つ人に、例えば1メートル先までピントの合うメガネを掛けてもらうと、近くは20センチまでピントが合います。つまり1メートルと20センチの差が4ジオプターなのです。 上のように左右を矯正すると、ご質問のようになります。 老眼が進むとは調節力が小さくなることで、調節力が2になったら、∞から50センチまでしかピントが合いません。手元の細かいものは見えません。その目に、遠くが1メートル先までしかピントの合わないメガネを掛けてもらうと、近くは33センチまでピントが合うことになり、少し手元が見やすくなります。使いやすいかどうかは使い方次第でしょう。 ★ご質問は河野眼科ホームページから |
by kounoganka
| 2015-08-25 15:58
| 視力・斜視
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