眼科の病気ではありません |
Q 視線(視野)で20年くらい、苦しんでいます。 例えばパソコンで仕事をしている時、正面を見ているが左右方向に並んで座っている人のほうにもぼやけた感じで視線が行き、正面及び、パソコンからはみ出た部分から見える人にも視線が行きます。そして、正面でも、左右でも5mくらい離れた人が立ち上がったりしても、その人のほうに視線が行きます。たぶん、視野の全域を常に見ようとしているのか、目を酷使しているしつらいです。 電車にのって座っていても、両隣の人に視線が行きますので、必ず目を閉じます。つり革につかまり、本を読みたいこともありますが、読むと本からはみ出る部分に視線が行き、集中できないので、基本的に目は閉じています。 車に乗れば、助手席は気になるし、後部座席はバックミラー越しに常に視線が行ってしまい、運転していて気持ちが悪くなります。 何軒か、眼科にも数年通い、同じような検査を繰り返し、眼鏡をかけたりプリズムのみ入れたりしたものの、目に問題ないということであきらめられ、結果両眼1.5の視力が0.6位まで落ち込みました。現在、眼鏡をかけるとさらに目に負担がかかる為、眼鏡は着用していません。どのようなところでみてもらえれば改善される可能性があるのでしょうか?また、病名はあるのでしょうか? A 視力が下がったというのは、近視でしょうか。これは仕方が無いですね。必要に応じて眼鏡をかけましょう。「目に負担がかかる」んですか?大丈夫ですよ。 ご相談の内容は眼の病気とは一切関係ありません。視界にあるものが気になりつい目を遣ってしまう。それを目の酷使だと思い、そのことに罪悪感を持っているという状態のようです。じーっと一箇所を見つめ続けることは、毛様筋が凝り固まる可能性もあり目の酷使になりますが、時々それ以外に視線を移すことは眼筋や毛様筋がリラックスできて、むしろ眼にとっては良いことです。誰でも自然にやっていることです。一箇所に集中することの方が危険です。 「強迫神経症」で検索してみてください。解決法が見つかるかもしれません。受診するとしたら精神科でしょう。 ★ご質問は河野眼科ホームページから |
by kounoganka
| 2012-11-01 10:16
| 視力・斜視
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