視野検査の頻度 |
Q 私は8年前から高眼圧症のために眼科で定期健診を受けています。治療はしておりません。 今のかかりつけの先生は、眼科専門医の先生でとても親切で丁寧な先生ですが、精密眼圧検査と眼底検査は3ヶ月ごとに検査して下さいますが、視神経は全く正常なので視野検査は2年に1回で十分だとおっしゃいます。外来時の平均眼圧は17~21くらいです。 しかし、雑誌などを見ると半年から1年に1回は必要と書いてあります。やはり一般的には視野検査は1年に1回は受けるべきでしょうか? 河野先生はどのようにお考えでしょうか? A 指示通り2年に1回で十分だと思います。良心的な先生にめぐり合ったと思います。 高眼圧症にもいろいろあります。 視神経、視野などに全く異常なく、眼圧がたまに20を超えるもの。 視神経、視野などに全く異常なく、眼圧が頻繁にに20を超えるもの。 視神経、視野などに全く異常なく、眼圧がいつも20を超えているもの。 以上の3つは緑内障ではなく、全く正常といっても良いものです。 視神経に少々の異常と思われる所見があっても、視野に異常がなければ高眼圧症で経過観察するのが普通です。 視神経に明らかな異常所見があっても、視野に異常がなければ高眼圧症で経過観察する場合があります。 視神経に異常所見があり、視野にわずかな異常があっても高眼圧症で経過観察する場合も考えられます。 文面から察するに、「視神経、視野などに全く異常なく、眼圧がたまに20を超えるもの」だと思われますので、妥当な診療内容だと思います。しかし眼科によっては「半年から1年に1回は必要」と誰にでも濃厚な検査をするところもあるようですよ。 ★ご質問は河野眼科ホームページから |
by kounoganka
| 2011-09-21 09:29
| 緑内障
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