パソコンと近視・ドライアイ |
Q わたしは昨年、大学を卒業し、会社勤めをしています。その仕事で、ほぼ一日中パソコンに向き合っています。 心配なのは、私が現在両眼とも-7Dの強度近視で、まだ度も進んでいる点です。(メガネは小学4年生からかけはじめました。)最近になって強度近視は失明につながる目の病気になりやすいと知り、怖くて仕方がなくなりました。パソコン仕事でこれからもどんどん近視が進むのなら、せっかく就職できたのですが、転職も仕方ないのかと悩んでいます。 今の時代、わたしのように仕事で一日中パソコンを使う人も多いと思いますが、やはりこのような環境では近視がどんどん進みますか?1時間ごとに休憩をはさむことなどはしていますが・・・ 河野先生のお考えをお聞かせ願えましたら幸いです。 A -7Dならやや強い近視という程度です。小学4年からということですので、失明に繋がるような病的な近視ではなさそうです。しかし、その年齢では近視はまだ少しは進みます。でも-10.0Dまで行くことは無いと思います。 パソコンは近視の進行とは関係ないと思います。ピントが合わないほど近い距離で長時間見ているのでない限り、影響は無いと考えてください。もし心配であれば、パソコン作業をするときはゆるい度数のメガネを使用されてはいかがでしょう。例えば-7.0Dの近視の人が-5.0Dのメガネを使用すると50センチ先までしかピントが合いません。つまり50センチ先にモニターがあれば、仕事中に遠くを見る訓練をしているのと同じ事になります。(望遠訓練は近視の進行の予防になる?と言われているようです) それよりも、ドライアイに注意してください。瞬きもせずにパソコンモニターを見続けていませんか。それが続くと角膜が乾燥して、更に進行すると涙の量が少なくなり角膜は傷だらけになってしまいます。最低10秒に1回は瞬きをして下さい。 ★ご質問は河野眼科ホームページから |
by kounoganka
| 2011-01-05 11:58
| 視力・斜視
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