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河野眼科ホームページに寄せられた目に関する質問や相談にお答えするページです。なお、コメントを付けることはできません。河野眼科ホームページからお願いします。
by kounoganka
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子供に見える不思議なもの


アメリカに住んでおります。7歳の息子の目について質問をさせてください。今年の2月、「光が左からやってきて、ちょっとチクンとした」と言っていました。それ以来、視野に何か模様が見えるようになりました。こちらの小児眼科で検査をしてもらいましたが、眼科的には特に異常はないと2軒の医者に言われました。小児科医も、見えるものがあっても生活に異常をきたしていないのなら、気にすることはないといいました。

症状としては、
1.学校で国旗を見上げる時に、必ず波のようなものが見える。
2.見えるものの形は、変化があり、目の動きと一緒に動くわけではない。
3.見えるものの形は、大きいXだったり、ぐるぐると渦を巻いていたり、網目模様だったりする。
4.色は、透明だが、たまに虹色が見える。
5.普段の生活には問題が無く、本人が意識してみないと見えない。
6.明るいところより暗いところの方が模様が沢山見える。本人が驚くくらい沢山らしいです。そして、目をつぶっても、同じように沢山見える。
7.トランポリンでジャンプしたとき、目の中で、縄跳びの縄のようにびゅんびゅん線が動いた。

目のことばかりに気をとられていたのですが、視野に何か見えるようになる少し前に、頭の中で「ちゃぽん」という音がすると言っていました。風邪の時期だったので風邪かと思っていましたが、頭痛がすると言ったこともあったのを思い出しました。その後、頭痛に関しては、息子はたまに額の右側が痛くなることがありますが、一晩寝たり、しばらくすると治ります。

症状が出た当時は、大人用のトランポリンでずっとジャンプしつづけていて、症状が出た後でしたが、「ジャンプした時に頭が、人とぶつかった時みたいに痛かった」といったこともありました。2歳7ヶ月の時に熱性痙攣になり、一瞬土色になりました。赤ちゃんの頃、喜ぶので、高く放り投げたりしたかもしれません。また、症状の出た1週間ぐらい前に、子供が投げた木の実が息子の目に当たったことがありました。

息子が模様のことを気にしていないので、あまり聞かないようにしていましたが、今日久々に模様のことを聞いたら、
1.模様は相変わらず見える。
2.模様が多い日と少ない日がある
3.今日は多い日で、はじめは横線がたくさん、1度目を閉じた後みえたのは、3本線のV(ブイ)、また目を閉じた後は、縦線、と、模様は毎回変わるそうです。
4.手元を見たときと、テーブルの反対側の椅子を見たときでは、近い方が点々のみ、テーブルの反対側の椅子を見たときは、サンドイッチ構造で、並んだ縦線が上下にあり、真ん中は点々が見えると言いました。
5.模様は、左右のサイドを見るときは見えにくく、顔の前というか視野の中心の方にあるそうです。(首を回しても、同じく、向いた方向の視野のの中心にあるそうです)

網膜はく離とか、ぶどう膜炎とか、網膜裂孔、滲出性網膜炎《コーツ病》など、もしかして・・と、考えたりもしますが、このような症状なら、2人の専門眼科医が見つけられないはずもないと思ったり、脳神経外科の領域なのかと思ったり、気を揉む毎日です。心配しすぎは息子にとってよくないと思いつつ、元通りの目にしてあげられるならしてあげたいと思ってしまいます。


生理的飛蚊症の一種でしょう。似たような症状の子供を何人か診た事がありますよ。変化が無ければ放置するしかないと思いますし、心配する必要も無いと思います。

目の中央部には硝子体という物質が詰まっています。卵の黄身のすぐ外側の硬い方の白身と同じようなもので、多くの繊維を含んでいます。透明な液体の中に屈折率の違う透明な繊維が詰まっていますので、液体と繊維の境目で光が屈折し虹色が見えることもありますし、透明であっても形が見えたりします。しかしここまでは、敏感な人や注意深い人にしかわかりません。一般的には、硝子体の中に点在する糸状や点状の濁りが光の加減で見えます。これらをひっくるめて生理的飛蚊症といいます。繊維や濁りの場所は大体決まっていますが目を動かすと一瞬遅れて動き、静かにしているとゆっくり元に戻ります。

「トランポリンでジャンプしたとき、目の中で、縄跳びの縄のようにびゅんびゅん線が動いた」という症状は特殊な感じがしますが、これは「視運動性眼球運動」というもので説明がつきます。走っている電車の窓から外の景色を見ていると、目は景色を追っては戻るという左右の動きを素早く繰り返します。あるいは回転椅子に座って回転したときにも同様のことが起こります。トランポリンは縦方向の動きですから、やっている最中に見ているものによって眼球も縦方向に往復運動し、硝子体も一瞬遅れて動きを繰り返し、飛蚊症が縄跳びの縄のような動きに見えることも考えられます。

「はじめは横線がたくさん、1度目を閉じた後みえたのは、3本線のV(ブイ)、また目を閉じた後は、縦線」というのも、目を閉じたときには眼球が上転するために、そのたびに濁りあるいは繊維の配置が変わるためでしょう。近くを見た時と遠くに目をやった時で変化するのも、視線を変えたことによる目の動きの影響です。

頭痛等は関係ないと思いますが、木の実が当たったことは関係ありかもしれません。打撲によって後部硝子体剥離という状態になり、硝子体自体の動きが大きくなったために動きを認識しやすくなったのかもしれません。これであったとしても治療の必要はありません。

★ご質問は河野眼科ホームページから
by kounoganka | 2010-07-29 00:02 | 何かが見える
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