飛行機下降時の痛み |
Q 先日出張に行った際、往復で飛行機に乗ったのですが、飛行機が着陸のために高度を下げていった時、右目に異常な痛みが起こり、目を開けて居られないほどでした。始めはちりちりとした痛みが部分的に起こり、それが右目全体に広がっていくような感じでした。また、上昇中は何の痛みも起こりませんでした。 これまで何度も飛行機に乗った際には、このような症状は起こらなかったのですが、今回初めてこのような痛みを経験しました。飛行機内の気圧が関係しているかもしれませんが、どのようなことが考えられるでしょうか? A 巡航中の機内は0.8気圧ぐらいに保たれています。下降中は徐々に気圧が上がりますので、鼓膜が外から押されてツーンとなったりします。眼球も周りから押されて、一時的には眼圧(眼内圧)も上昇すると考えられます。しかし、たとえ眼圧が2割上昇したとしても普通は何も感じませんし、短時間ですので視神経にも影響しません。 おそらくその痛みは、眼圧の上昇のためではなく、眼球が気圧の上昇を感じたため(??)だと思います。あるいは、目の周り、まぶたとか眼球の後の組織、周囲の骨などが気圧の変化で何らかの変化を起こし、それを神経が敏感に感じ取っただけかもしれません。大丈夫とは思いますが、ご心配でしたら眼科受診した方が良いでしょう。 ★ご質問は河野眼科ホームページから |
by kounoganka
| 2009-09-11 11:46
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