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河野眼科ホームページに寄せられた目に関する質問や相談にお答えするページです。なお、コメントを付けることはできません。河野眼科ホームページからお願いします。
by kounoganka
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タグ:眼圧 ( 41 ) タグの人気記事

ノンコンで高眼圧


眼圧についてお尋ねします。

私は強度近視と乱視のため約5年程前から眼科で定期的に受診しています。その際、毎回のように空気式眼圧測定で左右25前後の測定値が出でしまい、診察室にて点眼麻酔をしもらい青い光をみる直接式眼圧測定をしてもらう事になります。直接式では左右17前後です。

主治医の先生は「毎回いつも緊張しているのね。直接式では正常範囲だから大丈夫」とおっしゃって頂いて高眼圧とはいわれず眼圧下降の目薬も処方されていません。

頭では直接式眼圧測定で正常範囲なら心配する事は無いと分かっているのですが、毎回検診に行く度に空気式で高く出でしまうことが不安です。苦手意識で上手く目が開けれなくなってきているように思います。

私のように空気式眼圧測定が毎回高く出る人は割と多いのでしょうか?直接式眼圧測定が正常範囲なら毎回空気式が高く出ても高眼圧症を心配しなくても良いでしょうか?眼圧に対して敏感になっているので回答して頂ければと思います。お忙しい所すいませんが宜しくお願いします。


無視して結構です。ノンコン(空気式眼圧計)はあなたが実体験しているように出鱈目です。

「眼圧に対して敏感になっている」のなら、当ブログの「緑内障」タグの記事を100個ほど読むことをお勧めします。あるいは「ノンコン」でブログ内検索してください。

ちなみに、眼圧下降の目薬が処方されないのは、眼圧が低いからではなく緑内障でないからです。

★ご質問は河野眼科ホームページから
by kounoganka | 2017-03-16 14:09 | 緑内障

緑内障の考え方


飛蚊症の症状があったたため、自宅近くの眼科クリニックを受診したところ、右が初期、左が中期の正常眼圧緑内障と診断されました。治療開始前の眼圧は、両眼とも10.5~13.0でした。

 トラバンズ、コソプトを点眼していましたが、視野進行(右マイナス1、左マイナス2.7)が認められたため、○○大学病院での精密検査を紹介され、強度の近視による緑内障との診断で、上記の点眼薬にアイファガンが追加となりました。

 その後、掛かりつけの眼科クリニックに戻り、治療を続けていますが、クリニックの男性医師は、「視野進行は止まるだろう」とのことですが、同じクリニックの女性医師は、「もう少し様子を見ないとなんともいえない」とおっしゃっています。視野は3ヶ月に1回の検査で、2年以上測っています。

 現在、眼圧は両眼とも10.5~11.5と上がらず下がらずで推移しています。強度の近視が要因であれば、視野進行はないと思うのですが、どちらの医師の話が正しい判断なのでしょうか。大学病院では、「近視は進行することはあるだろう」としか言われていません。

 また、眼圧が原因ではないのに、このまま点眼薬を続ける必要があるのでしょうか。どうかよろしくご教示ください。


難しい問題ですが、点眼を続ける必要があります。緑内障というのは、眼圧を下げれば進行が止まる、または遅くなる病気なのです。いかなる原因であっても、眼圧を下げることが治療の第一選択です。ですからその緑内障が「強度の近視が要因であれば、視野進行はない」というのは間違いです。

もし「強度近視の変化だけで緑内障の変化はない」という診断であれば、眼圧を下げる必要はありません。それを確認するために大学病院へ紹介されたんじゃないでしょうか。その結果、緑内障だと確認できたために点眼の追加もされたのでしょう。

一般的に、正常眼圧緑内障というのは原因不明の病気なのですが、ある程度、原因が推測されているものがあります。その中で、強度近視によるものは、眼軸の延長によって網膜が薄くなることに加えて、視神経乳頭部に曲げようとする力が加わって、つまり物理的な要因で循環不全を起こし視神経が変化を起こすと考えられます。電源プラグとコードの境目を強く曲げると断線しやすくなるのと同じと考えられます。原因がそれであっても、眼圧を下げることで、内部からの圧力による機械的損傷を抑えることで進行が抑制されるなら、緑内障として降圧することは理にかなっています。

少し発想の転換をして、下のように考えると判りやすいかもしれません。あくまで「考え方」ですので数値はあてになりません。

緑内障は色んな要因で視神経に損傷を起こす病気です。その代表的な要因が眼圧です。眼圧が高いほど視神経は損傷します。その影響力を数値(ここではAとします)で表すと眼圧7mmHgならA=1、10mmHgならA=2、15mmHgならA=3、20mmHgならA=5、30mmHgならA=10、50mmHgならA=20、というように考えてください。

年齢も大きな要因です。10歳ならB=0、20歳ならB=1、40歳ならB=2、50歳ならB=3、60歳ならB=4、70歳ならB=5、とでも思ってください。

実は血圧も関連しているのです。収縮期血圧が100ならC=2.5、120ならC=1.0、130ならC=0.5、140ならC=0、というように血圧が低いほど緑内障は起こりやすいと言われています。

遺伝も影響大です。血縁に全く緑内障が無ければD=0、父方のみに複数の緑内障があればD=2、両親とも緑内障であればD=7ということにしてみましょうか。

目の運動は実は緑内障には悪影響があります。目を上下左右に大きく動かすと、視神経と眼球の接続部分が横に引っ張られ損傷を起こすことがあると考えられます。そのような運動をしない人はE=0、する人はE=1、常習する人はE=2。

化学調味料のグルタミン酸ナトリウムも悪影響があるとする説があります。摂取量の蓄積によってF=0~4ぐらいまであると思ってください。

問題の近視です。正視の人はG=0、-3DでG=1、-5DでG=2、-10DでG=4、-20DでG=7、とでも考えましょう。実際には眼軸長で決まるのですが、わかりやすいように屈折度数です。

その他の未知の要因をHとして0~5ぐらいと考えます。

A+B+C+D+E+F+G+H が10を超えるようなら緑内障になる、または進行するでしょう。

という風に考えれば、要因の一つとしての眼圧を下げることに意味があると納得できると思います。

★ご質問は河野眼科ホームページから
by kounoganka | 2017-03-16 11:45 | 緑内障

繰り返すポスナー

あまりに長文なため返事が遅くなりました。また、あまりに長文のためかなり短縮しています。

片目がポスナーシュロスマン症候群で眼圧の上昇を繰り返しています。大学病院等で治療しており、サイトメガロウイルスと落屑が原因と聞いています。視野検査では未だ異常無し。視力は両目1.2です。

頻繁に眼圧が上がるなら外科的治療を…と先生はおっしゃるのですが「でも視野検査異常無いんだよね」とも言います。どうも視野検査で異常が無い事で対症療法とならざるを得ない様子です。私の方から、視野の異常が急速に進んだ場合、異常が無いとはいえ、リスクが高い状態なら予防的処置はできないですか?それが外科的なものかは別として、と話した事があります。先生は、悩みながらも、次に眼圧コントロールが効かなくなったら考えましょうか、とおっしゃいました。

私のような状態で、今後どのようなアプローチが最善と思われますでしょうか。症状は特に無く、視野ももちろん、OCT写真も緑色を示しています。人生の後半で片側の視力を失ってもなんとか生きてはいけると思いますが、そうなった時に、後悔する事の無い選択をしたいと思っております。

先生のアドバイスを頂戴し、今後の大学病院での受診時に自分なりのアプローチができればと切に願っております。どうぞ宜しくお願い致します。


視野に異常がないのなら急ぐ必要はないと思います。主治医の言うように眼圧のコントロールが出来なくなってから考えれば良いと思います。十分な診療を受けている状態ですので、部外者の意見は参考にならないと思いますよ。主治医とよくご相談ください。

★ご質問は河野眼科ホームページから
by kounoganka | 2017-01-13 12:08 | 緑内障

下がらない眼圧


何度かご相談させていただいている緑内障治療3年目の者です。親切に回答していただき本当にありがとうございます!いつも先生のブログを拝見しておりますが、今回他の方の質問でとても似ている内容のものがあり、私も大丈夫かと不安になり、また質問させていただきました。

現在右目中期、左目初期、治療開始時も同じくらい。眼圧は点眼前両目14でした。最初はキサラタンで、すぐにザラカムに変更。昨年の12月にエイゾプトが追加になり、今月は右目だけグラナテックが追加になりました。

点眼しても、10~12の間をいったりきたりであまり眼圧が下がらないみたいで、先生は将来のことを考えて先手先手でいきましょう!っていうことで追加しますとのことでした。視野検査は進行してる感じはないようですが、私がすぐ落ち込むので、先生も悪いことはやんわりと伝えてくれます。毎日きちんと点眼してるのに、もう4種類になってしまいました。

治療を始めてまだ3年目なのに4種類というのがとても心配です。緑内障の治療法としては珍しいことではないのでしょうか?正常眼圧緑内障なのですが、点眼前が14だと点眼後の理想の眼圧はどのくらいでしょうか?また、この3種類の点眼の適当な順番を教えていただきたいです。宜しくお願い致します。


点眼が多いのは特に珍しくないのですが、それだけ使ってもあまり下がらないのは不安ですね。測定する時点以外の時間帯には低下していると考えられますので、あまり気にしなくても良いのではないでしょうか。治療開始時と比べてもあまり進行していないという事ですので、もう十分な効果が出ているのではないでしょうか。

普通、この状況なら目標とする眼圧は10ぐらいだと思うのですが、10以下であれば大丈夫かというと、それも後からでないとわからないのです。また、診察時はいつも低いのに夜中に高眼圧になっているようなこともあり、24時間の日内変動を調べなければ、どの時間帯に眼圧を下げるべきなのかわかりません。こういう条件なら目標眼圧は○○、という風にきっちり決められたら非常に楽なのですが。

また逆に、視野に悪化が見られないことから考えて、本当は眼圧を下げる必要が無い、という事も考えられます。以前に眼圧が高く視神経に影響していたが、その後なぜか、自然に眼圧が下がり影響がなくなっているかもしれないのです。

点眼の順序の指示が無いのならば、間隔をあければどうでもよいと思います。念のため、主治医の方針もありますのでそちらでお聞きください。

★ご質問は河野眼科ホームページから
by kounoganka | 2016-12-03 16:41 | 緑内障

点眼をしても眼圧が下がらない


昨年、初期と中期の緑内障と診断され、点眼治療を開始しました。

点眼治療開始前の眼圧が、左右とも10.5~13.0の間(点眼開始前に2回測定)で、両眼ともキラサタン1剤の点眼でした。その後、両眼とも眼圧が十分に低下しない(両眼とも10.0~11.5)ため、平成28年7月から両眼ともザラカムに変更となりましたが、眼圧に変化なく、さらに平成28年9月にエイゾプトが追加になりましたが、両眼とも10.0から低下することはなく、10月の視野測定で、視野の狭窄が進行してること指摘を受けました。

MDのグラフを主治医から示されても、特に左目が進行していることが分かりましたが、主治医からは、「目薬点してます? もう少し様子見てください。」といわれており、毎月の眼圧測定と、3ヶ月に一回のハンフリーによる視野測定を継続することになっています。

もともと眼圧が高くない場合は、さらに眼圧を下げることは難しいとのことですが、点眼薬ではこれ以上下げることはできないのでしょうか。点眼も4剤が限界とのことですが、できない場合は手術となるのでしょうか。手術となる場合、早めに手術ができる病院に移った上で治療を受けたいと思っています。お忙しいところ申し訳ございません。よろしくお願いします。


ザラカムはキサラタン+チモプトールですから、エイゾプトを加えると現在3剤で治療していることになります。それだけやれば普通はもっと下がるものですが、何故でしょう。不思議ですね。ちなみに眼圧計はゴールドマンアプラネーションですよね。まさか空気で測るノンコンではないでしょうね。もしそうであるなら当ブログ検索窓で「ノンコン」といれて検索してみてください。

「早めに手術ができる病院に移った上で治療を受けたい」と申し出て、紹介してもらっては如何でしょう。主治医も困ってられるようですので、嫌な顔はされないと思いますよ。手術が出来る病院だからと言って、必ず手術することになるわけではなく、手術すべきかどうかは、経過を見ながら相談することになります。

★ご質問は河野眼科ホームページから
by kounoganka | 2016-11-19 09:08 | 緑内障

緑内障の進行を止める


緑内障の治療の目標は、調べてみると、緑内障の進行を完全に止める事と、緑内障を緩やかにして、余命を考慮して治療する事の、2つの目標がありました。そこで、進行を完全に止める事が出来ないタイプの場合

1、もし緑内障の進行を完全に止める事が出来ないタイプと判明した場合、なるべく目を使わない(縫い物等)方が、目が長もちするのか?
2、例えば、目薬と手術(SLT)を両方使って、眼圧5ぐらいにすれば、完全に止めれるのか?
3、鍼や灸は効果があるのか?
4、そもそも緑内障の視野進行は、完全に止める事が難しいのか?

大変申し訳ございませんが、宜しくお願いします。


1.物を見るという目の使い方で目が悪くなる事は無いです。
2.緑内障の進行は止まっても、網膜剥離や眼底出血は起こしやすくなるでしょうね。
3.少しは効果があるかも・・・信じる人にとっては・・・
4.難しいでしょうね。本当の原因がわかっていない病気ですので。

★ご質問は河野眼科ホームページから
by kounoganka | 2016-08-25 12:02 | 緑内障

脳動脈瘤


会社の健康診断で左右で視力が違うといわれ、眼科へいきました。眼圧が22で高いと言われ、写真撮ったりはして今のところ大丈夫で、来週目薬を入れて検査をしますといわれました。

私は頭に、視神経付近に2ミリの脳動脈瘤があります。関係ありますか?眼科にははなしました。

今肩凝りがひどく左が痛いとかで頭痛がありロキソニンのんだりしてました。市販目薬をしようして大丈夫ですか?


脳動脈瘤と眼圧とは無関係です。市販の点眼を使いたいのなら、次回眼科受診時にそこで聞いてください。眼科に通院しているなら市販の点眼は必要ないはずですから。

★ご質問は河野眼科ホームページから
by kounoganka | 2016-04-01 16:52 | その他の疾患

眼圧計の精度


飛蚊症持ちで少し増えたような気がして眼科にて受診をした際に、空気が出るタイプの測定器で眼圧を測定してもらいました。最初、左が15で右が11とのことでした。普段、18くらいなので再度測定してもらったろころ18でした。

測定してくださった助手のかたは、瞬きとかがあるので数値変化はありますとのことで、結果は正常値なので、その後、眼底の写真撮影と拡大鏡での眼底検査を行ってもらい、結果は異常無しとのことでした。

異常無しとのことなのでその時は何も思わなかったのですが、11と18だと結構差がありますが、眼圧測定の結果は気にしなくて大丈夫なのでしょうか?


どうでしょう。その結果を眼科医はどう説明しているのでしょうか。そこで気にしなくてもよいと言われたのならきっと大丈夫なのでしょう。眼科医がアプラネーションを使って正確な眼圧を測定してくれなかったのですか。

しかし、同じ眼圧計で連続して計って11と18ですか。ノンコンは所詮その程度の道具だと認識してください。

★ご質問は河野眼科ホームページから
by kounoganka | 2015-12-20 11:48 | 眼科検査

散瞳して眼底検査は必要か


初期緑内障と診断されキサラタンを点眼しています。現在、緑内障専門医として地元では有名な先生に診ていただいています。最新の設備も整っています。ですが、一度も瞳孔を開いての眼底検査と細微灯顕微鏡検査をしていません。先生は、OCT検査で詳しくデータが出るので、必要がないとおっしゃいます。点眼前はアプラでの眼圧が16から21でしたのが、点眼後12から15に下がって先生は十分効果がでているとおっしゃっています。

ですが、私は現在の病院にかかる前の1年間、なかなか緑内障の確定診断がつかず、数か所の眼科にかかりました。その際すべての病院でOCT検査に加えて、眼底検査もしていただいています。その際、視神経乳頭出血が2回見つかりました。

いつも乳頭出血がおきていないか気になっていましたが、OCT検査を半年に一度行い、眼底検査はしていただけないので、出血に気づかないのではないかと思いました。

そこで、他の病院にいってみたところ、眼底検査にて乳頭出血がみつかりました。そこでのアプラでの眼圧も16,17で先生はもう少し下げた方がいいとおっしゃいました。

数日後いつもの病院での計測結果はノンコンで21,19アプラで両目14でした。計った時間帯はどちらも同じです。いつもの病院では、毎回ノンコンでの数値より大幅にアプラの方が低いので気になっておりました。アプラの計測値とノンコンでの計測値がここまで大きく違いがでることはありますでしょうか?また、アプラでの計測値も先生によって違ってくることはありますでしょうか?

キサラタンのみで十分に眼圧が下がっていると思っていたのですが16,17の値がでたことで不安になっております。点眼をしていない1年前に、アプラでの眼圧が16,17の時が一度ありましたので。再び乳頭出血が見つかり、後者の病院に転院しようかと考えております。先生のご意見をお聞かせいただけますでしょうか。


検査内容の違いは、それぞれの眼科医の方針の違いでしょう。余計な検査はせずとも的確な診断を下せる医師もいれば、患者さんの不便も考えず、やたらと散瞳する医師もいますね。当院でも散瞳していない緑内障の方はたくさんいらっしゃいますよ。

「一度も瞳孔を開いての眼底検査と細微灯顕微鏡検査をしていません」とのことですが、視神経乳頭を見るだけなら、若い人なら散瞳は要りません。あるいは眼底写真のことを眼底検査と勘違いしているのでしょうか。しかし細微灯顕微鏡検査をしていないとしたら、何かのミスでしょう。

「すべての病院でOCT検査に加えて、眼底検査も」するのは普通のことです。OCTと眼底写真と眼底検査をした場合、眼底写真は保険請求できませんので、領収書にはOCTと眼底検査が表示されます。実際に眼底写真を撮っていた場合は、眼底写真のことを眼底検査という名前だと勘違いする人があります。

「OCT検査を半年に一度行い、眼底検査はしていただけないので、出血に気づかない」のようなことはありません。診察の度に無散瞳であっても眼底検査をしているはずです。

そんなことより、緑内障にノンコンを使用すること自体が間違っていると思います。アプラと数値を比較できません。「アプラが正確・ノンコンが不正確」ではありません。「アプラが基準・ノンコンは模倣」なのです。両方計っている場合は別にいいのですがノンコンは無駄です。

アプラネーションで正しく計ればそれが正確だということですが、確かに検者によってばらつきがありますし、被験者によって正確に計れないときもあります。同じノンコンを使えば誰が計っても同じ結果だとは思いますが、本当の眼圧だとは確信できません。

1年前の眼圧と最近の眼圧は、数値は同じでも検者が違いますので単純に比較できませんので、下がっていた眼圧が上がったとは言い切れません。また、出血が起こったのは緑内障進行のサインではありますが、眼圧が上がったから即影響したわけではありません。

眼圧を下げて緑内障の進行が止まるのが理想です。しかし、眼圧が下がっているのに進行するものや、効いていたはずの点眼では効かなくなってくることがあるのが、緑内障診療の難しいところなのです。転院すべきだという積極的な理由は見出せませんが、転院するかどうかはご自身で判断してください。メールだけではそれぞれの医師の真意と力量がわかりませんので。

★ご質問は河野眼科ホームページから
by kounoganka | 2015-12-14 17:39 | 緑内障

抗コリン剤の心配


教えてください。原因のわからない片目の高眼圧はありますが点眼していれば正常値です。視野検査も異常なしですが隅角が少し狭いようです。とりあえずは点眼のみでやり過ごしましょうとの事。

問題は抗コリン剤の痛み止めや風邪薬、デパス等なのですが、やはり服用はダメなのでしょうか? 今までは問題なかったし、内科の先生は錠剤のブスコパン程度は良いのではないかとおっしゃるのですが怖くて使えません。胃腸の検査時のブスコパンや鎮静剤は腸癒着のため使わざるを得ませんが、もし急性緑内障発作を起こすとすればいつなのでしょうか? 検査時なのか、数時間後なのか、翌日以降にも可能性があるのか。

発作を起こせば病院へ・・・は、わかっているのですが私は眼圧50くらいなっても自覚が全くありません。自覚症状以外で何か眼圧が上がったのがわかる方法はありませんか? 高眼圧時は瞳孔が開きますか? 開いてたら夜間でも大学病院に行ってもいい程度でしょうか。他に何か見極めがあれば是非教えてください。


抗コリン剤はその作用で瞳孔が広がり、隅角の狭い場合に隅角が塞がれてしまい、緑内障発作を起こすことがあります。ただし狭いからといって起こすとは限らないのです。だから、飲んで大丈夫かどうかは診察した眼科医に聞いてください。今まで問題なかったようですので大丈夫とは思いますが。

抗コリン剤の作用は数時間以内ですので、その間に何も無ければ問題無しです。瞳孔が大きくなりピントが合いにくくなるのが抗コリン剤の作用です。逆に言えば、そのような症状が無いほどの緩い抗コリン剤は全く心配要らないということです。

原因不明の高眼圧で自覚症状が出ないとしても、緑内障発作の場合は何らかの自覚症状は出ます。霧視、虹視、眼痛、充血、瞳孔散大、頭痛、嘔吐など、何か現れるはずです。

>高眼圧時は瞳孔が開きますか?
>開いてたら夜間でも大学病院に行ってもいい程度でしょうか。
いいえ。緑内障発作時には瞳孔が開きますが、眼圧が上がっていなくても抗コリン剤で瞳孔は開きます。

★ご質問は河野眼科ホームページから
by kounoganka | 2015-05-26 18:43 | くすり