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河野眼科ホームページに寄せられた目に関する質問や相談にお答えするページです。なお、コメントを付けることはできません。河野眼科ホームページからお願いします。
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タグ:眼圧計 ( 7 ) タグの人気記事

ノンコンで高眼圧


眼圧についてお尋ねします。

私は強度近視と乱視のため約5年程前から眼科で定期的に受診しています。その際、毎回のように空気式眼圧測定で左右25前後の測定値が出でしまい、診察室にて点眼麻酔をしもらい青い光をみる直接式眼圧測定をしてもらう事になります。直接式では左右17前後です。

主治医の先生は「毎回いつも緊張しているのね。直接式では正常範囲だから大丈夫」とおっしゃって頂いて高眼圧とはいわれず眼圧下降の目薬も処方されていません。

頭では直接式眼圧測定で正常範囲なら心配する事は無いと分かっているのですが、毎回検診に行く度に空気式で高く出でしまうことが不安です。苦手意識で上手く目が開けれなくなってきているように思います。

私のように空気式眼圧測定が毎回高く出る人は割と多いのでしょうか?直接式眼圧測定が正常範囲なら毎回空気式が高く出ても高眼圧症を心配しなくても良いでしょうか?眼圧に対して敏感になっているので回答して頂ければと思います。お忙しい所すいませんが宜しくお願いします。


無視して結構です。ノンコン(空気式眼圧計)はあなたが実体験しているように出鱈目です。

「眼圧に対して敏感になっている」のなら、当ブログの「緑内障」タグの記事を100個ほど読むことをお勧めします。あるいは「ノンコン」でブログ内検索してください。

ちなみに、眼圧下降の目薬が処方されないのは、眼圧が低いからではなく緑内障でないからです。

★ご質問は河野眼科ホームページから
by kounoganka | 2017-03-16 14:09 | 緑内障

本当に眼圧測定をしたのか


先日、「アレルギーと霰粒腫の関係 」で早速ご回答いただきありがとうございました。わかりやすいご説明で大変感謝しています。

さて、続けざまに申し訳ないのですが、今回「診療費請求明細書」をじっくり見てみて、ひとつ疑問に思ったことがありますので、また質問させてください。

検査内容についてですが、以下の三種類の検査が記載されています。
*スリットM(前眼部)
*精密眼底(両)
*精密眼圧

診察内容は、あごをのせる機械で光をあてて目をのぞき、マブタを裏返して観察、そのあと、「少ししみますよ」と言って黄色い目薬を点眼されました。

疑問点は、これで眼圧検査も行なったことになるのだろうか、ということです。というのは、風を眼にあてて検査するのが眼圧検査と認識しているためです。また、眼圧を診る、あるいは眼圧が正常云々というような説明もなかったためもあります。

お忙しいところ恐縮ですが、ご回答いただければ幸いです。


その診察内容がすべてであれば、スリットM(前眼部)と処置の点眼だけです。

麻酔の点眼をした後、青い光を当てながら眼圧計の先が目に接触する検査をしたのなら、それが本当の精密眼圧検査です。

精密眼圧ということで一定の点数(現在82点、820円)で保険請求されるのは、
1.医師が麻酔の点眼をして、細隙灯に顎をのせて測る、ゴールドマンアプラネーション眼圧計
2.医師が麻酔の点眼をして、手持ちで測るアプラネーション眼圧計
3.医師が麻酔の点眼をして、手持ちで測るトノペン
4.医師または職員が手持ちで測るアイケア
5.職員が空気の出る機械で測るノンコン
などがあり、ゴールドマンアプラネーション眼圧計がすべての眼圧計の基準です。

ノンコンはあくまで簡易検査ですのでスクリーニングにしか使えません。ノンコンで緑内障診療をするなどもってのほか。医師免許返納に値する愚行だと個人的には考えています。「風を眼にあてて検査するのが眼圧検査と認識」されるようになってしまった背景には、どの検査も料金が同じということがあるのです。利益優先すれば当然そうなってしまいますね。

日本緑内障学会が「ゴールドマンでもノンコンでも緑内障診療をする上で差異は無い」と明言するまで、この主張は取り下げません。

★ご質問は河野眼科ホームページから
by kounoganka | 2016-07-07 12:51 | 眼科検査

眼科検査の内容と料金


何年か前から受けている人間ドックの眼底カメラで、今回初めて黄斑変化乳頭変化ということで要精密検査という結果でした。何の症状も無いのが逆に不安です。

精密検査では、どんな検査をして料金はどれくらいでしょうか。眼科受診したことはありません。よろしくお願いします。


眼科によって診療内容は違うと思いますが、当院の場合を例に説明します。もちろん保険診療です。

屈折検査。69点。機械で近視とか遠視とか乱視とかの度数を測定します。裸眼視力も測定します。
矯正視力検査。69点。最適なレンズを使ってどれくらい視力が出るか確認します。
細隙灯顕微鏡検査。48点。結膜、角膜、水晶体などを検査します。
生体染色検査。48点。角膜結膜の表面の状態を色素を使って確認します。
精密眼圧測定。82点。眼球の硬さを測定します。当院では正確なアプラネーションで測定します。高眼圧で要精密検査になった場合、健診と同じノンコン(空気式)を使っていては正しい眼圧は判りません。
精密眼底検査。112点。眼底鏡を使って眼底(網膜)の状態を確認します。
眼底三次元画像解析(OCT)。200点。特に黄斑と視神経乳頭の精密な三次元解析をします。緑内障や加齢黄斑変性の診療には必要不可欠な検査です。黄斑変化や乳頭変化で要精密検査になった場合、精密眼底検査だけでは必要な情報が得られません。

以上が普通のパターンで、状況によって省かれる検査や追加される検査もあります。精密眼底検査と眼底三次元画像解析(OCT)だけで良いように思われるかもしれませんが、絶対に見落としてはならない病気を見落とさないために、これだけの内容が必要なのです。

合計628点。初診料282点を加えて910点。三割負担なら2730円です。

★ご質問は河野眼科ホームページから
by kounoganka | 2015-02-14 14:31 | 眼科検査

緑内障診療ガイドライン


緑内障で6年ほどキサラタン点眼で治療中です。眼科での経過観察で空気眼圧計で毎回測定しているのですが13~20位できています。

アプラネーション眼圧計での測定は2回目か3回目の時に一度だけ測定して以来行っていません。河野先生のQ&Aブログで空気眼圧計についての回答をいくつか拝見して不安に感じましたが、空気眼圧計での経過観察は無意味なのでしょうか?他に毎回診察での眼底検査(倒像鏡)や年1回のOCT検査を行っていますが大きな変化なくきています。


誰でも検索すれば見つけられますが、
日本眼科学会 緑内障診療ガイドライン(第3版)を引用しますと、

Goldmann圧平眼圧計(アプラネーションのことですね)は、臨床的に最も精度が高く、緑内障診療において標準的に使用されるべき眼圧計である。Goldmann圧平眼圧計では、Schiotz眼圧計に代表される圧入眼圧計とは異なり、測定値が眼球壁硬性の影響を受けにくいという利点がある。
(中略)
非接触型眼圧計(ノンコンのことです)は測定手技が簡単であるが、スクリーニング目的に限定して使用されるべきである。測定値には角膜の物理学的特性の影響があることが知られ、例えば、角膜が薄いと眼圧が低く、角膜が厚いと眼圧は高く測定されることが知られている。

となっています。「スクリーニング目的に限定して使用され」ていない現状があるために、このような記載があるのでしょう。眼科の診療内容というのは眼科学会の方針に従わないければならないというわけではなく、それぞれの医師の裁量が認められています。当方は緑内障診療ガイドラインに全面的に賛成で、その立場で意見を書いておりますが、ノンコンを使う医師にも、それなりの根拠があるのでしょう。どうしても気になるようなら、尋ねてみてはいかがですか。

★ご質問は河野眼科ホームページから
by kounoganka | 2015-02-03 16:16 | 緑内障

ノンコンだけで高眼圧症の点眼治療


現在高眼圧症で通院していますが腑に落ちない所があります。眼圧検査法は空気眼圧計でしか計測した事が無く、高眼圧症診断で目薬治療開始してます。最近になり空気式より正確さのある直接目に触れる測定器があると知り私は本当に高眼圧なのか?と…。視野検査と視神経は異常無しです。

質問は。目薬治療が始まると一生途中で止める事が出来ないと聞きましたが、私の様な場合でも点眼中止は出来ないのでしょうか?(眼圧数値28で治療開始しました)

緑内障じゃなくても高眼圧の場合、予防の為に治療開始する事もと言う記事を見たのですが、高眼圧症の治療開始数値は平均値よりどれ位上がれば治療開始するのでしょうか?


医師が眼圧を測定する時間をとれないほど混雑しているのでしょう。正確ではないが医師以外でも簡単に測れる眼圧測定の保険点数と、医師が注意深く測らなければならない正確な眼圧測定の保険点数が同じであるところが元凶なのです。簡易眼圧測定として別の項目を創設すべきです。

高眼圧症というのは一般的な正常値(10~20)を超える眼圧にもかかわらず、視神経に異常を認めないものを言います。視神経の正確な診断と、正確な眼圧測定が必要です。OCT等で視神経の状態を正確に経過観察できるのならば、高眼圧症で必ずしも点眼治療は必要ありません。視神経に変化が起こり始めた段階で治療を開始しても決して遅くは無いでしょう。数値が幾らかとか決まっているわけではないのです。

ノンコンの測定値が28だったということですので、おそらく本当は20~30の間だったのでしょう。ノンコンは実際の眼圧より高く出ることが多いのですが、逆に低く出る場合もあります。もし本当の眼圧が30だったとしたら、遠からず緑内障になっていくでしょう。それを心配して点眼を開始したのでしょうね。もし20だったとしたら、永遠に緑内障にはならないかもしれません。

点眼の中止はいつでもできます。何も問題は起こりません。一度別の眼科を受診して、今までの経過を説明して相談されてはいかがでしょう。あっさり点眼中止になるかもしれませんよ。機械があれば大丈夫とは言いきれませんが、アプラネーション眼圧計とOCTは必要不可欠ですので、電話で確認してから受診されることをお勧めします。

★ご質問は河野眼科ホームページから
by kounoganka | 2014-10-24 16:05 | 眼科検査

ノンコン(空気眼圧計)だけで高眼圧の経過観察


3年ほど前ものもらいで診察してもらった眼科で、眼圧が高めなので(眼圧は確か23程)定期検査を半年に一度と診断されて以来、半年毎に視野検査(今年一度視神経)をし診て貰っています。

視野は異常無しでそれまで自覚症状は無かったのですが、一年前に眼の奥が凝った様に痛く風が沁みて眼を開けているのも辛かつたので、眼精疲労かドライアイだと思い受診した際、眼圧は相変わらず高いけど異常無し。「眼痛があるのは眼圧が高いからかと思いますので一度目薬を差してみて和らぐか経過をみましよう」との事で1カ月分のルミガンLAを頂き1ヶ月程で症状が消えました。

しかし先月頭から再び同じ症状が出たので眼科に行った所、眼圧が28と27で、タプロス0.005を差して約1カ月経過しますが、中々症状が回復せず憂鬱な気持ちで暮らしています。

途中不安になり診察した際は、先生に麻酔の目薬を差し直接眼圧を測って貰い20迄下がっており、先生は「目薬の効果が出てるので、他の目薬に変えるのは成るべく避けたいので、もう少し経過を見させて下さい」との事で今に至り、あと10日程で半年に一度の視野検査があります。

高眼圧症の方は眼の奥が痛む事は普通でしょうか?(眼の奥が凝ったり乾いたり風が沁みたり)目薬を差していても症状が重い日もあるのでしようか?目薬はどれ位で効果が出ますか?

今迄眼圧は23から28までの間で、タプロスで20迄銀圧が下がったのにまだ辛い症状が消えないのは、何が考えられますか?

慢性閉塞隅角緑内障の説明に中等度の眼圧上昇と軽度の発作というページを見て、緑内障とは診断されていませんが今の私の症状とは全く関係ないでしようか?


緑内障の疑いがあるのに、今までずっと空気で眼圧を測り、23~28で、それを根拠にルミガンやタプロスを点していたのですね。それを根拠に半年ごとに視野検査をしていたのですね。そして、初めて医師がアプラネーションで眼圧を測ると20だったのですね。

その2つの眼圧計は全く別物ですので、眼圧の比較はできません。本当に下がったかどうかも分かりません。本当に高かったかどうかも疑わしいです。疑わしい場合は、直後に医師がアプラネーションで測りなおすのが普通です。

「高眼圧症の方は眼の奥が痛む事は普通」ではありません。関係ないと思います。その症状からは結膜炎かドライアイではないでしょうか。診ていないのでこれは自信ありませんが。

慢性閉塞隅角緑内障は隅角という部分を調べれば分かるのですが、一般の開業医では普通はやっていないでしょう。視野検査をするまでに他の眼科を受診されてはいかがですか。今までの不安が吹っ飛ぶかもしれませんよ。

★ご質問は河野眼科ホームページから
by kounoganka | 2014-10-14 16:33 | 緑内障

精密眼圧


現在、高眼圧症と診断されています。現在通院中の眼科では精密眼圧測定の機器はトノペンを使っています。

それ以前に通院した眼科ではゴールドマンで眼圧測定され、また国立病院で精密検査を受けた際も、測定はゴールドマンでした。

通院中の眼科のトノペンによる測定では、空気を当てるのとと同じぐらいの測定値(毎回25ぐらいです)が出るのですが、ゴールドマンで測ると18,19で値が出ていました。(通院中の病院でもトノペンの後、ゴールドマンを使われたことがあるのですがそのときも8ぐらい違いがありました)

トノペンでの測定は本当に精密眼圧測定といえる程の正確さはあるのでしょうか?眼科としては手間がなくていいと思うのですが、毎回疑問に思っています。


一番正確だといわれ、また眼圧測定の基準となっているゴールドマンは、はたして、本当の眼圧(眼内圧)を測定しているのでしょうか。チップの先端面を押し付けることで角膜がどれくらい凹むのかを医師の目で確認し、そこから眼圧を推定しているにすぎないのです。アナログです。読み取り誤差や、検者によるばらつきもあります。熟練した眼科医が「測定しやすい目」を測定した場合はおそらく正確に測定できるでしょう。

トノペンやノンコン(非接触空気式)も、方法は違えど角膜の変形から眼圧を割り出します。測定値がデジタルで表示されることで、「正確だ」と検者と被検者に思い込ませます。ゴールドマンで測定しにくい状況でも測定可能な場合があります。検者による測定誤差が出にくいとも言えますが、測定ごとの誤差は大きく、一度の測定で、複数回連続して測定して平均を表示しているのです。

ノンコンは手軽で医師以外でも測定できます。子供の測定や、スクリーニングや非緑内障の方には良いと思いますが、ノンコンだけで緑内障の診療をやっているところもあり驚くことがあります。トノペンはノンコンとゴールドマンの中間と考えてはいかがでしょうか。一つの施設でいつもそれで測定していれば、経過観察という観点からは特に問題は無いと思います。

正確な眼圧は、眼内に超小型無線圧力計でも埋め込まない限り測定できないと思ってください。今はまだ夢のような話ですね。

★ご質問は河野眼科ホームページから
by kounoganka | 2013-10-30 10:23 | 緑内障