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河野眼科ホームページに寄せられた目に関する質問や相談にお答えするページです。なお、コメントを付けることはできません。河野眼科ホームページからお願いします。
by kounoganka
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アレルギー性結膜炎とステロイド


2週間ぐらい前から目のかゆみと目の周りに赤みがでてきました。眼科で処方してもらった薬がステロイド剤の点眼薬(ビジュアリン0.02%)だったのですが、私としてはステロイドの入ったものを使いたくありません。アレルギーの症状を治すのにはステロイド剤の点眼薬でしか治せないのでしょうか?


アレルギー性結膜炎に対しては、
1.インタール等の抗アレルギー剤
2.リボスチン等の別系統の抗アレルギー剤
3.ステロイド剤
4.非ステロイド系消炎剤
などを組み合わせて、処方します。

重要なのは、早く症状を取り去ることです。そのために、初期の段階でステロイドを使うのは眼科では普通の事です。効果の小さい薬剤を使って症状を長引かせれば、それだけ合併症を起こす可能性が高くなり危険です。目の周りまで赤くなった状態では、ステロイドは必須だと思います。

ステロイドの副作用としては、眼圧の上昇と感染の誘発が考えられます。

眼圧が上昇するのは、そういう「体質」の人だけです。もし眼圧の上昇する体質だったとしても、眼科であればチェックできますし、短期間の眼圧の上昇は、まったく怖くありません。また、ビジュアリン0.02%のような薄いステロイドでは、たとえ体質があっても上昇しません。

感染の誘発というのは、ステロイドによって免疫力が低下して感染しやすくなることです。しかし、アレルギー性結膜炎の痒みのために目をこすってしまって、手から細菌やウイルスに感染する方が、はるかに多いのですよ。

怖いのは、眼科を受診せずにステロイドを長期に使用する事です。以前に、他の眼科でステロイドの点眼の処方を長期間受け、その間診察を受けていなかった患者さんが、偶然当院を受診し、ステロイド緑内障になっていたことがあります。また、リウマチ等でステロイドの内服を続けているのに、眼科を受診してないという、眼科医ならばぞっとするような事もよくあります。

正しい情報を持たずに、ステロイドをむやみに怖がるのは、「百害あって一利なし」ですよ。

★ご質問は河野眼科ホームページから
# by kounoganka | 2006-12-28 17:52 | くすり

二重にする製品の作用は?


初めまして。私はもともと二重なのですが、二重の幅が小さく、ほとんど一重に見えるため、二重にするような製品をいろいろ試してみました。例をあげると、アイリッドフォールドや、ローヤルアイムのようなものです。それらを使うことによって二ヶ月ほどたった今、二重の溝が、薄くですがもともとあったラインの上に 形成されてきました。このままつずけていけば新しいラインを形成させることができるでしょうか? 独学で調べたところ、二重とは、上眼瞼挙筋が枝分かれしていることで形成されているということがわかりました。アイプチなどで二重になったと言う人は、それに効果的に働きかけたのだというようなのですが、私のようにライ ンが定着しつつある場合は、二重を形成させる器具が、上眼瞼挙筋に働きかけていると考えてよいのでしょうか? 他院にも相談したところ、整形手術の宣伝のみで的確なアドバイスをしていただけませんでした。実際、二重を形成するとうたった器具などで二重になる可能性はゼロなのでしょうか?(他院に聞いたところゼロなの で整形するしかないといわれました。)あつかましくなってすいません。 返信を心待ちにしております。


本当に申し訳ありません。
まぶたのことですので眼科の領域に違いないのですが・・・・・・ごめんなさい、さっぱりわかりません。
# by kounoganka | 2006-12-25 17:50 | まぶた

コンタクトが緑内障の原因に?


お忙しいところ恐れ入ります。
私は10年程度ハードコンタクトを使用していますが、レンズが目にくっつきやすい体質のようで、若干フラット気味の処方にしてもらい対応してもらっていました。
先日、いわゆる格安コンタクト屋に行って購入をしようとしたところ、普通はそのようなフィッティングをすることはなく、緑内障の原因にもなるといわれたのですが、これは本当でしょうか?
すみませんが、宜しくお願い致します。


嘘です(きっぱり)


「普通はそのようなフィッティングをすることはなく」というのは、「そのコンタクト店ではケラトメーター通りの処方しかしたことがない」という意味でしょう。
ケラトメーターは角膜中心部のカーブのみを計りますので、平均的な形でない眼では、適切なフィッティングになりません。角膜形状は様々です。

決して緑内障の原因にはなりません。
それを言ったのが眼科医であれば、・・・・・眼科医は絶対に言いません。
それを言ったのが医師であれば、もう少し、お勉強してから出直してください。
それを言ったのが非医師であれば、法律違反ですよ。

★ご質問は河野眼科ホームページから
# by kounoganka | 2006-12-21 17:46 | コンタクト・めがね

涙点プラグの悩み


涙点プラグにについてお尋ねしたく、メールさせて頂きます。40代、女性です。昨年、ドライアイの診断を受けました。その際は自覚症状は軽い疲れ目程度でしたのであまり深刻に考えず、新築で入居したばかりのマンションがとても乾燥していたので、加湿器を買ったり、まばたきを意識的に増やしたりという程度でした。人工涙液型点眼剤を頂いています。

今年の3月、今度は下瞼の裏あたりがゴロゴロして再度受診、マイボーム腺梗塞による結石?(と言うのでしょうか)異物感が強かったので点眼麻酔下で石を摘出しました。

その後、また夏に異物感が出てきたので再度受診しましたが、その際、ドライアイの検査を再度行い、涙の分泌量が少なく角膜に傷がついている、今回の異物感はそのためだろうとのことで、ヒアルロン酸点眼剤と人工涙液型点眼剤を頂きました。その後やや軽快しましたが、10月からまだ異物感が強くなり、点眼剤はずっと続けています(ヒアルロン酸については使用回数は守っています)。

次の策として涙点プラグを勧められていますが、昔からコンタクトレンズにも慣れられず断念したくらい異物感に敏感なので、質問1:プラグそのものにいつまでも慣れられないような異物感を覚えるのではないかと心配です。そういう患者さんもいらっしゃいますか?

日常の運動として週1~2回水泳に行っており、海で泳ぐのも好きです。普段ゴーグルをしていても、水に直接顔をつけてしまうことも多々ありますが、質問2:プールで、たまたま目に水が入った時にプラグが流れてしまうことはないのでしょうか?

一番の悩みは、長引く目のゴロゴロした違和感です。処方された目薬を使用し、部屋の乾燥を防ぎ、蒸しタオルを当てたりして目の使い方、休息に留意していますが、数ヶ月経ってもゴロゴロが治りません(悪くなってはいないようですが)。涙点プラグに進むべきでしょうか。やってみなければわからないかもしれませんが、質問3:プラグを挿入しなくても、半年位長く掛かって角膜の傷が治る可能性はあるのでしょうか?先生のブログに、角膜の傷が痛んでからゆっくり治った方の例がありましたが、それでも2ヶ月位ですね。

いずれにしても近々再度受診すべきと思いますが、涙点プラグの件で二の足を踏んでいます。外れてしまう頻度やマイナス面ばかり考えてしまいますが、症状が改善するなら思い切って、とも思います。勝手な相談、長文で申し訳ありませんが、ご意見を頂戴できれば幸いです。


最長編のご質問ですが、答は簡単です。
涙の分泌量が少ないという診断が確かならば、思い切って受けてみて悪くないと思います。

入れた涙点プラグは外せます。ですから当然、何かの拍子に外れることもあります。
外れやすいようなら、大きなサイズのものを入れなおせば良いのですが、その都度費用がかかります。
調子が悪ければ、外してしまえば良いわけですので、そう深刻にならず、「お試し」「だめもと」「効いたらラッキー」程度に考えて試してみるのが良いんじゃないでしょうか。
# by kounoganka | 2006-12-19 17:44 | その他の疾患

失敗した手術の費用


原文通り
目の視力が大分落ちたので手術しました99%大丈夫と言われました それが失敗したとの事で転移で又再手術します 失敗で前の病院の入院代はどうしたら いいのですか


ご心痛お察しいたします。
99%大丈夫といわれたら、まさか自分が1%になるとは思いませんものね。

手術前の病院との契約があると思いますので、それに従った方法で処理されるのではないでしょうか。
どういった内容なのか当方ではわかりませんので、手術を受けた病院でお聞きください。

★ご質問は河野眼科ホームページから
# by kounoganka | 2006-11-30 17:41 | 視力・斜視

黄疸に対する光線療法の影響



お返事を読み、少し気持ちが落ち着きました。親の方が焦ってしまっていたようです。
今後も治らないのですね...。
何度も立て続けに申し訳ありませんが、あと1つ質問させていただいてもよいでしょうか。(すみません)
子供は産まれて2日目に黄疸が出て、ケースに入ったのですが、その時に私が会いに行ったらアイマスクが外れたまま光線(?)を浴びていたんです。気づいてすぐ看護士さんに伝え、アイマスクをきちんとしていただいたのですが、外れていた時間はどのくらいなのかわからないとのことでした。
このことが今回の雑性乱視に関係したりはしていないですよね?


乱視は「治らない」のですが、誰にでもいくらかの乱視はあります。矯正視力がほぼ出ていますので、あまり深刻に考える必要は無いと思います。

黄疸に対する光線療法というのは、蓄積したビリルビンという物質を、紫外線を使って分解する方法です。紫外線の目に対する作用で考えられるものは、角膜上皮に傷を付ける所謂「雪目」というものがあります。アイマスクが外れた状態でお子さんが泣き叫んでいたとしたら、それが起こっていたかもしれません。でも、もしそうであったとしても、無治療で数日で治るものですし、乱視の原因にはなりません。

人間の顔は、左右対称ではありません。乱視の程度も左右で同じとは限らないのです。
# by kounoganka | 2006-11-27 17:37 | 角膜・結膜

5歳の乱視。眼鏡は?治療は?


5歳の息子のことで相談させて下さい。
幼稚園・役所の視力検査で眼科に行くように薦められました。
先日、眼科で検査したところ、右は裸眼0.7(矯正1.2)、左は裸眼0.7(矯正1.0)で雑性乱視と言われました。
特に左が悪く(乱視が強く)、右の倍くらいと言われました(どのくらいなのかはわかりませんが...)。又、弱視や眼位異常、眼球運動障害は無しでした。

両親ともに視力はよく、裸眼なのでびっくりしています。その眼科では経過観察といわれましたが、何の手立てもせずに放置しておいていいのでしょうか?雑性乱視は治るのでしょうか?どのような治療をしたらいいのでしょうか。なんとか裸眼視力をよくしてあげたいのですが...


経過観察で良いと思います。残念ながら治療法はありません。

裸眼視力が0.7ですが、子供の場合、実際にはもう少し見えていると思ったほうが良いですよ。ですから、裸眼視力(の数値)はもう少し上昇すると思います。おそらく何年かたてば、1.0ぐらいになるように思います。

乱視というのは丸い眼球がほんの少し押されて平たくなった状態です。その形のまま成長しますので、あまり変化しません。治るものではありませんので、鮮明に見るためには眼鏡が必要になります。ただし、かけなくても困らない場合は、かける必要はありません。

乱視の強い左でも矯正視力が1.0ありますので、5歳の視力としては十分でしょう。早期から眼鏡が必要なのは、矯正視力が悪い場合です。眼鏡をかけて鮮明にものを見る訓練をしなければ、矯正視力が出ないままになってしまいます。眼鏡をかければよく見える子供は、かけなくても大丈夫。かけても見えない子供は、かける必要があるのです。

矯正1.0なら、あわてる必要は無いと思います。右が1.2ですので、その差が少しだけ気になりますので、経過観察は必要です。

ところで、乱視のある人の割合はどれくらいだと思いますか?
9割以上です。乱視の無い人を探すのは大変です。

★ご質問は河野眼科ホームページから
# by kounoganka | 2006-11-25 17:33 | 視力・斜視

目薬の注意点

健康教室 第6回

目薬や洗眼薬を使うときの注意点を教えてください。


目薬を使おうと思うのは、目に何らかの異常を感じるからです。異常を感じたらまず眼科医に相談しましょう。自己判断や薬屋さんの勧めで目薬を使うと、思わぬトラブルを起こす事があります。

多くの方が、いわゆる「疲れ目」で「疲れ目による充血をとる」目薬を買い求めます。実際に診察してみると、本当の疲れ目は一割程度で、多くがアレルギー性結膜炎やドライアイです。

人間の目は、病気を治すために血液中の成分を運んでくる必要があり、血管を太くして血流を確保します。それが充血という状態で、現在治療中というサインなのです。「疲れ目による充血をとる」目薬は、血管収縮作用のある成分で無理やり血管を細くして充血をとります。それを使うと一時的に充血はとれますが、逆に病気は治りにくくなります。また、使い続けるとだんだん効かなくなり、以前より充血する事もあります。

目薬の点眼時の一般的な注意点としては、絶対に目に接触させない事が大切です。こぼさないようにと、常に目に接触させて使用していると、点眼ビンの中に雑菌が入り込み繁殖し、それを点眼する事で難治性の結膜炎になることがあります。

また、洗眼薬の使用は必要最小限にとどめてください。様々な有益な働きをする涙を洗い流してしまう事になりかねません。
# by kounoganka | 2006-11-22 17:30 | くすり

目の前にぶら下がる炭の塊

健康教室 第5回

マスカラやアイシャドーなどの化粧品は目に何か影響がありますか?


化粧品による皮膚のアレルギーも考えられますが、目に入らない限り、目への直接の害はありません。ですから、とにかく目に入れないように注意しましょう。

しかし、診察室の生体顕微鏡で見ると、マスカラはまつげに絡みついた炭の塊そのもので、「きれい」からは程遠い代物です。そんな物が目の前にぶら下っていたら、いつか目に入るのではないかと心配でたまりません。信じられないかもしれませんが、マスカラをしている患者さんで、マスカラがまつ毛だけについている人を見たことがありません。まぶたの皮膚についているのはまだしも、多くの方が(はからずも)目の中に入れています。たいていは小さいので異物感も無いのでしょうが、上まぶたの裏に入り込んで取れなくなり、角膜の傷の原因になったりもします。コンタクトに付着したマスカラを、磨いて取ることもあります。

マスカラは若い方に多いのですが、年配の方はファンデーションと思われる肌色の粉が涙と混ざり、あたかも水に「きなこ」を混ぜたような状態で漂っている事があります。涙の通り道が詰まる原因とも言われていますので、注意が必要です。

化粧品ではありませんが、微粒子(スクラブ)の入った洗顔料も問題で、洗顔後に異物感が現れてとれないと言う方の多くで、上まぶたの裏に入っている丸い半透明のスクラブを見つけます。

★ご質問は河野眼科ホームページから
# by kounoganka | 2006-11-10 17:17 | 異物

耳鼻科での点眼処方の落とし穴2

昨日のブログ記事に対するメールです。

○○で眼科を開業しています。眼科以外での点眼処方の件、激しく同意いたします。
実は当方も、近所の耳鼻科には、いささか困っております。
先生の件と同じような経緯で、耳鼻科でアレルギーの点眼をしておりました患者様が、角膜潰瘍の治療が遅れ、視力低下されてしまいました。患者様は、いつまでも耳鼻科に頼って眼科受診を怠った自分に非があると仰って、耳鼻科に対しては何も仰いません。

私は耳鼻科に出向き、直接この事を報告しました。耳鼻科医は、「患者さんのために・・・」とか言って聞く耳を持ちませんでした。しかし、「訴えられそうなところを自分が押さえてやったんだぞ」と言うと、ようやく「すみませんでした。今後注意します。」と言われました。ところがしばらくすると、やはりまだ点眼を処方しているようで、あきれた事に白内障の点眼まで出していると言うではないですか。

こいつはおかしい。これ以上何を言っても無駄だと感じましたので、患者様には「耳鼻科で目薬を出そうといわれたら、眼科でもらっているから不要ですと、きっぱり断ってください。」と指導しています。「耳鼻科へ行くのなら、少し遠いですが○○耳鼻科がいいですよ。」と言うこともあります。

だらだらと書きましたが、当方の状況はこんな感じです。近々、地区の医師会に相談しようかと考えています。このメールは匿名にして是非ブログに載せてください。こういったことは各地で起こっているはずですので、皆さんに知ってもらいたいのです。よろしくお願いします。

★ご質問は河野眼科ホームページから
# by kounoganka | 2006-11-02 17:14 | 重要な事

耳鼻科での点眼処方の落とし穴

昨年春に花粉症で河野眼科を受診された患者さんがいます。
そのとき糖尿病性網膜症と視神経乳頭陥凹の拡大を発見し、眼底写真を見せて詳しく説明しました。そして、アレルギー性結膜炎の点眼が切れるころ(1~2週間後)に再診するよう指示していました。これは、結膜炎の治療のためというよりも、網膜、視神経の経過観察のためであり、患者さんにもそのように説明していました。

再診したのは1年半後でした。その間、鼻炎で通っている耳鼻科で5~6回、ついでに目薬も、もらっていたと言います。耳鼻科医には眼科受診した事を確かに伝えたということですが、眼科受診の指示は無かったそうです。「営業妨害だ」というようなつまらんことは言いません。問題は他にあります。

1年半ぶりに見る眼底は、素人が見ても判るぐらい出血白斑が増えて悪化していました。幸いまだ手遅れというわけではなく、そろそろ蛍光眼底検査をしてレーザー治療が必要かもしれないという程度です。視神経乳頭陥凹の拡大は変化無く、眼圧の上昇も無くほっとしました。しかし、初診時には無かった白内障が発生していました。

耳鼻科で目薬を出すということは、それ以外の自覚症状の無い患者さんにとっては、眼科受診の必要がなくなり、都合がいい事です。いくら糖尿病性網膜症の説明を受けていても、自覚症状が無い場合は「まあ大丈夫だろう」という気分になってしまうのではないでしょうか。そういう気分にさせた張本人は耳鼻科医に他なりません。

糖尿病性網膜症は、自覚症状が無くても手遅れの場合があります。以前、視力1.2あり「大丈夫とは思うけど内科で行けと言われたから」と初診された方が、増殖性糖尿病性網膜症で手術を繰り返し、結局ほぼ失明してしまった事があります。視神経乳頭陥凹の拡大も、視野欠損が起こり緑内障になっているかもしれません。欠けた視野は決して戻りません。もし万が一、こういう取り返しのつかない事態になった場合、いったい誰が責任を取るのでしょうか。指示されていたのに眼科を受診しなかった患者さんが、全面的に悪いのでしょうか。

安易に点眼を処方する眼科以外の先生方。こういう事もあるのだということを認識した上で、くれぐれも慎重に対処してください。そして、眼科以外で目薬をもらっている方。眼科医は適当(いいかげん)に再診の指示をしているのではありませんよ。

★ご質問は河野眼科ホームページから
# by kounoganka | 2006-11-01 17:10 | 重要な事

涙の働き

健康教室 第4回

涙はどんな働きをしているのですか?


実に様々な働きがあります。

まず目やまぶたの動きをスムーズにする潤滑作用。つまり、涙が無ければ眼球とまぶたはくっついてしまって目を動かせないのです。

次に目の表面を覆って目を乾燥から守る保護作用。これが今話題のドライアイを防ぐ働きです。

さらに埃や花粉などが入った時に洗い流す洗浄作用。例えば花粉症で涙が止まらなくなるのは、目に飛び込んだ花粉を洗い流そうとして、涙が大量に分泌されるからです。

そして空気中から取り込んだ酸素を目に送り届ける運搬作用。コンタクトをしている場合、目とコンタクトの間の涙が十分流れなければ、角膜は酸素不足になってしまいます。

その他には細菌やウイルスをやっつける防衛作用。少数の微生物なら抗菌目薬に頼らなくても自分の力でやっつけられます。但し自覚症状が現れたときには、もうすでに防衛網は突破されていますので、眼科へ直行してください。

また少し変わったところでは、不正乱視という目の表面の歪みや「でこぼこ」を、コンタクトと目の間に涙が充満することによって埋める充填作用。

それに関連して涙自体がレンズの働きをする屈折作用。

探せばもっとありそうですね。涙は様々な重要な働きをしている、目にとって無くてはならないものなのです。
# by kounoganka | 2006-10-30 17:07 | 角膜・結膜

白目の充血


充血についてですが 普通にまっすぐ向いた状態ですと充血しているように見えませんが、目を左や右に動かすと目の白い部分の半分が充血しています。黒目の周囲が充血するのなら乾燥して赤くなったのかな と思えますが、普段外に出ない白い部分が赤くなるのでとても心配です。

白目の血管は後ろから角膜に向かって伸びています。根元が太く赤い色も目立ちます。先へ行くほど細くなり、見えませんので白いままです。誰の目でも大体こんなものですよ。

黒目の周囲が充血するのは、角膜や結膜、あるいは目の内部の病気のサインですが、そうでないので気にしなくても大丈夫でしょう。
# by kounoganka | 2006-10-28 17:05 | 角膜・結膜

飛蚊症が10個!!


目の前に約10個くらいの点や小さな虫のようなものが、目を動かすたびに行ったりきたりするので、眼科に行ってきました。診断の結果「飛蚊症」でした。医師の方は、「あなたの場合、問題ありません」と言われました。しかしあまりにも沢山見えるので、「本当に大丈夫でしょうか?」と聞いたところ 医師の方は、「心配しすぎです、気にしないでください」と言われました。しかし友達や家族に聞いたところ 見えるけど2~3個と言っていました。私のようなケースもあるのでしょうか?


あります。私(河野)自身10個ほど見えています。これで正常です。

人間の眼球の中には、卵の白身のようなもの(硝子体)が詰まっています。これは細かい繊維で出来ており、完全な透明ではありません。ですから、繊維の密度の高いところは影となって見えます。光の条件さえ整えば、誰でもたくさんの繊維を確認できます。2~3個しか見えないのは、むしろ鈍感なのだと思ってください。

もちろん、飛蚊症は他の病気で起こることもありますので、眼科での検査は必要です。
# by kounoganka | 2006-10-28 17:03 | 何かが見える

ドライアイの原因と予防

健康教室 第3回

ドライアイって何ですか?


目の乾燥によって、黒目の表面を覆っている角膜上皮細胞が剥がれて傷ができるなどの障害を起こす病気です。「乾燥感」だけでなく「疲れる」「重い」「ゴロゴロする」「赤くなる」「目やにがでる」など様々な不快症状を起こします。主な原因は、年齢やストレス、ある種の薬剤や病気などによる涙の減少や涙の質の悪化により、目の表面の保護が十分に出来なくなることです。

しかし最近多いのが、生活習慣によるドライアイです。平均的なまばたきの回数は1分間に20回と言われています。ところがゲーム、パソコン、車の運転など目を酷使する作業をする時は、誰でもまばたきを忘れてしまい、極端に回数が減ってしまいます。まばたきをせずに何秒か経つと、眼球の表面を覆いつくしていた涙の膜がところどころで破れて、濡れていないと生きられない角膜上皮細胞がむき出しになります。するとそこから脳にまばたき命令を要求する信号が発せられます。ところが見ることに集中して作業をしていると、まばたき命令の実行が後回しになってしまい、この繰り返しで、角膜上皮細胞が死んで脱落して傷になります。

ですから集中して目を使うときには、意識してまばたきを繰り返す必要があります。作業中は音楽をかけて、それに合わせてまばたきをするなどの工夫をするのも一つの方法です。

まばたきをしすぎても害はありません。

★ご質問は河野眼科ホームページから
# by kounoganka | 2006-10-27 16:59 | 角膜・結膜