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河野眼科ホームページに寄せられた目に関する質問や相談にお答えするページです。なお、コメントを付けることはできません。河野眼科ホームページからお願いします。
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視力の回復?


最寄りにいい眼科がないので、いつも拝見させて頂いております。視力が、0.6なのですが、視力を1.0に回復させるのは、可能でしょうか??

可能な場合、
1.市販の視力回復マッサージ法の本やサプリメントは、有効でしょうか??
2.上記以外で、方法や生活習慣などがあれば、ご教授頂けますと幸いです。
宜しくお願いします


漠然としたご質問ですね。

視力には3つの物があります。裸眼視力と、最高の視力の出るレンズで矯正した矯正視力。そして、普段かけることが出来る眼鏡視力(実用視力)があります。眼科でいう視力とは矯正視力のことですが、一般的に言われる視力は裸眼視力のことだろうと思います。

一番多いパターン、近視によって裸眼視力が0.6しか出ない場合を想定してお答えします。

裸眼視力を1.0にする事は可能かもしれません。裸眼視力0.6といっても、屈折度数は-0.5Dかもしれませんし-2.0Dかもしれません。「裸眼視力が同じなら屈折度数も同じ」とは言えないのです。-0.5Dなら気合(!)で裸眼視力は出るかもしれません。サプリや遠くを見続けるなどの習慣で少しは良くなるかもしれません。

近視を治すことが出来るかという事でしたら、本当の近視なら基本的に無理です。近視等の屈折は、眼球の形で決まります。近視の場合は眼球の奥行きが長いのです。それを縮めることが出来れば近視を治せるのですが、無茶な話です。眼鏡かコンタクトか屈折度数を変える手術ということになります。

★ご質問は河野眼科ホームページから
by kounoganka | 2017-01-31 15:12 | 視力・斜視

眼科臨床医は悩まない


何度もごめんなさい。もう少し教えて欲しいのです。以前、文章を読んでいると行間が黒っぽく〔黒い字の場合〕見えてきて、空白の部分を見たり、画面から視線を外したりするとシマシマに見えると質問させてもらいました。そしてお答えは錯視と残像が混じったものじゃないでしょうかといただきました。

なんだかこのように見えるたびに、不思議に思ってしまいます。いまいち原因がわからなくて。黒い字の補色残像は白っぽくなると思うのですが、白い部分は逆に黒っぽくなるから黒っぽく見えるのか?でも、青い字の場合は行間は青っぽく見えます。なので錯視かもしれませんが。。そしてたしかに画面の空白を見てもシマシマがみえたり画面から視線を外しても、シマシマが見えるので残像はあるのと思うのですが、それは補色残像なのか?それともそれとは違う残像なのか?違う残像が何なのかも分かりませんが。。もうわけわかりません。なんだか理由というか原理がはっきりわからないのでモヤモヤします。すごく悩んでます。良かったら教えてください。お願い致します( ´Д`)


同感です。確かに訳が分かりませんね。眼科臨床医である私には、「そういうものです。異常はありません」とは断言できても、原理まで詳しくは知りませんので、説明は出来ません。だいたい解明されているかどうかも疑わしいです。そんな状態でも、同じ現象を自覚している眼科臨床医は全く悩まないのに、いや逆に楽しんでいるというのに、どうしてそんなに悩むのでしょうか。こういうものだと割り切って受け入れることも大事なんじゃないでしょうか。

それでもどうしても知りたいのならば、「網膜の視覚情報伝達のメカニズム」などで検索し、出来れば書籍を購入してご自分で勉強してください。驚異的に複雑なこと、簡単に説明することが不可能に近いことが理解できるでしょう。

★ご質問は河野眼科ホームページから
by kounoganka | 2017-01-28 13:49 | 何かが見える

黄斑と視神経乳頭、網膜血管を見る


薄暗い部屋で(エアコンが作動している時に付く緑色のわずかな光のみ)目をぎゅっとつぶり開けた時に視界の中央に黒い物がみえます。片目ずつつぶってみましたがやはり黒い物が中央に見えました。これは何でしょうか?

後、明るい部屋でテレビを見てから薄暗い部屋へ行くと目の隅に影の様なものが見える時があります。目で影を追ってもいなくなってしまい、そのうち気にならなくなってしまいます。これは何でしょうか?お忙しい所すみませんが、ご回答宜しくお願い致します。


素晴らしい。よく気が付きましたね。その現象は、網膜の細胞分布の違いにより発生する一種の残像です。「才能あり」ですね。

このブログの左上の眼底写真を見てください。これは若い人の右眼の眼底写真です。位置関係は、相手の右眼の眼底を透視して、そのままスケッチした状態と思ってください。右の丸い部分から血管が出て広がっています。それが脳につながった視神経の先端、視神経乳頭です。左やや下にある、少し暗い色でコの字型の反射で囲まれている部分が黄斑です。黄斑は見つめた部分が写る場所で、視野の中心です。
e0137559_13203198.jpg

当院のOCTによる黄斑と視神経乳頭を通る断面です。真ん中の凹みと周囲の盛り上がりが黄斑です。黄斑の部分は、周囲と違って、網膜にある何層もの細胞層が少なくなっています。細かいものを見るために、そのための細胞ばかりがぎっしり詰まっています。それによって、視野中央と周辺で、同じ光に対しても反応が違ってくるのです。

薄暗い部屋で瞬きをすると見えるのは黄斑そのものなのです。天井には豆電球等の発光物がない方が良く見えます。交互に瞬きをするとより確認しやすくなり、左右で黄斑の形が微妙に違うこともわかるでしょう。また、右眼で見たときは中央の黄斑より右15度のやや下方、左目で見たときは左15度やや下方に丸く黒い部分があることに気が付くかもしれません。これが盲点で、視神経乳頭の部分です。黄斑より内側15度上方にある視神経乳頭は、視野中心より外側15度下方に盲点を作ります。見えれば「特待生」です。

眠りに落ちる直前ぐらいが一番よく確認できるのですが、朝、覚醒したとき、部屋が暗ければ両目を開ける前に交互に瞬きをしてみてください。条件によっては、盲点の部分から伸びる網膜血管を見ることが出来ます。これが出来れば『名人』級です。私は数回成功しています。

後半は何かの残像でしょう。

★ご質問は河野眼科ホームページから
by kounoganka | 2017-01-28 13:21 | 何かが見える

片目の繰り返す結膜下出血


年に2回くらい結膜下出血になるのですが、毎回右目になります。左目はなったことがないような気がします。疲れたときによく起きる気がします。これくらいの回数だと頻繁に起こっていることになるのでしょうか?

健康診断は毎年受診しており、特に糖尿や高血圧もろもろの疾患を指摘されたことは無いのですが。結膜下出血が頻繁に起こる場合は眼底出血が発生することもあると今日、記事で読んで心配になりました。

結膜下出血で以前、眼科に行ったときは診察後、2週間くらいで治りますと言われただけでした。実際にそれくらいで治ったのですが。また眼底出血した場合は明らかに分かる症状が出るのでしょうか?心配しすぎなのかもしれませんが、回答よろしくお願いします。


頻繁とまでは言えないでしょう。結膜下出血の一番よくある原因は、目を擦ることです。擦り方によって結膜の下の血管が切れます。アレルギー性結膜炎がある場合はよくあることです。繰り返し起こったとしてもそれで眼底出血が起こったりしません。眼科受診したときにアレルギー性結膜炎の指摘は無かったですか。目を擦ってしまう事は無いですか。

同じ目に起こるのは、血管に切れやすい部分が出来ているのでしょう。この場合、僅かな刺激で切れたりします。疲れても切れませんが、目が疲れてマッサージのつもりで瞼の上から軽く押すだけで切れる場合もあります。

糖尿病や高血圧、血液の病気等では、眼底出血も結膜下出血も皮下出血も脳内出血も多くなりますので、関連が無いとは言い切れません。100%間違いなく全く目を触らないのに、最初の結膜下出血が起こったとしたら、全身疾患を疑うべきでしょう。また、眼底出血も原因や部位によって病態は様々ですので、ごく初期から自覚症状の出るものもあれば、相当進行しないとわからないものもあります。眼底出血の8割(?)ぐらいは最初の自覚症状無しです。

★ご質問は河野眼科ホームページから
by kounoganka | 2017-01-27 09:27 | 角膜・結膜

残像の色の変化


昼間、暗い部屋から窓の外を見ると、窓の形の残像が見えることがあります。残像は目を開けていると黒っぽく見えるのに、目を閉じると白っぽいエメラルドグリーンっぽく見えたり。目を開けたり閉じたりで色が違って見えるのは、光の刺激が強いものほどそう見えるのでしょうか?太陽や車のヘッドライトもそうなりますし。

そして先ほどの窓の件ですが、部屋から窓を見るとそうなるのに、屋外にいるときは空を見ていてもそうならないと思うのですが、それは目が慣れるからなのでしょうか?よかったら教えて下さい。


光の刺激が強い、あるいは明暗の差が大きいほど残像は認識しやすくなります。また、目を閉じると背景の色が変わるために残像の色も変わって見えます。目を閉じなくても、残像がはっきり見えている状況で、白いもの黒いものを交互に見ると、残像の色が変わるのがわかります。またその色は、時間がたてば徐々に変化していきます。残像の色の変化を楽しんでください。

屋外でわからないのは、光の強さ、明暗の差などの条件が満たされないからです。屋外でも太陽の残像は確実に見えます。残像を利用して、望遠鏡もサングラスも使わず裸眼で、大きな太陽黒点や日食の欠け具合を確認することもできます。残像は、面白いだけでなく役に立つこともあるのです。

★ご質問は河野眼科ホームページから
by kounoganka | 2017-01-25 12:16 | 何かが見える

「メガネは禁止されていない」


以前、角膜新生血管について質問させたいただいたのですが、もう一度お願いします。

酸素透過生の高いと言われている2weekのエアオプティクスを使っているのですが、やはり血管が気になり、コンタクトを外しても血管が一層濃くなったり数が増えている気がします。

職業が特殊で、メガネはあまり好ましくない上に時間も不規則で、どうしてもコンタクトを着ける時間が長くなってしまいます。血管の他に乾きが気になり辛いです。どうしたら良いでしょうか?

レーシックは後遺症などが怖いし、5日間だけオルソケラトロジーをしたのですが視力はとても上がりましたが、明るいところでもハログレアになったり、手元が見にくくなったりしたのでやめました。

角膜新生血管と目の充血、ドライアイはどうしたら良いでしょうか?眼科で聞いたのですが、目薬くらいしか処方されませんでした。


どの程度の新生血管かわからないのですが、診察した眼科医が特に何も言わないのなら、心配する必要は無いのではないでしょうか。点眼を続けて充血は気にしないようにするべきでしょう。もちろん別のコンタクトを試したり、別の点眼を試したりして、自分に最適なものを見つけられればさらに良いと思います。前回のメールに書かれていましたように、失明の心配をしているのであれば、それは無いから心配するなという事になります。

あるいは、「メガネはあまり好ましくない」という事は、「メガネは禁止されていない」という事ですよね。それなら、コンタクトをやめて眼鏡にすることを強くお勧めします。それさえ妥協できればすべて解決するのではありませんか。

レーシックやオルソなど恐ろしいことは考えないようにしてください。ドライアイや充血が恒常的になってしまう可能性が高いと思います。

★ご質問は河野眼科ホームページから
by kounoganka | 2017-01-24 15:49 | コンタクト・めがね

砂嵐のような霧雨のような


薄暗いところで砂嵐のような、霧雨のようなものが見えるようになりました。

気づいたのは半年ほど前で、外を歩いていたとき、小雨が降っているように見えたのですが、降っておらず。そのうち室内でも、茶色い窓枠や、背景が黒っぽいものに目を向けると霧雨が見え始め、最近は本棚の本の背表紙やテーブルクロスの柄など、濃い色と薄い色のコントラストを見ると、小刻みに揺れて見えます(陽炎のような感じです)。一定以上の明るさの元では見えませんし、また、暗闇でも目立たなくなります。目立つのは夕方や、昼間でも薄暗い店内、室内などでです。ちなみに両目どちらにも同じ症状があらわれます。

これまで3回、違う眼科に掛かりましたが、視野検査、眼底検査ともに異常なしで、「網膜が薄いので、血流が見えてるんじゃないか」と言われました。

病名がつかないので、心配事がいつまでも消えず。前は遠くのものにしか見えなかったのが、最近は手元のものにも注視すると霧雨が見えるようになり、不安です。

気にするから見えてしまうのかもしれませんが、病気ではないとするならば、以前は見えなかった霧雨が、見えはじめた理由というのはあるのでしょうか?また、眼科以外に行くとすれば、どの科に診てもらうのが良いでしょうか。


3軒も眼科を受診して異常なしですから、それは異常無しでしょう。病気ではありませんので病名が付かないのは当然です。安心してくださいという意味です。3軒とも再診してくださいとは言わなかったでしょう。

そのように表現できそうな現象は誰にでもあります。私にもあります。網膜のバックグラウンドノイズや飛蚊や錯視など、様々な要因が関与していると思います。気が付かない鈍感な人には見えませんが、一旦気が付いたら見えるようになります。大抵の人は、異常のない自分の眼に起こる症状なので異常の無い現象だと判断し、心配しません。たまに眼科受診する人もありますが、異常なしだと知ってそれ以降は気に留めません。稀にそれでも心配な人はありますが、そうなると眼科では手に負えません。心の問題を解決してくれる診療科を探してください。

「網膜が薄いので、血流が見えてるんじゃないか」というのは嘘です。網膜と血管の位置関係からして、そんなことはあり得ません。網膜が見えるのを邪魔するわけでなく、網膜で見ているのです。説明できないので適当なことを言ってごまかしただけです。説明できなくても異常は無いという事は言っている訳ですので、許してあげてください。

★ご質問は河野眼科ホームページから
by kounoganka | 2017-01-24 15:43 | 何かが見える

網膜色素変性症の白内障手術


はじめまして、網膜色素変性症です。両眼の損失率96%となってます。この状況は、10段階で評価すると何段階ぐらいの重症度ですか?

それと今年は、白内障の手術予定しといてくださいと言われました。日中は眩しくて前が見ずらい症状あります。眼鏡かけても、かわりません。右目だけ常時ぼやけてる感じがします。

網膜色素変性症の方は水晶体の周りの線が弱いので手術はリスクを伴うと言われたので凄く心配ですけど、失明する率は高いのですか?

それと、網膜色素変性症の人は、単焦点レンズと多焦点レンズは、目の状況に良いのは、どちらの方が良いのですか?


10段階の評価の意味がよくわかりませんが、身体障害2級相当です。

網膜色素変性症では、水晶体を周りから支えている線維が弱い場合があります。人工水晶体は元の水晶体の透明な殻の中に入れますので、人工水晶体の重さでその線維が切れて、位置がずれることがあります。(人工)水晶体脱臼とか亜脱臼と言われます。失明するわけではありません。見えにくくなったり、場合によっては摘出手術が必要になります。手術中にそれが起こり、人工水晶体を入れられなくなる可能性もあります。

どんなレンズを入れるかは主治医とよくご相談ください。高額な多焦点レンズにどれだけの価値を見出すかは人それぞれです。また、病気を悪化させない為の紫外線遮断効果のあるレンズで、尚且つ、網膜色素変性症特有の見え方を改善するような着色を施した眼内レンズが理想的ですが、多焦点レンズにそのようなバリエーションがあるかどうかは知りません。主治医にお聞きください。

★ご質問は河野眼科ホームページから
by kounoganka | 2017-01-18 15:47 | 網膜・脈絡膜

よくあること


よく晴れた空の下で、じっとまばたきもせずに青空だけを見ていると、気にし過ぎなのかもしれませんが、いつもの飛蚊症とともに、なんと表現していいのか難しいのですが、点々としたもの、チカチカとしたものが点滅しているように見えました。瞬きをすると元に戻ります。

普通に空を見ているぶんには特に大丈夫でした。じっとしばらく凝視したときだけでした。その後、飛蚊症がよくでそうな白い壁などを見ても、いつもの飛蚊症だけで大丈夫でした。疲れているだけでしょうか?


普通です。誰でもその状況ならそのように見えます。べたっとした単色の物を見続けていると、網膜の神経細胞からランダムに信号が発せられて、そのような現象が起こると考えてください。暗黒状態でチカチカと見えるのと同じです。

★ご質問は河野眼科ホームページから
by kounoganka | 2017-01-18 14:59 | 何かが見える

瞼を通して赤い色の光が届く


本当にくだらない質問かもしれませんが、気になったのでもし良かったら教えていた抱けると嬉しいですσ^_^;

以前の他の方の質問で田舎の母が昼間ウトウトしていたら、目を開けたら緑色になっていたという質問があり、その回答で日向で目を瞑ると赤く見えるので、その補色が見えたというお答えでした。それは正常です。補色残像だと。

そこでふと思ったのですが、夜寝るときなど目を閉じると暗く?黒く?なりますが、その場合、目を開けたとき、白くみえるのでしょうか?田舎の母が。。。という質問も目を閉じた状態なので、どうなるのかな?と気になりました。

でも、黒をみてその補色の白っぽい色が見える状況というのは、目を開けた状態でしかそうならない気がしますが。。。光が目に届くから色がわかるんですよねぇ?でも、目を閉じてしまうと。。。届かないですよね。。でも、田舎の母がという質問では、目を閉じていてもなるので、目を閉じて暗く黒くなる場合ももしかしたら、補色の白っぽい色が目をあけたらみえてしまうのでしょうか?

すごく気になります。よかったら教えていただけますでしょうか?すみません。


2010年、チリのコピアポ鉱山落盤事故の映像を見たことがありますか。救出された人達が出て来た時、濃い色のサングラスをしていました。暗黒状態に慣れてしまった眼には普通の明るさでも眩しすぎるのです。ですから、夜、目を閉じて暗い状態から目をあけると、普通よりも明るく見えるということです。白くなるというより、明るく感じるというのが正解です。気になるなら自分で試してください。というより、こんなことは試せばわかると思いますが。

後半は質問の意味が理解できないのですが、目を閉じていても瞼を通して赤い色の光は届きますよ。赤い色を見続けた後は、実際の色より赤が少なく感じます。それを補色残像と説明したまでです。

★ご質問は河野眼科ホームページから
by kounoganka | 2017-01-18 14:57 | 何かが見える