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河野眼科ホームページに寄せられた目に関する質問や相談にお答えするページです。なお、コメントを付けることはできません。河野眼科ホームページからお願いします。
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健診で視神経乳頭陥凹拡大


何年も前から会社の健康診断で眼底写真の検査を受けています。3年前はじめて視神経乳頭の異常を指摘されて、名医だと評判の眼科で診て貰いました。いろんな検査をして結局異常なしでした。2年前と昨年の健診では眼底写真は異常なしでしたが、今年の健診でまたしても視神経の異常の疑いで、眼科受診の指示がありました。3年前に異常なしと診断されていますので、今回は仕事も忙しく眼科へ行くのはやめようかとも考えていますが、それでよいでしょうか。


視神経乳頭の異常というのは視神経乳頭陥凹拡大でしょうか。その前提で説明します。

視神経乳頭陥凹拡大というのは、眼底の視神経乳頭の中央の凹みが大きくなり、緑内障による変化に見える状態です。緑内障が無いかどうかの精密検査が必要です。緑内障というのは眼圧の影響で視神経が弱っていく病気です。視神経に「緑内障性の変化」があれば緑内障と診断できますが、その変化の見極めが難しいのです。

小さな陥凹は正常です。それがある程度以上拡大すれば緑内障と診断できるようになります。この「ある程度」というのが問題で、眼底写真1枚で判る場合もあれば、いろんな精密検査をしてもはっきりしない場合もあります。

視神経乳頭というのは神経線維の束の端っこが見えている部分です。緑内障によって神経線維の数が減少してくると、その中央の凹みが大きくなってきます。「ちくわ」の様に中が抜けてくると思ってください。ある程度以上、神経線維が減少してくると、視野の中に見えない部分が出来てきて、それが視野検査で検出された段階で、緑内障と診断されるのが普通です。陥凹が大きいだけでは視野に異常が出るとは限りません。陥凹があまり大きくなくても視野に異常が出ることもあります。大きさだけでなく形や深さによっても視野の異常の出方は違います。また視野計の違いで検出できたり出来なかったりもします。

緑内障でないのに、視神経乳頭陥凹拡大に見える状態もあります。近視が強い場合、そのように見えることがあり、視野検査をしたら異常なしだったりします。ところが近視が強い場合に、あたかも緑内障の視野変化のような異常が現れることもあります。某大病院で精密検査をして緑内障でなく近視の変化だと診断されたのに、何年かの経過観察で、実は緑内障の変化だったと、診断が変わったこともあります。

このように緑内障の診断は非常に難しく、健診の写真のみで診断するのは至難の業なのです。ですから、もしかしたら緑内障かもしれないという場合は、「要精密検査」と判定するのが普通です。
「おそらく今は異常ではないが、精密検査を受けてもらって、その眼科で経過観察をしてもらおう。同じ眼科で経過観察すれば、わずかな変化でも見つけて、その段階から治療できるだろう。」
というのが、3年前と今回の判定医の考え方だと思います。
しかし中には、
「この程度の状態なら、視野検査をしても異常がでないことは、私の豊富な経験からわかっている。」
と、異常なしの判定をされることが多いのも事実です。2年前と昨年の判定医の考え方だと思います。

で、ご相談の答えですが、必ず眼科受診すべきです。

★ご質問は河野眼科ホームページから
by kounoganka | 2006-08-30 12:22 | 緑内障

3歳児の近視に眼鏡は必要?


3才9ヶ月の息子の事でご相談お願いします。
3才児検診の視力検査で再検査となり眼科を受診しました。
近視と診断され、小学校の入学までは何もしなくて良いとの事。
RV=0.2(1.2×ー0.5D)
LV=0.8(1.2×ー0.25)
別の眼科で診察して頂いたところ、やはり近視との診断でした。
この年齢では珍しいといわれ、眼鏡をかける事を勧められました。
裸眼視力は左右とも0.6
眼鏡の処方箋は左右とも 遠用 球面 -0.75 D
でした。
息子はテレビを見るときは近くに寄りますが、その他は不便はなさそうです。
測る度に視力が違う事や、3才ではまだ視力が発達するのでは?と考えてしまい
眼鏡をかけさせるかどうかで迷っています。アドバイスお願いいたします。


眼鏡は必要ありません。最初の眼科の指示で間違いありません。


最初の眼科では、
RV=0.2(1.2×ー0.5D)
LV=0.8(1.2×ー0.25)
つまり、右目の裸眼視力は0.2、矯正視力は1.2で、ピントは2メートル先まで合っているという結果です。左も同様に4メートル先までピントは合っているということです。1÷0.5=2メートル、1÷0.25=4メートルと計算します。

別の眼科では
RV=LV=0.6(矯正視力×ー0.75D)
となっていますが、1.33メートル先までピントが合っているという事です。

どちらの眼科の測定結果が正しいのでしょう。短期間で近視は進行しませんので、ゆるく測定されたほうが正しい結果に「近い」と考えられます。人間の目は、その屈折度数であらわされる、本来のピントの合う距離より近いところにピントを合わせることが出来ます。つまり、実際には4メートル先までピントを合わせることが出来るのに、測定方法が悪いために、1.33メートルまでしか合わないと診断したりします。オートレフのデータを鵜呑みにして測定すると、こうなったりします。

したがって、息子さんの近視の程度は、最初の眼科で説明された程度より軽い可能性があるということです。近視が軽いというのは、本来は軽度の遠視かもしれないということも含みます。そういう状態を、仮性近視といいます。ですから正しくは、調節麻痺剤というものを使って屈折状態を検査すべきですが、たとえ遠視があったとしても放置するという方針は同じですので、する必要はありません。

眼鏡が必要かということですが、不便や危険がある場合には必要ですが、この程度(たとえ別の眼科での結果であったとしても)の近視で眼鏡を作ったりしません。例えば遠視や乱視が強く矯正視力が十分でないときは、急いで眼鏡を処方しますが、それは弱視の治療のために必要だからです。矯正視力の十分な子供の軽い近視に、眼鏡を処方する眼科医はいないと信じたいです。

「3才ではまだ視力が発達するのでは?」
3歳で近視が確かにあるとすれば、確実に進行していきますので、入学ぐらいには近視の眼鏡が必要になります。その場合、裸眼視力はどうなるかわかりません。もし近視の程度が変らないとしたら、裸眼視力はもっと良くなります。

★ご質問は河野眼科ホームページから
by kounoganka | 2006-08-28 12:19 | 視力・斜視

裸眼視力で近視を評価できるか

つづき
「・・・・それより実際の視力のほうが大事だから・・」
裸眼視力の方が大事だと言っていますが、ちょっと考えてみてください。

近視の人はしばらくお待ちください。近視でない人は、例えば-5.0ジオプターの近視の目を想像してみてください。あ、わかりませんか。それなら、割と強い老眼鏡をかけたことを想像してください。ムシメガネを目に当ててもいいですよ。近くにしかピントが合いませんね。この状態が近視です。

近くにしかピントが合いませんので、遠くは当然ぼやけていますね。そのぼやけた状態で、視力表のどこまで読めるかを測ったところで、その時点の絶対的なものと考えられるでしょうか。ピンボケ写真だけを見て、この写真はー5.0ジオプターのピンボケがあると、誰が判定できるでしょう。

「ピンボケ状態の裸眼視力は、最大10倍の誤差がある」と説明する事があります。
例えば-3.0ジオプターの近視があり、33センチ先までピントの合う目の場合、裸眼視力は0.3程度が多いです。でも、人によっては0.1しか出ないこともあり、あるいは別の人ではその10倍の1.0まで出ることもあります。同じ人でも、周りの明るさや体調、検査に対する心構えや慣れなどによって、かなり変ります。こういう訳で、近視の強さを比較するためには、裸眼視力は目安にはなっても基準にはなりえないのです。0.04や0.06の裸眼視力は、0.1のランドルト環の切れ目が、2メートルとか3メートルで判ったという事です。基準になりそうな気がしますか?

質問の内容に戻ります。確かに片目が見にくく感じるが、確かに裸眼視力に変化は無く、確かにオートレフでは近視が強くなっているのならば、おそらく、裸眼視力に変化が無いという部分が間違いで、近視は強くなっているのでしょう。しかしそれ以外にも問題があるかもしれません。目の疲れを感じ、コンタクトをしていると考えると、角膜に傷が出来ているとか、ドライアイになっているとか、結膜炎が起こっているとか考えられます。またもしかしたら、調節緊張いわゆる仮性近視が起こっているのかもしれません。片目だけを酷使するような事はしていませんか?あるいは、あまり考えたくないのですが、緑内障や網膜剥離、視神経の病気、脳の病気とかという可能性もありますよ。

「今の私の近視はどの程度のものに・・・・」
矯正視力と、それを得るための最小の近視度数がわからないので何とも言えません。でもあえて言うとこうなります。「あなたの近視の程度は、今あなたが見ているその程度です。どの距離までピントが合うか。ピントの合う範囲では鮮明に見えているか。それだけです。」実際に多くの場合、この2つの情報だけで近視の程度を説明しています。「40センチ先までピントが合い、矯正視力は2.0ですから異常はありません。」という風にね。だいたい、河野眼科には何年間も裸眼視力を測ってない患者さんが沢山いますよ。もちろん希望があれば測りますけどね。

回復する方法は、病気があれば治療する事です。ですから眼科でよく相談してください。

★ご質問は河野眼科ホームページから
by kounoganka | 2006-08-23 12:12 | 視力・斜視

オートレフのデータと近視の程度

(原文のまま)
去年末くらいから目の疲れを感じ、眼科、コンタクトレンズショップ、めがね店へいきました。そのたびにオートレフ検査をしましたが、測るたびに近視度数が上がっているようです。最初(去年末)はオートレフ検査で右ー4.5くらいでしたがその後ー5そして先日はかるとー5.25にまでなってました。そのことを先方にいったのですが、コンピューターなので多少前後するから気にしなくていいです。それより実際の視力のほうが大事だから・・みたいなかんじでした。確かに裸眼視力はかわってないようで、右0.04左0.06です。オートレフ検査で左に近視だけが進んでる感じで左は去年からあまり変わってません。また今の私の近視はどの程度のものになるのでしょう。視力回復する方法はありますか。アドバイスおねがいします。


いろんな意味で、ものすごく難しい問題です。
年齢、仕事等がわからないのですし、実際に診察していませんので、適切な答は期待しないでください。

「去年末くらいから目の疲れを感じ」
ということですが、「目の疲れ」という症状は千差万別。人によってまるで違う症状を「目の疲れ」「疲れ目」などと表現します。でも、眼科、コンタクトレンズショップ、めがね店へ行ったということから、見えにくく感じたことは間違いないと思いますので、そういう前提で説明します。

まず、オートレフによる検査です。オートレフは便利な器械で、目の屈折状態をあっという間に測定してくれます。器械を覗いてスイッチを押すだけで、近視、遠視、乱視や角膜のカーブまで測定できたりします。医療機関以外でも測定していたりしますが、検査の意味、測定データの意味を知らない人間が扱うと、とんでもない誤解を招いたりします。おまけに、「知らない」人間の多くが「よく知っている」と思い込んでいるので手に負えません。

-4.5、-5.0、-5.25と別の施設で測定したデータが変化したとしても、同じ器械で測定したわけではありませんので、近視が進行したとは言い切れません。

「コンピューターなので多少前後するから気にしなくていいです。それより実際の視力のほうが大事だから・・」というのも大間違いです。多少前後するのではなく、近視が強いように測定されるのです。実際には、その測定値より弱い近視であるということです。実は3回とも同じ強さの近視だったかもしれません。-4.5の近視がー5.25と測定されることはありますが、-5.5の近視がー5.25と測定されることは無いのです。なぜそうなるのかというと、「コンピュータなので正確にその瞬間を記録するから」です。近視も遠視も乱視も無い正視の人を測定したとき、0ジオプターというデータが出ます。しかしそれは遠く(無限遠)を見たときの理想的な状態の場合です。実際に器械の中を覗いていると、例えば1メートル先を見ている状態で測定されてしまったりします。そうすると、-1.0ジオプターと測定され、1メートル先までしかピントの合わない軽い近視という判定結果になってしまいます。逆に、50センチ先までしかピントの合わない近視の人が、1メートル先までピントの合う状態を作ることは出来ません。だから近視が弱く測定されることは無いのです。オートレフは測定時の状態を正確に測定してくれますが、正確な判定はしてくれません。正確な判定は眼科医か視能訓練士でないと無理だと思います。

検査結果についての説明もできないのに「気にしなくていい」検査をするのは何故??

ちなみに、私、河野は左右ともプラス0.75ジオプターの遠視がありますが、オートレフで意図的に-5.0ジオプターぐらいの測定結果を出すことが出来ました。何年か前の話ですが。

つづく

★ご質問は河野眼科ホームページから
by kounoganka | 2006-08-22 12:07 | 視力・斜視

市民健康フォーラム

強烈に忙しく、更新が全く出来ませんでした。ごめんなさい。

加古川市民健康フォーラム「聞いて得する!白内障・緑内障の話」というのが、10月1日(日)午後1時に加古川総合保健センター3階で行われます。
木村眼科の木村先生が白内障の話を、稲美中央病院の大道先生が緑内障の話をされます。私、河野は司会ですので、少しは喋りますが講演はしません。質問は事前に受け付けています。

フォーラムに続いて3時から、2階に移動して目の無料相談をやります。私も相談員の一人として参加しますので、この機会にぜひご相談ください。無料相談はそれぞれ個室で行われますので、プライバシーは守られると思います。また、会場では、目の病気のパネル展示などもあります。

詳しくは、河野眼科ホームページ>加古川市加古郡医師会>市民健康フォーラムのご案内をご覧下さい。
by kounoganka | 2006-08-13 12:04 | おしらせ・その他