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河野眼科ホームページに寄せられた目に関する質問や相談にお答えするページです。なお、コメントを付けることはできません。河野眼科ホームページからお願いします。
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カテゴリ:重要な事( 9 )

原因不明なのに放置して大丈夫か


先日、ネット上の簡易視野チェックにて見えない部分がある事に気付きました。早々にかかりつけの眼科を受診して視野検査を受けました。結果、右眼の耳側2時方向に暗点があり、その部分は見えていないようです。

その他、眼底検査等を受けましたが、神経の状態は良好で色もよく問題なし、眼圧13でした。先生は緑内障ではない、また、脳の疾患も疑わないと言われました。治療も不要だそうです。また、2~3か月前に受診した際には、網膜もキレイと言われています。次回、半年後にまた視野検査を受けるよう指示を受けました。

以前にもネットの簡易視野チェックは試した事があります。その時は受診していないので、記憶にはありませんが以前は見えていたのだと思います。ということは、私の視野はどんどん欠けているのか?と、不安です。

緑内障ではない視野の欠けは、急速に進んだりしないのでしょうか?目薬も生活上の注意も一切なかったので、半年後の検査までは何もしなくていいのかと不安です。先生は、あまり深刻な状態ではないような口ぶりでした。

視野が欠けると聞くと、私達一般人はすごく大事のような気がしますが、専門の先生からみるとあまり心配する必要がない場合もあるのでしょうか?


視野検査で僅かな異常があるのに、他に何の問題もなく、経過観察しても変化しない方はたまに経験します。全身も含め、他に何の症状も無く、眼科医が視野、視神経、網膜の所見を適切に判断しているのであれば、その方針で問題ないと思います。「脳の疾患も疑わない」ということですので、太鼓判ということでしょう。ここまで読んで安心されたら以下は読まないで下さい。

しかし当方は、視野検査の結果を見ていませんし、視神経乳頭の詳細も、網膜の詳細も判りません。だいたい、診察した医師のことも知りません。視野検査の結果、正常範囲ではあるが両眼の右視野の感度がほんの少し低下しているかもしれません。右の視神経乳頭は正常に見えるが左と比べるとやや白っぽいかもしれません。正常な網膜に見えるが一部に小さな網脈絡膜萎縮があるかもしれません。ですから、大丈夫とは思いますが、ネット上で「大丈夫です」とは言い切れないのです。

症状がある場合は必ず原因があります。症状があって受診して、「異常なし」と言われる人は多いと思いますが、「異常無しなら何故症状が出るのか」と聞き返す人は滅多にいないのでしょう。また逆に「異常なし」で済ませる医者が多いのも事実です。「検査では異常を見つけられなかった」ということと、症状が発生する原因を推測してでも説明すべきでしょう。それをしない医者が多いから、悩む患者が多いのです。

もしご心配でしたら半年を待たずに再診し、疑問点を聞いてみて下さい。答えられないようなら、別の眼科を受診すべきでしょう。

★ご質問は河野眼科ホームページから
by kounoganka | 2014-05-31 13:46 | 重要な事

白内障・緑内障・加齢黄斑変性などが心配


右目にものもらいができたので、眼科に行こうと思っています。眼科には、子供の時以来30年以上行っていません。

40代という年齢もあり、折角行くのだから、白内障・緑内障・加齢黄斑変性などの検査もしていただこうと考えています。初診であれば基本的な検査は行うと思いますが、それで上記の病気の有無が判るのでしょうか?それとも、保険外の精密検査をしなければ判らないのでしょうか?

初歩的な質問で恐縮ですが、よろしくお願い致します。


特に何も言わなくても、基本的な検査だけで白内障・緑内障・加齢黄斑変性などを見つけることが出来ます。もちろん保険診療です。

ただし、白内障・緑内障・加齢黄斑変性などが有るか無いか、スパッと割り切れる物ではありません。どれも徐々に変化を起こしていく病気ですので、正常範囲ではあるが病気に近づいているような場合に、「異常ありません」で済ます眼科もあれば、詳しく説明する眼科もあるでしょう。ですから、気になることがあれば、初めに全部言っておきましょう。

ものもらいの説明や処置が終わり、帰る段階になって初めて「白内障・緑内障・加齢黄斑変性などは無いでしょうか」という質問をしたら、忙しい時は「ありません」の一言かもしれませんし、もう一度逆戻りして別の検査をする必要があるかもしれません。その検査のために、待合室でさらに待ち続ける必要があるかもしれません。

ただし「何も異常は無いのですが、白内障・緑内障・加齢黄斑変性などが無いか調べてほしい」ということで受診したら、「健康診断では保険診療を受けられない」という決まりがありますので、自費扱いになり1万円程度の支払いになるかもしれません。

★ご質問は河野眼科ホームページから
by kounoganka | 2012-11-26 09:05 | 重要な事

「隅角検査」が必要か


現在眼圧下げる点眼治療(ルミガン)をおこなってます。それにより今の所眼圧25->19くらいになってます。花粉症のため内服、点鼻などを使用したいのですが、河野先生のこのブログによると開放隅角であれば問題ないとのことですが、それを知るにはどんな検査が必要ですか?「隅角検査」というのでわかるでしょうか?以上宜しくお願いします。


使おうとしている内服点鼻などが、緑内障禁のものでしょうか。もしそうであるのならば、仰る通り開放隅角であれば問題ありません。開放隅角かどうかは主治医に聞けば即判ります。「隅角検査」が必要かどうかは眼科医が決める事です。

以下重要
尋ねるときは「○○という薬を使いたいのですが大丈夫でしょうか」と尋ねましょう。「開放隅角ですか」はあまり良くないです。「隅角検査をしてください」と言うだけで信頼関係が崩れるかもしれません。医師はプロですし、たいていの患者さんには隅角検査などせずとも開放隅角である事は判っているのです。

Q2
早速主治医に電話で尋ねたところそんな薬(処方薬ではなくドラッグストアで買える点鼻(ナザールスプレー)、内服薬(パブロン鼻炎))はしりませんと言われました。なので自分で使える薬を判断したいのですがこの場合は「開放隅角」ですかと聞いても差しさわりないでしょうか? 度々お手数かけ恐縮ですがアドバイス頂けると有難いです。

A2
使おうとしている薬の添付文書を持参して、診察時に直接尋ねれば問題ないと思います。市販薬のことを電話で聞いても即答できるわけないですよ。

★ご質問は河野眼科ホームページから
by kounoganka | 2011-01-28 09:22 | 重要な事

診察した眼科医>>>>>>雑誌の記事


現在、高眼圧症のため半年から1年に1度眼科で検査を受けています。もう5年になります。 視野や眼底に異常はありません。眼圧は18~25くらいです。薬などもありません。 今かかりつけの眼科専門医では眼圧検査、眼底検査、視野検査をしてもらっています。

しかし、雑誌などを見ると高眼圧症は3ヶ月に1度は検査を受けるように書いてありますので、もっと短い期間で検査を受けたほうが良いのでしょうか?

また、今のかかりつけの先生は視神経が全く正常だからと視野検査も2年に1度位でも良いとさえ言われます。 他の眼科で診てもらった時も1年に1度で十分だと言われました。 雑誌とかかりつけの眼科専門医のどちらを信じたら良いのでしょうか?


少なくとも、実際にあなたの眼を診察した二人の眼科医が、一年に一度で大丈夫だといっているのですから、そちらが正しいに決まっています。

雑誌などに書かれているのは一般論です。個人の眼に一般論は通用しません。もし一般論でこと足りるのであれば、こんなに楽なことはありません。診断がつけばパンフレットを渡して「この通りにしてください」と言うだけですからね。患者さんごとに違う説明を長々とする必要も無くなり、外来は非常にスムーズに流れることでしょう。しかし実際には、年齢、性別、網膜、視神経、隅角、視野、屈折度数、眼圧とその変化などがそれぞれ違いますので、それらを総合的に判断する必要があるのです。

もしかして「高眼圧症」というものは一つだと思っていませんか。「緑内障」にはキサラタン点眼が効くと思っていませんか。「白内障」の人は手術が必要と思っていませんか。「結膜炎」は感染すると思っていませんか。ある病名の症状はみんな同じで、決まった治療法があると思っていませんか。一つの病名には100の病態があると考えてください。病名が決まれば治療法などが決まってしまうのであれば、眼科医は要りません。

★ご質問は河野眼科ホームページから
by kounoganka | 2009-09-24 23:44 | 重要な事

調剤薬局で眼圧を聞かれるのですが

今日は、薬局に抗議に行きました。
緑内障の患者さんの眼圧を、その都度聞くというので、「薬局で眼圧を聞いて、もし、それに対する評価や感想を、薬剤師が患者さんに一言でも言う事があるのなら、即刻やめてもらいたい。」という内容です。

解りやすいように、Q&A形式で説明してみます。

Q(架空です)
数年前から、緑内障で眼科に通っています。視神経にも視野にも少し変化があるということですが、点眼で治療を始めてから安定した状態を保っているということです。一つ疑問に思う事があるのですが、調剤薬局の事です。調剤薬局に、処方された点眼を購入に行くたびに、眼圧が幾らだったかを聞かれます。眼科で聞いた数値を答えているのですが、薬局で聞いて何か役に立つのでしょうか。眼圧によって、薬を変更したりとかするのでしょうか。それとも、眼圧によって、薬剤師が眼科医にアドバイスをするものなのでしょうか。


薬局が患者さんの眼圧を知っても、何の役にも立ちません。視神経の状態と経過、視野の状態と経過、隅角の状態と経過、その他いろんな情報が無い薬局では、眼圧を評価するのは絶対に不可能です。10~20が一般的な眼圧の正常値ということだけを根拠に、千差万別の緑内障を治療していく事は出来ません。したがって、薬局に眼圧を知らせても、患者さんのメリットは間違いなくゼロです。

患者さんのメリットはありませんが、デメリットはあります。薬剤師がその眼圧に対して何か言った時、眼科医の説明と違った場合、患者さんは混乱します。例えば、正常眼圧緑内障で10ぐらいの眼圧を目標に治療しているのに、「眼圧12なら十分に低いですね」というような間違った説明をされ、患者さんがそれを真に受けたら、治療が疎かになり緑内障は進行してしまうかもしれません。眼圧22で安定している高眼圧症に「22は高いですね」の一言で、「眼圧が高いだけで視神経に変化を認めない高眼圧症に点眼を出さない」良心的な眼科医が、やぶ医者扱いされたりします。

ではなぜ眼圧を尋ねるのでしょうか。薬局では、処方した薬が正しく使われるように指導する必要がありますので、その一環として聞いてくるのだと思います。もし聞かれたら、正直に答えても良いですし、適当な数字を言っても問題は無いでしょう。知らないと言っても良いでしょう。それに対する薬剤師のコメントがあったら、聞き流してください。疑問点は薬剤師にではなく、眼科医に聞いてください。あなたの目のことを知っているのは眼科医だけです。

★ご質問は河野眼科ホームページから
by kounoganka | 2007-06-01 23:24 | 重要な事

視覚障害の認定基準


2年前に右目の視力が急に落ちた為、眼科を受診。検査の結果「視神経炎」と判断され入院治療を行いました。現在は1ヶ月ごとの定期検診を続けています。

残念ながら右目は視力0.05しかもどらず、矯正でも0.35です。一方左目は矯正で0.5です。仕事には復帰できましたが、パソコンを見るのが非常に辛く、一日を終えると目がヘトヘトです。仕事を早退せざる得ない日もあります。

病気で視力を失った人については障害者認定を受けることが出来ると聞いたのですが本当ですか? 主治医の先生にはまだ相談していませんが、私の視力レベルで認定を受けられるのでしょうか? こんなレベルで認定を受けるのは全盲の人に対して失礼かと思うと、なかなか主治医に相談出来ません。

自分で調べるのは限界があったので、もしご存知でしたらお教え頂けますか?宜しくお願いします。


主治医にご相談されるのが確実ですし、何も気兼ねすることはありませんよ。実際にお困りなのですから。視覚障害の等級の基準は次のようになっています。
----------------------
1級
両眼の視力(眼科的に最も適当な矯正眼鏡で測定した視力)の和が0.01以下のもの

2級
1.両眼の視力の和が0.02以上0.04以下のもの
2.両眼の視野がそれぞれ10度以内でかつ両眼による視野について視能率による損失率が95%以上のもの

3級
1.両眼の視力の和が0.05以上0.08以下のもの
2.両眼の視野がそれぞれ10度以内でかつ両眼による視野について視能率による損失率が90%以上のもの

4級
1.両眼の視力の和が0.09以上0.12以下のもの
2.両眼の視野がそれぞれ10度以内のもの

5級
1.両眼の視力の和が0.13以上0.2以下のもの
2.両眼による視野の2分の1以上が欠けているもの

6級
一眼の視力が0.02以下、他眼の視力が0.6以下のもので、両眼の視力の和が0.2を超えるもの
------------------------

両眼を同時に使えない強度の複視(左右の目が別のところを見ている状態)の場合、悪い方の眼を、視力0として計算します。

2級から5級は、1または2の一方があてはまれば、その級に認定されます。

視野が10度以内というのは、見つめた部分を中心に半径10度以下にまで、視野が狭くなっている状態です。求心性視野狭窄がこれに該当します。両目とも、中心部が見えて周りが見えない場合、つまりトンネル状の視野の場合は、視力が1.5でも等級がつくわけです。視神経炎でよく起こる中心暗点は、これには該当しません。また、損失率というのは、正常な場合の視野の面積に対する比率です。視野が半径10度の場合は、損失率は86%です。


おそらく、視神経炎を起こした方の眼が、外斜または内斜して、両眼視が出来ない状態でなければ、障害認定は無理だと思います。それでも6級です。条件はかなり厳しいです。

★ご質問は河野眼科ホームページから
by kounoganka | 2007-04-21 11:04 | 重要な事

耳鼻科での点眼処方の落とし穴2

昨日のブログ記事に対するメールです。

○○で眼科を開業しています。眼科以外での点眼処方の件、激しく同意いたします。
実は当方も、近所の耳鼻科には、いささか困っております。
先生の件と同じような経緯で、耳鼻科でアレルギーの点眼をしておりました患者様が、角膜潰瘍の治療が遅れ、視力低下されてしまいました。患者様は、いつまでも耳鼻科に頼って眼科受診を怠った自分に非があると仰って、耳鼻科に対しては何も仰いません。

私は耳鼻科に出向き、直接この事を報告しました。耳鼻科医は、「患者さんのために・・・」とか言って聞く耳を持ちませんでした。しかし、「訴えられそうなところを自分が押さえてやったんだぞ」と言うと、ようやく「すみませんでした。今後注意します。」と言われました。ところがしばらくすると、やはりまだ点眼を処方しているようで、あきれた事に白内障の点眼まで出していると言うではないですか。

こいつはおかしい。これ以上何を言っても無駄だと感じましたので、患者様には「耳鼻科で目薬を出そうといわれたら、眼科でもらっているから不要ですと、きっぱり断ってください。」と指導しています。「耳鼻科へ行くのなら、少し遠いですが○○耳鼻科がいいですよ。」と言うこともあります。

だらだらと書きましたが、当方の状況はこんな感じです。近々、地区の医師会に相談しようかと考えています。このメールは匿名にして是非ブログに載せてください。こういったことは各地で起こっているはずですので、皆さんに知ってもらいたいのです。よろしくお願いします。

★ご質問は河野眼科ホームページから
by kounoganka | 2006-11-02 17:14 | 重要な事

耳鼻科での点眼処方の落とし穴

昨年春に花粉症で河野眼科を受診された患者さんがいます。
そのとき糖尿病性網膜症と視神経乳頭陥凹の拡大を発見し、眼底写真を見せて詳しく説明しました。そして、アレルギー性結膜炎の点眼が切れるころ(1~2週間後)に再診するよう指示していました。これは、結膜炎の治療のためというよりも、網膜、視神経の経過観察のためであり、患者さんにもそのように説明していました。

再診したのは1年半後でした。その間、鼻炎で通っている耳鼻科で5~6回、ついでに目薬も、もらっていたと言います。耳鼻科医には眼科受診した事を確かに伝えたということですが、眼科受診の指示は無かったそうです。「営業妨害だ」というようなつまらんことは言いません。問題は他にあります。

1年半ぶりに見る眼底は、素人が見ても判るぐらい出血白斑が増えて悪化していました。幸いまだ手遅れというわけではなく、そろそろ蛍光眼底検査をしてレーザー治療が必要かもしれないという程度です。視神経乳頭陥凹の拡大は変化無く、眼圧の上昇も無くほっとしました。しかし、初診時には無かった白内障が発生していました。

耳鼻科で目薬を出すということは、それ以外の自覚症状の無い患者さんにとっては、眼科受診の必要がなくなり、都合がいい事です。いくら糖尿病性網膜症の説明を受けていても、自覚症状が無い場合は「まあ大丈夫だろう」という気分になってしまうのではないでしょうか。そういう気分にさせた張本人は耳鼻科医に他なりません。

糖尿病性網膜症は、自覚症状が無くても手遅れの場合があります。以前、視力1.2あり「大丈夫とは思うけど内科で行けと言われたから」と初診された方が、増殖性糖尿病性網膜症で手術を繰り返し、結局ほぼ失明してしまった事があります。視神経乳頭陥凹の拡大も、視野欠損が起こり緑内障になっているかもしれません。欠けた視野は決して戻りません。もし万が一、こういう取り返しのつかない事態になった場合、いったい誰が責任を取るのでしょうか。指示されていたのに眼科を受診しなかった患者さんが、全面的に悪いのでしょうか。

安易に点眼を処方する眼科以外の先生方。こういう事もあるのだということを認識した上で、くれぐれも慎重に対処してください。そして、眼科以外で目薬をもらっている方。眼科医は適当(いいかげん)に再診の指示をしているのではありませんよ。

★ご質問は河野眼科ホームページから
by kounoganka | 2006-11-01 17:10 | 重要な事

しっかりしてよ薬剤師さん

先日来院した患者さんの話によると、
去年まぶたがはれて眼科に行きました。眼科医は「目には異常がありませんが、まぶたの腫れを引かせる塗り薬を出しておきます。」と言いました。薬局で「痒み止めの薬です」と言われました。痒くは無いので全く塗りませんでした。

別の患者さん。
薬局で、現在使っている薬を見せてくださいと言われて、眼科でもらったソフトサンティアという、防腐剤の入っていない人工涙液の点眼を見せました。薬剤師に「コンタクトレンズ用の目薬ですね」と言われたため、コンタクトをしていない患者さんは不信を抱いて眼科を替えました。当院で診察したところ患者さんはドライアイでした。

さらに別の患者さん。
イセチオンという還元型グルタチオンの点眼を処方された患者さんは、薬局で「この白内障の点眼を1日4回両目に点してください」と説明されました。目の表面に傷があると聞かされていた患者さんは、その眼科には二度と行きませんでした。

薬の効能は一つとは限りません。薬剤師ならちゃんと知っているはずです。実際に診察して処方したのは医師なのですから、診療内容を知らない薬剤師には、どういう目的でその薬が処方されたか判りません。憶測で説明していると、大変な事になりますよ。

それでは、患者さんはどう対処したら良いのか。
とにかく、診察した医師の説明を良く聞く事です。薬局での説明は、あくまでも一般論です。診察をしていない薬剤師にあなたの身体のことは判りません。医師の話と薬剤師の話が食い違う場合、必ず医師に訊いてみてください。あなたの身体は、みんなと一緒ではなく、あなた個人のものなのですから。

★ご質問は河野眼科ホームページから
by kounoganka | 2006-06-22 10:50 | 重要な事