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河野眼科ホームページに寄せられた目に関する質問や相談にお答えするページです。なお、コメントを付けることはできません。河野眼科ホームページからお願いします。
by kounoganka
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カテゴリ:白内障( 14 )

眼球は単純なカメラです


早速のお返事をいただきありがとうございました。丁寧にわかりやすく説明して下さり安心しました。

母のように強度近視の人達は白内障手術後、皆が極度に大きく見える訳ではないですよね。同じ手術をしても何が原因でこういう事が起こるのでしょうか?


いいえ。同じ強さの近視でも、角膜曲率半径、前房深度、眼軸長等は違いますので、全く同じとは言い切れませんが、皆が同じように大きく見えています。少なくとも網膜上では同じように大きな像が写っています。

但し、大きいと感じるかどうかは話が別です。その人の感じ方次第で、大きく見える人があったり普通に見える人があったりするという事です。特に今回のように左右の比較が出来る状態では確実に大きく見えます。見えた通りですのでそれがその人にとっての真実ではあるのですが、基準を何にするかによって結論が変わります。

本来の見える大きさの基準が何なのかを強いて決めるとすれば、メガネの発明されていなかった時代まで遡っても通用すると考えると、屈折状態にかかわらず裸眼状態の目で見える大きさでしょうね。

正視の人は問題ありません。近視が強い場合、裸眼ではぼやけていますが、ぼやけた状態でも基準の大きさで見えているのです。ぼやけているから大きさがよくわからないのです。それを凹レンズで矯正するためピントの合った状態では小さくなってしまいます。

逆に遠視の強い人は、ぼやけた裸眼で見える大きさが基準のはずですが、やはりこの場合でもはっきりと大きさは確認できません。普段強い凸レンズで見ますので、大きく見えるその状態が普通の大きさだと感じているはずです。

つまり、裸眼ではぼやけた普通の大きさに見える眼も、強いレンズで矯正することによって本来の大きさよりも大きく、または小さく見えてしまい、それがその人にとっての基準になってしまうのです。その結果、白内障手術で眼内レンズを入れて本来あるべき状態に矯正されても、今まで慣れ親しんだ見え方からはかけ離れてしまい、異常が起こっていると感じてしまうのです。

眼球は単純なカメラです。近視が強くて奥行きの長いカメラには、焦点距離の長いレンズが必要で、フイルムに映る像は当然大きくなります。脳がそれを普通と感じてくれればそれで良いのですが、眼鏡などで矯正された普通でない目を基準にしている限り、普通と感じてくれないでしょう。

★ご質問は河野眼科ホームページから
by kounoganka | 2017-02-28 15:02 | 白内障

両眼白内障手術をすべき


早速のお返事をいただきありがとうございます。先日、白内障手術後、物が大きく見えるとご相談させていただいた者です。前回は省略しすぎて、肝心なことを書いておらず、申し訳ありませんでした。

母は強度近視で日常はずっとコンタクトレンズをしていました(ー10)。眼鏡は夜だけかけていたので、眼鏡では実物より物が小さく見えること、コンタクトレンズの見え方は実物とあまり大きさが変わらないことも理解しています。

眼内レンズは、先生から焦点距離30㎝が良いと言われ、近くに合わせました。術後、まぶしさや色調変化にはすぐ慣れましたが、物が2割増に大きく見えることが受け入れられないようです。Sサイズの物がLLサイズに見えるので、物が選べないです。感覚が変わりすぎて買い物ができません。

不安をあおる人は誰もいませんが、今までと見えるサイズが違いすぎて、恐怖心が消えないようです。趣味の書道も半紙が大きく見えすぎて、文字が大きくなり手につきません。
先生が大きく見えることは良いことじゃないですか、と前向きにおっしゃって下さっていることはありがたいですが、今はまだ、もう片方の目の手術をためらっています。こんな気持ちの整理もつかないまま、手術を受けられないと嘆いています。

今は一日中、拡大鏡を通して見ているような世界ですが、本当に慣れてくるのでしょうか?眼内レンズを入れないで、水晶体の濁りだけを取る手術もあるのですか?話が飛んでしまって、申し訳ありません。


眼内レンズの度数の選択も含めて手術は完璧ですが、術後の左右のバランスが悪すぎるのでしょうね。手術をしていない眼の見え方を基準に考えてしまいますので、2割増し状態は変化しないでしょう。手術をしていない眼が見えている限り、この状態は決して改善しません。受け入れてください。

もう一方の眼も、出来るだけ早く白内障手術を受け、両眼とも同じように大きく見えるようにすべきです。両目とも大きく見えるようになれば、元の大きさを忘れて、それが普通になります。

まずは手術の準備として、手術をした眼だけを使って日常生活を送れるように訓練すべきです。十分お若いですので、必ず慣れてきます。慣れそうな兆しが少しでもあれば早急に手術を申し込みましょう。

水晶体の濁りだけを取る手術というのは、昔はそれが普通で、水晶体という濁ったレンズを取ってしまいますので、術後は強度遠視になり、強い凸レンズの眼鏡が必要です。眼鏡がなければ世の中100%ピンボケで、掛ければ凄く大きく見えます。水晶体を取らずに濁りを取る方法はないのです。

但し一つだけ方法が無くはないです。現在の人工水晶体の代わりに、元の濁った水晶体と同じ同数の人工水晶体を入れるのです。入れ替える手術ができるかもしれません。見え方は、元通り強度近視です。反対の眼と同じです。10センチの距離にピントが合います。しかし、普通こんな眼科的に非常識な手術はしません。

★ご質問は河野眼科ホームページから
by kounoganka | 2017-02-25 13:11 | 白内障

大きく見える


母のことで相談です。白内障の手術後、物が2割増に大きく見えるようになりました。先生に訴えても、信じてもらえず、心療内科を受診するように言われました。すべての物が大きく見えるため、怖くて、買い物や料理も出来なくなりました。インターネットや本などで、同じような症状の人がいるか調べてみましたが、いないため不安になっています。母は緑内障もあります。これも関係しているのでしょうか?


両目の手術か片目の手術か、単に大きいのが怖いのか左右で大きさが違って怖いのか、術前は近視だったのか遠視だったのか、等が分かりませんので的確な答は出せないと思いますが・・

もしかして手術の前は、近視が強く眼鏡を手放せない状態ではありませんでしたか。本来、人工水晶体は僅かに大きく見えるものです。さらに、強い近視の眼鏡をかけて生活していた人が、白内障の手術をして人工水晶体を入れ裸眼の状態になると、強い近視の眼鏡を通して小さく見えていた世界が、裸眼で普通の大きさに見え、すごく大きくなったと感じるでしょう

或いは逆に遠視が強かったという事はありませんか。強い遠視でも術後大きく見えるという説を聞いたことがあります。

普通は、「なるほど、手術をしたらこんなに大きく見えるんだなあ」と感じ、それを受け入れます。ところが何かの理由でそれが出来なかったのではないでしょうか。

大きく見えるという訴えに対して、眼科医も含めて周りの人が不安を煽るようなことを言っていませんか。例えば「それはおかしい。そんなことはあり得ない。何か別の病気になったのではないか。手術の失敗ではないか」のような無責任なことを言っていませんか。それによって余計に不安が増幅されたのかもしれませんよ。

白内障の手術は、カメラの修理と同じで単純なもので、濁ったレンズを取り換えるだけなのです。見える大きさが変わったとしたら、取り換えたレンズの焦点距離が変わったことぐらいしか原因がないのです。見たいもの、例えば1メートルぐらいの距離にピントが合うように移植する眼内レンズの焦点距離を決定するのですが、単純な1枚のレンズですので、マクロレンズとか望遠レンズとかの複雑な要素は持ち合わせていません。ピントを合わせたときに大きく見えているなら、それを受け入れるしか方法がないのです。大きく見えないように、ピントの合っていない人工水晶体を入れて、その上から強度近視の眼鏡をかけるような事はしたくないでしょう。

余談ですが、物が逆さまに見えるゴーグルをかけ続けるという実験をした人があります。世の中が完全に逆さまに見える状態です。最初は気持ち悪かったのですが、数日で慣れて、歩いたりテレビを見たり新聞を読んだりが何の問題も無く出来るようになったそうです。それに比べたら、大きく見えることは遙かに慣れやすいと思います。大きく見えたって良いじゃないですか。いやむしろ、大きく見える方が良いと思いませんか。前向きに考えましょうよ。

緑内障は無関係です。術前に近視も遠視もなかったとしたら・・・不思議ですね。でも、慣れるように心がけましょう。そういうものですから。

★ご質問は河野眼科ホームページから
by kounoganka | 2017-02-23 14:33 | 白内障

白内障術後の酷い眩しさ

Q(短く編集しています)
母の事で相談があるのですが、白内障の手術後経過もうすぐ2年が経過しようとしているのに手術後に生じた特にひどい症状である頭重と眼のまぶしさといったものが一向に良くなりません。白内障の手術をする数年前頃からは両目0.7程度で、手術後は両目とも1.5程度、左目に乱視があります。

細隙灯顕微鏡、屈折検査、矯正視力の検査精密眼圧検査、静的量的視野検査、眼底三次元画像解析検査等の検査をしても正常で問題が無いと手術した眼科、地元の眼科等に診断されました。ある眼科ではデータでは正常であるが症状が出るという事は何らかの問題があるから症状が出ると診断されまして自律神経失調症の可能性があるとされました。

またこの症状は白内障の手術の翌日から確実に生じているものなので、白内障の手術が原因でなっているという事が間違いないと思っています。また、仮にこれらの症状が手術後の心因性等によって生じているものであるなら手術が終わってから2年近くが経過しようとしているのに一向も症状が改善しないのはおかしいです。

現在では買い物に行くのも困難になってしまいました。遮光眼鏡と帽子をしてもまぶしいと言っています。大学病院で脳のMRIを受けましたが異常が見られませんでした。15年くらい前に原因不明の全身が痛くなるような症状(線維筋痛症)に似たような症状がおきた時、どこの病院にいっても原因が分からず、最終的に診療科を紹介され、体重が減少してきて食欲が無くなり寝れなくなってしまった為にドグマチールとソラナックスを処方されました。その時薬を服用し症状は少しずつ落ち着き現在まで服用しています。

現在の症状を調べていると、レーシックの手術を行って何らかの後遺症が残ったという方と良く似た症状があるようで、症状の情報を見ていて太陽が眩しすぎる、過矯正、光りの刺激に脳が付いてゆけずに気持ち悪くなる、頭が痛くなる、重くなる、目がすっきりしない等とても良く似ている症状が出ています。白内障は手術をすれば基本的に数ヶ月で良くなっていく、後は後発白内障と呼ばれるものくらいで他に眩しい、後遺症といった症状も徐々に治まるといったものが多いので、2年近くが経過しようとしていても一向に変わらず、むしろ手術前より体の状態が悪くなり非常に困っています。手術をした眼科にもデータが正常な為、何処にも原因がない為、もうほかにする事がないという様な事を言われている為、行く事も難しくなっています。

また、原因が不明な為に心因性なものとされる部分が非常にあり、現に不安薬(ドグマチール、ソラナックス)を服用している為にそこから来ているとされてしまう部分があります。しかし心因性が直接の原因であるならば、手術後に2年近く時間が経過しても全く良くならないのもおかしいと思います。

これは今までの経過から私が勝手に考えた事なのですが、母は白内障手術を受けた事によって眼の視力が急激に変化した為に脳内に入る情報が手術前の状態より多くなりその変化に脳の方が上手く対応しきれず(加齢や糖尿病等が回復を阻害している?為)結果 、過矯正に似ているような症状が起き、視神経等の何処かが異常な興奮作用に似た刺激により、視床下部と繋がって自律神経等のバランスが崩れたのではないかと思ってはいるのですが・・。こうした症状は元々の視力から急に視力が上がる過矯正等の状態の人が起こりやすいようで、視力の変化が大きく、見えすぎる事で頭が痛くなったり色んな症状が起きるとされているようです。通常ならば、脳が段々その環境に慣れて対応してゆく?事もあるようですが、2年経過しても症状が落ち着かないので、一体どうすればこういった症状を抑えることが出来るのでしょうか?またデータ上では視力1.5程度では過矯正では無いと考える事も多いそうなのですが、もし過矯正といった状態が仮におきているとした場合、過矯正によって起きている症状を落ち着かせたり改善する方法はあるのでしょうか?

現在は家の中の蛍光灯の明かりも眩しく、光を見ると頭が重くなってきて歩けなくなるといった状態が続いている為、夕方等の眩しさが減る時間が少しだけ楽だと言っています。テレビのフラッシュ等もキツイようで、光の眩しさが刺激になって症状を引き起こしているような所がある為、遮光眼鏡と帽子を着用して何とか少し対応していますが、やはり厳しい状態が続いています。こうした状態を改善する方法はあるのでしょうか?また、他に考えられる病気などはあるのでしょうか?お忙しい所、長文となってしまい本当に申し訳ございませんが、2年近くまともに歩く事も出来なくなってしまった母を見てなんとか出来ないかどうか色々探している中、ご相談の方をさせて頂きました。宜しくお願い致します。


完璧な目に完璧な手術です。完璧でない目に、それゆえ完璧な手術をしても完璧でない術後状態を多く診ている者からすると、何とも複雑な心境になります。

白内障の手術というのは、濁った水晶体をきれいな人工水晶体に取り替える手術です。ですから、濁りによる「かすみ」が無くなり、鮮明に見えます。濁りによる「自覚の無い茶色い着色」が無くなり、青白く輝くかのように見えます。眩しくて当然です。また、人工水晶体の度数を調節することで、今までとは違う屈折状態、つまり、遠視の人を近視にしたり、強い近視を正視にしたり出来ます。若いころの見え方に戻るわけではなく、全く違う見え方になるのです。

手術に対する期待が大きすぎると、予想に反した見え方に戸惑う事もあるでしょう。その見え方を受け入れられず、何か別の病気が起こったための症状に違いないと思い込む人があっても不思議ではありません。手術前に、前もって体験してもらうことも出来ません。仕方の無いことなのです。

>原因不明の全身が痛くなるような症状(線維筋痛症)に似たような症状がおきた時、どこの病院にいっても原因が分からず、最終的に診療科を紹介され、体重が減少してきて食欲が無くなり寝れなくなってしまった為にドグマチールとソラナックスを処方されました。

おそらくこれが、白内障手術で見える世界が全く変わってしまったことをきっかけに、部分的にぶり返したのではないでしょうか。

>しかし心因性が直接の原因であるならば、手術後に2年近く時間が経過しても全く良くならないのもおかしいと思います。

心因性なら短期間で改善するという根拠は何でしょう。気長に付き合っていくべきものではないでしょうか。

レーシックと白内障手術は全く別物で、同じ症状が出るとしてもメカニズムは同じではありません。また、過矯正が見えすぎるということではありません。もし裸眼視力1.5が過矯正だというのならば、市販のゆるい老眼鏡、+1.0Dぐらいのものをかけて日常生活をすれば、それは改善するはずです。遠くは少し見えにくくなりますが、1メートルぐらいは見やすくなります。簡単に出来ますので試す価値はあるでしょう。どんなメガネをかけても目に悪影響はありませんのでご安心を。

★ご質問は河野眼科ホームページから
by kounoganka | 2014-10-05 16:30 | 白内障

強度近視で白内障と緑内障


20年前に網膜剥離になりかかり光レーザー手術を両目ともしています。生まれながらひどい近視だったみたいです。学生までは裸眼で0.2あったと思います。もともと右目が視力が出にくく、コンタクトをしても0.5ぐらいだったと思います。左目はコンタクトで1.0でした。ただ、メガネでは左目は0.6ぐらいで右目は0.3でした。いつも遠くは左目で見て、読書などは右目で見ていました。

10年前にメガネ店で、両目の視力の差がありすぎるので、右目は左目のレンズに重さを合わせる程度にしておきましょうということになり、ずっとそういう感じでやってきました。あるとき気が付いたときにはもう右目で読書することさえもできないほど視力が落ちていました。

3~4年前に異常に見えにくくなり眼科へ行ったところ「この目は将来的に見えなくなります。ただ、光がなくなるということはないです。うらむなら、親をうらみなさい。」と言われ、その場で号泣してしまいました。それ以来、こわくて眼科へ行ってませんでした。

しかしあまりの左右の視力の違いに疲れ果て、最近思いきって違う眼科へいったところ「白内障になっています。手術をしてコンタクトをすれば今よりずっと良く見えます」と言われました。

それで気になってまた以前に行った眼科で診てもらったところ「白内障にかかっています。手術をしてもそれほど視力は出ないけど、明るくはなります。一度、視野検査もしてみましょう。」ということになり、別の日に視野検査をしたところ、両目とも緑内障になっていると言われました。「視神経の真ん中がやられている。こういう超ど近視の人は70歳をすぎたらほとんどみ見えなくなるんだよね。気の毒だけどそうならないように願っているけどね。」と言われソフティアという点眼液とメツクール錠500ug0.5㎎を処方してもらいました。1か月後にまた行くことになっています。白内障のことも言われましたが、その病院では手術をするとかという話はありませんでした。

いま私はどうすればいいか迷っています。最初に行ったところ(そこでは、見えるようになると言われたので希望を持っています)で「緑内障になっていると別の病院で言われたので再度診てもらえますか?」と聞いて白内障手術をそこでしてもらうか、それとも処方していただいたところでその後の経過をずっと診てもらうようにしたらよいのか、、、それとも大きな病院でもう一度これまでのことを話をして再検査してもらった方が良いのか、、、


今のままでは、徐々に悪くなるのを待つだけです。「見えなくなるのは仕方が無い」と暗示をかけて積極的な治療を放棄し、意味の無い薬を処方するだけのところは止めて、別の眼科を受診してください。

強度近視と緑内障があって手術は難しいかもしれません。でも、もし白内障の手術が出来れば、コンタクトではなく人工水晶体を入れることで強度の近視は解消します。眼底検査では緑内障は判らず、視野検査ではじめて緑内障と言われたのなら、もしかしたら緑内障ではないかもしれません。白内障手術で緑内障の状況が変わる場合もあります。とにかく別の眼科を受診すべきでしょう。

★ご質問は河野眼科ホームページから
by kounoganka | 2014-07-09 15:35 | 白内障

白内障手術の麻酔


最近、左目の白内障手術を受けました。その手術の時に点眼麻酔だけでは超音波で水晶体を細かくするときに痛みがあり、球後麻酔と腕からの鎮静剤も追加しました。

普通、点眼麻酔だけで痛みはないと聞いていました。私の場合は何故痛みが強かったのでしょうか?

今後、白内障の軽い右目も手術を考えています。その手術の時も点眼麻酔だけでは効かないのでしょうか?

また手術当日、夜2回の点眼をするときに明るいのは分かるのですが全く見えませんでした。それも球後麻酔のせいでしょうか?翌日には見えるようになっていましたが。


麻酔の効果なんて人によって違って当然。何も気にする必要はありません。反対の目もおそらく同じでしょう。ただし球後麻酔はきついですので、しばらく見えないのは仕方ないですね。

★ご質問は河野眼科ホームページから
by kounoganka | 2014-05-14 09:38 | 白内障

手術をしても回復しない


夫は20数年前、「中心性網膜症」と診断され治療を受けました。最近になって、見えにくい、まぶしいなどの自覚症状があり眼科を受診したところ、白内障と診断されました。加齢に伴うもの、ということでした。

中心性網膜症の既往のため手術をしても回復しないということで、経過観察のみで積極的な治療はしていません。夫はそれで仕方ないと思っているようですが、本当に何も手立てはないのでしょうか。

他院を受診するよう勧めるにあたり、具体的な説明材料があればと思い相談させていただきました。


「本当に何も手立てはない」かどうかは、診た医師で無いと判断できないと思います。ただし、複数の医師が同じ目に対して同じ診断をしても、医師によって治療方針が異なる場合もあります。

また、「中心性網膜症の既往のため手術をしても回復しない」とは言い切れないと思います。最近まで何も症状が無かったのなら、中心性網膜症の既往は関係ないんじゃないでしょうか。

逆に、中心性網膜症が再発したことによる症状でしたら、白内障は偶然見つかっただけで自覚症状が出ていないということになりますので、もとより白内障手術は考える必要がありません。

中心性網膜症の既往のため、今回の症状が出る前から既に視力が低下していたのなら、白内障手術を受けても白内障の分だけしか回復しません。現在の症状の9割が中心性網膜症が原因で、1割が白内障なら普通は手術はしないでしょう。

どうしても現在の経過観察という方針に納得できないなら、同じ眼科を再診し、こちらの希望を伝えて相談すべきです。別の眼科を受診するのも一つの方法ではありますが。

★ご質問は河野眼科ホームページから
by kounoganka | 2014-04-21 17:36 | 白内障

強度近視と白内障手術


「両目が強度近視の場合の片目だけの白内障手術による不同視」についてです。現在のメガネの矯正:右マイナス14ジオプター、左マイナス12ジオプター 。眼科の先生いわく、左は5段階で2程度、右は5段階で3程度の白内障進行状況とのこと。左目は、いまだ矯正で1.2の視力が出ています。問題の右目は、かろうじて0.8の矯正視力です。

来年の春先には右の手術を、と思っていましたが、メガネでの矯正となると、弱い近視を残した度数とした場合、左がマイナス12ジオプターもあるので、物の大きさが異なる不同視は避けられず、対象物が両眼視できないのでは、という不安があります。

選択肢としていくつかあると思いますが、両眼とも強度近視者が片目だけ手術する場合のタイミングの考え方や片方だけの手術のメリット、デメリット等をご教示いただければありがたいです。

選択肢1
 症状の進んでいる右目だけ先に手術し、左にあわせてなるべく強い近視(マイナス5から6くらい)を残す。メガネで矯正可能か?それでも左との差は5ジオプター分くらい残ってしまうのでやはりメガネは無理?。そうなると、いずれ手術する左も強い近視を残さないとバランスがとれない。

選択肢2
 症状の進んでいる右目だけ先に手術し、弱めの近視で眼内レンズを設定する。コンタクトで矯正?

選択肢3
 右目の症状が進むのをまって、両方同時に手術する。同時ならば仕事と生活のスタイルに併せて度数の設定が可能?(同時に手術する不安。左の自覚症状がそれほどでもない状態で手術することへの不安。左が進む間に、右がさらに進んでほとんど見えなくなってしまうのでは、という不安。)

みえる対象物の大きさが異なってしまう不同視は、私の場合は、もはや、いかんともしがたいもののような気がします。考え出すときりがないことは、充分に分かっているのですが、なにとぞアドバイスをお願い申し上げます。


どの選択も「あり」でしょう。それぞれの人が、生活や仕事とのかかわりを考えて決めることでしょう。

当方が考える「まず重視すべきこと」は、十年後二十年後の将来、コンタクトを入れられず眼鏡が手元に無い状況でも、日常生活が快適に送れるかということです。そのためには術後の度数が重要で、軽い近視であれば特に不自由なく大丈夫なのではないかと思います。具体的には、マイナス1から2ジオプター、つまり1メートルから50センチにピントが合うということです。裸眼でテレビも新聞も見え、遠近両用眼鏡があれば運転も細かい作業も問題ありません。ということで選択肢1は却下です。

視力が良くても、5分の2程度の白内障があるのなら手術は可能です。問題はその間隔ですね。右の手術を申し込む時期に左も見難い様なら、問題なく両眼ほぼ同時期手術が可能で、手術直後に眼鏡を作成すれば、不便な期間も最短ですみます。

最近の白内障手術は、傷も小さく術後の度数の変化も小さいため、早期の眼鏡作成でも問題を起こすことは少ないと思います。聞いた話ですが、両眼同時白内障手術を受け、前もって度数を計算して作成しておいた眼鏡をかけ、翌日から仕事をした眼科医がいるそうです。

よく見える左に未練がある場合、右のみ手術になるかもしれません。術後は左のコンタクトによる矯正が必要でしょう。右の手術を受けるまでに、左のコンタクトを練習しておきましょう。どうしてもそれが不便な場合は、左の手術を急いでもらってください。

手術まで時間がありますので、よく考えよく相談しながら決めてください。

★ご質問は河野眼科ホームページから
by kounoganka | 2013-06-13 11:41 | 白内障

白内障手術で老眼になる


白内障の手術の場合、それまでのその人の近視、老眼の度合いといったものは一旦リセットされるような状態になるのでしょうか?

近視をコンタクトなどで矯正しておりその状態で老眼もある場合は、この手術により白内障、近視、老眼のいずれもが改善されるのでしょうか?

眼内レンズによって全く別の視力となると考えてよいのでしょうか?


人間の眼は、自分の意思で水晶体の厚み(つまりレンズの度数)を変えることで、遠くから近くまでピントを合わせることが出来ます。ところが年齢とともに水晶体の弾力がなくなり、近くにピントが合わなくなってきます。これが老眼です。

白内障手術では、濁った水晶体を取り除いて、新たに人工水晶体(眼内レンズ)を入れます。これは若い人の水晶体のように弾力があるものではありません。レンズとしての度数は固定されています。そのため、正視(遠くにピントぴったり)になるように人工水晶体の度数を決定し手術した場合は、近くにピントを合わせるためには老眼鏡が必要になります。逆に、近くにピントが合うように人工水晶体の度数を決定すれば、遠くを見るときには近視用の眼鏡が必要です。

つまり、人工水晶体によって全く別の視力(屈折状態)に出来るが、反面、老眼が改善されるどころか、完璧な老眼になってしまうのです。それを回避するために、最近では、遠近両用の人工水晶体も使われるようになっています。ただし高価ですし、価格に見合う満足度があるかどうかは疑問です。

一般的に、単焦点の人工水晶体の度数は、術後に軽い近視になるように決定します。遠くも近くもある程度見え、眼鏡無しでも何とか日常生活が出来るようにするのが目標です。

★ご質問は河野眼科ホームページから
by kounoganka | 2013-04-12 07:40 | 白内障

白内障手術の成功確率


先天性白内障で、ずっと高度近視でした。今から二十年前頃、両目網膜剥離しました。手術を受け、右目は成功して、左目は失敗しました。今は左目全く見えません。

最近右目も白内障によってかなり視力は落ちてます。裸眼で0・02です。地元の眼科で手術を勧められましたが、少し不安を持ってます。この白内障手術を受けると網膜に影響があるではないかと心配してます。片目しかないからもし失敗したらと思って凄く怖いと感じてます。 だから、先生教えてくれませんか?このような症状で手術成功する確率は高いでしょうか?どうのような手術を行うでしょうか?白内障手術は網膜に影響しますか? お手数と存じますが、回答よろしくお願いします。 m(__)m


以前の白内障手術は、眼球を「開けて」手術をしていましたので、眼圧の急激な低下によって網膜が破れたりすることがありました。今は小さな切り口で手術をしますので、その様な事は普通は起こりません。

成功する確率が高いからこそ、主治医は手術をすすめるのだと思いますよ。とにかく納得できるまで相談した上で決めてくださいね。医師は患者を犠牲にして一か八かの賭けをしません。

白内障手術は、「濁った水晶体を取り除く」という以外に、人工水晶体を使って「屈折を調整する」という目的もあります。つまり高度近視を「軽い近視」に出来たりします。例えば1メートル先にピントがあう「軽い近視」にすれば、遠くも近くもある程度見えるため、一生メガネが必要なくなる場合もあります。近くにピントを合わせれば遠くを見るときだけ、遠くにピントを合わせれば近くを見るときだけ眼鏡が必要になります。


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by kounoganka | 2011-10-18 16:08 | 白内障