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河野眼科ホームページに寄せられた目に関する質問や相談にお答えするページです。なお、コメントを付けることはできません。河野眼科ホームページからお願いします。
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2017年 02月 28日 ( 2 )

単純なレンズには収差がある


以前、2013年11月にも同じような質問があったのですが、裸眼でも色収差はありますか?という質問がありました。私も昔からの疑問で、裸眼はレンズ(メガネ、コンタクト)をつけていないのになぜそのようになるのか?と。ネットなどにはレンズに起こる現象とよく書いてありますが、裸眼でも色収差(色にじみ)は普通になるものでしょうか?
お忙しい中申し訳ありません。お手隙の際で結構ですので教えてください。

追伸。色収差(色にじみ)の件で本日メールさせていただきましたが、ネットでの意見を見てみても縁がオレンジと青に見える人が多いです。実際に私もオレンジと青に見えることが多いです。でも物の縁など、青に見えることが多いですが。。。可視光って七色なのになぜオレンジと青がよく見えることが多いのでしょうか?合わせてお答え下さると有り難いです。


人間の目にも水晶体というレンズがありますので、当然、収差は起こります。黄斑部は水晶体の正面ですので収差なくきれいに見えますが、周辺は収差が大きいです。真ん中しか鮮明に見えませんので気付きにくいのです。

色についてはご自分でお調べください。病気に関することではありませんので、当方も詳しく知りません。

★ご質問は河野眼科ホームページから
by kounoganka | 2017-02-28 15:04 | 何かが見える

眼球は単純なカメラです


早速のお返事をいただきありがとうございました。丁寧にわかりやすく説明して下さり安心しました。

母のように強度近視の人達は白内障手術後、皆が極度に大きく見える訳ではないですよね。同じ手術をしても何が原因でこういう事が起こるのでしょうか?


いいえ。同じ強さの近視でも、角膜曲率半径、前房深度、眼軸長等は違いますので、全く同じとは言い切れませんが、皆が同じように大きく見えています。少なくとも網膜上では同じように大きな像が写っています。

但し、大きいと感じるかどうかは話が別です。その人の感じ方次第で、大きく見える人があったり普通に見える人があったりするという事です。特に今回のように左右の比較が出来る状態では確実に大きく見えます。見えた通りですのでそれがその人にとっての真実ではあるのですが、基準を何にするかによって結論が変わります。

本来の見える大きさの基準が何なのかを強いて決めるとすれば、メガネの発明されていなかった時代まで遡っても通用すると考えると、屈折状態にかかわらず裸眼状態の目で見える大きさでしょうね。

正視の人は問題ありません。近視が強い場合、裸眼ではぼやけていますが、ぼやけた状態でも基準の大きさで見えているのです。ぼやけているから大きさがよくわからないのです。それを凹レンズで矯正するためピントの合った状態では小さくなってしまいます。

逆に遠視の強い人は、ぼやけた裸眼で見える大きさが基準のはずですが、やはりこの場合でもはっきりと大きさは確認できません。普段強い凸レンズで見ますので、大きく見えるその状態が普通の大きさだと感じているはずです。

つまり、裸眼ではぼやけた普通の大きさに見える眼も、強いレンズで矯正することによって本来の大きさよりも大きく、または小さく見えてしまい、それがその人にとっての基準になってしまうのです。その結果、白内障手術で眼内レンズを入れて本来あるべき状態に矯正されても、今まで慣れ親しんだ見え方からはかけ離れてしまい、異常が起こっていると感じてしまうのです。

眼球は単純なカメラです。近視が強くて奥行きの長いカメラには、焦点距離の長いレンズが必要で、フイルムに映る像は当然大きくなります。脳がそれを普通と感じてくれればそれで良いのですが、眼鏡などで矯正された普通でない目を基準にしている限り、普通と感じてくれないでしょう。

★ご質問は河野眼科ホームページから
by kounoganka | 2017-02-28 15:02 | 白内障