レーザー手術後の見え方の異常 |
Q 25歳女性です。昨年9月に網膜裂孔によるレーザー治療を両目にして以来、右目の盲点の上あたりに、少し物が小さく見えたり細く見えたり欠けたように見えたりするところがあるのです。緑内障検査をして頂いても視神経は正常で、隅角も眼圧も異常なし。また、視野検査をしても異常なしだったので緑内障ではないといわれました。セカンドオピニオンとして他の眼科でも見ていただいても視神経は異常なしで緑内障ではないといわれました。眼底写真まで撮って見せていただいて「正常の眼底写真と同じですよ」と。 先日、左目でも見え方を確認したら、中心を見ている状態でパソコンのマウスを左(真横方向)に動かしながら確認したら、中心(見ているところ)と盲点の間に少し矢印が形が少し変わり、また濃く見えて「え?」と思い、眼科で散瞳して詳しく眼底を見ていただいたら、やはり緑内障は否定され、先生が「昨年に両目とも網膜裂孔を起こしてレーザしましたね。だから、硝子体がまだ網膜からきれいに剥がれてる途中だから、その剥がれた硝子体の膜が邪魔をして細く見えたり小さく見えたりなど、部分的に変な見え方をする視野部分があるのでしょう。それ以外は(分からないから)何とも言えない」と言われたのですが、硝子体の膜は透明ですよね?飛蚊症は黒く飛んで見えていますが。 硝子体の膜とは硝子体を包みこんでいる膜ですが、それが液体化した部分とゼリー状の間の境界が変な見え方の一因になっているのでしょうか? 分かりにくい文章ですみません。傾斜乳頭症候群による視野沈下とも思ったのですが。 眼底写真まで撮って見せてもらったこともあり、異常ないと言われたのですが。硝子体の膜によって変な見え方がするというのがよく分からないのです。 A よく勉強されていて感心しました。 パソコン画面でマウスポインタを使う視野検査は、ご自分で考えたのですか?素晴らしい! 2軒の眼科で診てもらって異常なしなら、もう心配する必要はないと思いますよ。 硝子体の膜は透明ですが、液体化した部分とゼリー状の部分の境界ですので、屈折率の違う物質の境界では、光は必ず屈折します。しかも硝子体膜は、ぴんと張ってなくて、くねくね動きます。それによっておかしな見え方をするという可能性はあると思います。でも、あなたの状態がそうかどうかは判りません。 肝心な事は、現在の状態で異常無しという事を受け入れる事です。今のまま変化が無ければ心配要りません。何か変化があれば、早めに眼科受診すれば大丈夫です。 ★ご質問は河野眼科ホームページから |
by kounoganka
| 2007-09-21 16:03
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