屈折異常の擬似体験 |
Q 先日、雑性乱視で相談した者です。お答え頂きありがとうございました。 今まで一度も鮮明な像を見たことがない… の箇所を読み胸が痛いです。 乱視は直らない。というお答えも 胸が痛いです。が、スッキリしました。 彼女の目にはどのように映っているのか… 私が体験できる機械とかないかしら… この度はありがとうございました A 屈折異常(近視、遠視、乱視のことで、異常という名がついていますが異常ではなく、正視以外だという意味しかありません。)の状態を簡易的に体験することは、眼科で頼めば出来ると思いますよ。 屈折異常を矯正する眼鏡、つまりお子さんの眼鏡をAとします。Aの眼鏡を打ち消す度数の眼鏡Bを作ります。すなわち、AとBを重ねると度数がなくなるようにBの度数を決めるのです。正視の人がBをかけることによって、疑似体験が可能です。 例えば-3ジオプターの近視の眼鏡をかけている人の裸眼の見え方は、正視の人が+3ジオプターの凸レンズの眼鏡をかけたときと同等です。近視のために33センチまでしかピントの合わない目は、正視の人が老眼鏡をかけて33センチまでしかピントの合わない状態と同等です。 遠視があって強い凸レンズの眼鏡が必要なお子さんの裸眼の状態は、正視の人が強い近視の人の眼鏡を借りてかけたときと同等です 雑性乱視(遠視成分と近視成分の交差した乱視)の場合は・・・・始めに書きましたように眼科医なら視力測定用のレンズで組み合わせられますので、頼んでみてください。当院でも時々そうやって体験してもらっています。 ★ご質問は河野眼科ホームページから |
by kounoganka
| 2007-04-18 10:52
| 視力・斜視
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