飛蚊症と光視症 |
Q 飛蚊症と時々光が点滅する光視症があり眼科で眼底検査は定期的にしていて、生理的なものと診断をうけておりますが、色々見えるとどうしても神経質になってしまいます。先日目が痒く軽くかいたら光りが見えました。目を押さえた事で光が見えたのでしょうか?あとは目を強めに瞑ったときにも光が見える感じがします。これは光視症なのでしょうか?気になると気になってしまって。 あと1つ質問よろしいでしょうか?飛蚊症の見え方なのですが、普段はアメーバや糸くずが固まったような半透明なものが多量見えていてこれは慣れてきたのですが、1日のうちに数回小さな黒い点が紛れて出現します。この黒い点が気になって仕方ないのです。しばらくすると消えたりするのですがこれも飛蚊症なのでしょうか?こういう訴えの患者さんもいらっしゃいますか?度々の質問申し訳ありませんがお時間ある時でも回答頂けたら嬉しいです。よろしくお願いします。 A 「光視症」「飛蚊症」は病名ではありません。症状名です。その症状を起こす原因は様々で、安心なものもあれば心配なものもあります。 光っているわけでは無いのに光が見えるのが光視症です。ですから、その症状は光視症です。その光視症の原因ですが、目を動かしたり、目に対して外部から圧力を加えることで目の中の硝子体が動き、その時、眼球周辺部の網膜と硝子体の接着部分で、硝子体が網膜を内側から引っ張ることで、網膜の視細胞が刺激されて信号を脳に送るためだと想像できます。 接着部分はそのうちきれいに剥がれ、光視症も収まります。しかし、どうしても接着が剥がれない場合は、接着部分ごと網膜をひき剥がし、網膜に穴が開くことがあります。網膜円孔、あるいは網膜裂孔といい、網膜剥離の原因になります。光視症があるうちは、網膜に穴が開く心配があるという事です。ですから、見えるうちは定期検査が必要です。 黒い点ですが、他の飛蚊症と同様に動いているのなら、硝子体の中の濁りに起因する飛蚊症です。動かないなら強い光、例えば太陽光が何かに反射したものの残像ではないでしょうか。 ★ご質問は河野眼科ホームページから |
by kounoganka
| 2017-11-13 12:07
| 何かが見える
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