気にしなければ気にならなくなります |
Q 30歳代の頃より飛蚊症がありますが、それまでは全く気になりませんでした。 が、昨年の秋に突然白内障を自覚して、程なく飛蚊症が気になり始めました。白内障は今年になって手術をして頂きました。両眼一度に手術して眼帯はなし、クリアな保護眼鏡をしていました。視界良好で飛蚊症も消え、喜んでいたのもつかの間、翌朝、飛蚊症の症状が又、出ました。 左眼に一つ、右眼に三つ、視線を動かすとフワーッと付いてきて暫くすると消えます。たまになら我慢出来ますが、毎日毎日頻繁に見えるので気持ちが沈みます。以前のような鈍感な眼に(脳に)戻りたいです。お世話になっている眼科医に相談しても、気にしないように、とのこと。眼底検査は術後5回しました。異常なしです。そのうち気にならなくなるのでしょうか? A はい。気にしなければ気にならなくなります。心の持ちようです。 もしかして、飛蚊症が何か悪い病気の前触れではないかと心配をしていませんか。殆どの人には飛蚊症は無いと思っていませんか。完全に透明な硝子体を持っている人なんて居ませんから、飛蚊症は誰にでもあります。見えないという鈍感な人が羨ましいかもしれませんが、そういう人は目の病気の発見が遅れますよ。 Q 追加の質問にお答えいただければ幸いです。 1.気にしなければ気にならなくなる、とは、治ったわけではないが見えなくなる、と理解して宜しいでしょうか? 2.そのような鈍感な眼(脳)にもどった場合、定期検査を怠らなければ、病気の発見が遅れずに済むのですね。 A 1.はい。そういうことです。 2.いいえ。そうとは言い切れません。定期検査を怠らなければ手遅れになることは無いとしても、発見が遅れずに済む訳ではありません。敏感な人にだけ感じ取れるような症状があった場合は、定期検査を待たず受診することで、早期治療が可能な場合もあるでしょう。ただし、過敏すぎて何も見つからないこともあるかもしれませんが。 ★ご質問は河野眼科ホームページから |
by kounoganka
| 2017-10-04 16:00
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