アイパッチ |
Q こんにちは。こどもの-5の最強度乱視で以前から相談させていただいているものです。先日も回答ありがとうございました。 中学生以上になると弱視になる心配がなくなるので、不便がなければ裸眼で良いとのことでしたが、娘は現時点で裸眼で両眼ともに0.1で-5の乱視もあるのできっと裸眼で不便がないということは考えにくいですよね…? コンタクトに眼鏡の件は理解できました。ありがとうございます。バレエを習っているので、そのときだけでも矯正できる範囲のコンタクトをして眼鏡が外せるという選択肢を与えてやれたらなと思ったのですが…。 それと、お友達で同じく遠視性乱視で眼鏡で矯正している子がいるのですが、常時眼鏡で、視力に左右差はありませんが、片目ずつアイパッチをして1時間半の手元での作業をしているとのことです。視力検査を2週間に一度とのことで、うちは3カ月に一度で、常時眼鏡をかけるのみなのですが、眼科によって考えや方針が違うのは承知しておりますが、視力に左右差がなくてもやはりアイパッチをして眼をよく使う時間を増やせばそれだけ視力の上がりも良いのでしょうか? また河野眼科でのこども弱視治療における視力検査の間隔はどのくらいですか?3カ月に一度というのは長く空いている方なのでしょうか?よろしくお願いします A 申し訳ありません。前回、ご質問の趣旨を取り違えていたようです。コンタクトの乱視の度数は2.25Dぐらいが最大ですので、十分な矯正は出来ません。コンタクトが使えるようになったら、コンタクトで出来るだけ矯正し、それで不十分な場合に眼鏡で度数を追加するのが良いと思います。うまくいけばコンタクトだけで済むかもしれませんが、眼鏡で乱視を追加する必要があるかもしれません。ワンデーであれば小学生のうちから使えるかもしれません。 お友達の件ですが、同じ遠視性乱視という病名でも状況は同じはずがありません。全員違うと思ってください。治療方法もオーダーメイドなのです。「片目ずつアイパッチ」ですか。不思議な方法ですね。普通、アイパッチは健眼遮蔽とも言って、矯正視力の良い方の目だけを隠して、悪い方の眼を訓練する方法です。ところが、斜視や斜位の場合などに、交互にアイパッチを使用する方法もあるのです。計画を立てて状況を判断しながら進めますので、受診間隔は短くなります。つまりお友達はずっと重症なわけです。 また、アイパッチをすれば誰でも視力が上がるなどと考えないでください。アイパッチは視力低下の特効薬ではありません。必要のないアイパッチは弱視の原因です。ですから、受診間隔や訓練方法を他人と比べるのは意味なしです。当院でも受診間隔はまちまちです。 ★ご質問は河野眼科ホームページから |
by kounoganka
| 2017-04-07 11:05
| 視力・斜視
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