眼科臨床医は悩まない |
Q 何度もごめんなさい。もう少し教えて欲しいのです。以前、文章を読んでいると行間が黒っぽく〔黒い字の場合〕見えてきて、空白の部分を見たり、画面から視線を外したりするとシマシマに見えると質問させてもらいました。そしてお答えは錯視と残像が混じったものじゃないでしょうかといただきました。 なんだかこのように見えるたびに、不思議に思ってしまいます。いまいち原因がわからなくて。黒い字の補色残像は白っぽくなると思うのですが、白い部分は逆に黒っぽくなるから黒っぽく見えるのか?でも、青い字の場合は行間は青っぽく見えます。なので錯視かもしれませんが。。そしてたしかに画面の空白を見てもシマシマがみえたり画面から視線を外しても、シマシマが見えるので残像はあるのと思うのですが、それは補色残像なのか?それともそれとは違う残像なのか?違う残像が何なのかも分かりませんが。。もうわけわかりません。なんだか理由というか原理がはっきりわからないのでモヤモヤします。すごく悩んでます。良かったら教えてください。お願い致します( ´Д`) A 同感です。確かに訳が分かりませんね。眼科臨床医である私には、「そういうものです。異常はありません」とは断言できても、原理まで詳しくは知りませんので、説明は出来ません。だいたい解明されているかどうかも疑わしいです。そんな状態でも、同じ現象を自覚している眼科臨床医は全く悩まないのに、いや逆に楽しんでいるというのに、どうしてそんなに悩むのでしょうか。こういうものだと割り切って受け入れることも大事なんじゃないでしょうか。 それでもどうしても知りたいのならば、「網膜の視覚情報伝達のメカニズム」などで検索し、出来れば書籍を購入してご自分で勉強してください。驚異的に複雑なこと、簡単に説明することが不可能に近いことが理解できるでしょう。 ★ご質問は河野眼科ホームページから |
by kounoganka
| 2017-01-28 13:49
| 何かが見える
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