錯視だとわかっていて怖い |
Q この前、錯視の事で質問させてもらった者です。タイルなどの凹凸に影が入ると、浮き上がって見えたりすると言いましたが、最近はカーテンや脱いだ服などのシワ、ガードレール、段差などでこの症状が確認されるようになりました。 毎日毎日こんな目のことで悩むなんて僕はまっぴらごめんです。でも、この症状が現れる度にすごく怖くなってしまって、結果的に錯視の事で悩んでしまっています。本当に怖いです。この症状が気にならなくなる日は本当に来るのでしょうか...。何度もすみません。 A 来ますよ。それらの症状からは、目の病気があるという印象は全く受けません。当院の患者さんでそのような症状を訴えて、それが眼科の病気であったことは、覚えている限り一度もありません。 あなたが悩んでいるのは、見え方に問題があるという事よりも、そういう見え方をするという事が、何か重大な病気のサインであるとか、放置したら取り返しが付かないことになるのではないかという不安ではないのでしょうか。 それは無知によるものかもしれません。知らないから怖いのです。心霊現象など存在しないことを知らない人が幽霊を怖がるのと変わりないように感じます。カメラの知識、写真の知識のない人が、偽物の心霊写真を怖がる番組はいくらでもあります。科学的な思考を出来ない人向けのUFO雑誌というのもあります。○素の知識のない人向けの○素○とか。この際、徹底的に、錯視に関する情報を調べてみてはどうでしょう。知識が増えれば徐々に解決するかもしれません。 あるいは、こんなところで相談するよりも、一度実際に眼科受診して異常でないことを確認してもらったうえで、「異常がないのならばどこの科を受診すればいいのですか」と質問してみるのも良いかもしれません。 中学高校大学にはスクールカウンセラーとして臨床心理士が派遣されたりしていますし、大企業であればそういう部署もあると思います。このような環境であれば、そこに相談するのがお金もかからず一番近道かもしれません。 ★ご質問は河野眼科ホームページから |
by kounoganka
| 2016-12-03 16:46
| 何かが見える
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