残像は元の像と重なっているか |
Q 質問です。お願いします。補色残像の現象について教えてください。 対象のものをじっとて見ていて(じっと見なくても見えるのもあるが)他へ視線を向けると補色残像が見えますが、そう見えるということは、対象のものの上にすでに補色残像が重ねて見えているということですか?対象のものをみていると、重なってみえてくるのがわかるものとわからないものがありますがなぜですか? もう少し付け足したいことがありました。見ている対象のものの上に重ねて見えることですが、視線が多少ずれるからみえるのですか?動かしていないつもりでも、動いてしまうと思うので視線のずれで見えるのかな?と。ずれなければ見えないのかなと思ったり。よくわかりませんが心配なので教えていただきたいです。 あと、遠くをみると補色残像が大きく見え、近くを見ると小さくなります。調べたらエンメルトの法則というものがありましたが、そのことでしょうか? A 対象のものの上にすでに補色残像が重なっているというものではありません。対象の物から目を離した瞬間から見えるのです。1つの細胞への光刺激が変化したときに起こるのです。 重なっていると感じる状態は既に視線が僅かにずれたという事です。人間の目を完全に静止させることは不可能です。僅かな動きによって色の変化を感じた網膜の細胞が、残像を作り出しているのです。均一な色の物なら、その縁で残像を作りますので、残像が僅かにずれて重なっているかのように見えるのです。当然、色や形や明るさによって、見えたり見えなかったりするでしょう。 エンメルトの法則で間違いありません。これらは全て、正常な目に起こる現象です。そんなものを心配するほど馬鹿げたことはありませんよ。 ★ご質問は河野眼科ホームページから |
by kounoganka
| 2016-09-24 17:36
| 何かが見える
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