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河野眼科ホームページに寄せられた目に関する質問や相談にお答えするページです。なお、コメントを付けることはできません。河野眼科ホームページからお願いします。
by kounoganka
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補色残像談義

何通ものメールをいただき、回答する前に次のメールが来る状態でしたので、まとめて順番に回答をつけていきます。


先日は補色残像の件でお答えいただきありがとうございました。先生には感謝しております。もう少しお答えをお聞きしたいのですが
前回も書きましたがよくネットでこのように、白い所《画面》をみると見えるという表現があります。それは、白はすべての波長が青、赤、緑の波長がまざっているから、白い所をみると見えると表現されている内容が多いのです。http://www.k4.dion.ne.jp/~soilshop/labo/labo%20opticalillucion.html
でも、白い所《画面》をみなくても普段の生活の中で見えるのに、どうしてこういう風に書かれているのでしょうか?白は見えやすいから?わかりやすいから?という理由でしょうか。?


そのページはわかりやすいですね。実際には眼科医でも理解不可能な複雑なシステムなのですが、よくまとまっていると思います。白い所と表現するのは単に見えやすいからでしょう。別の言い方をすると、白はすべての波長(青、赤、緑)がまざっているからでしょう。白以外では、条件によって見えなかったりしますので。


あと、太陽《反射も含む》を見たあと、色が変化する理由はわかったのですが、太陽は七色の光を含むので、そんなに色が変わるのですか?赤をみたら青緑に見えるなど、この色ならこの色とだいたいきまっていますが、、《でも青緑もしかしたら多少変化してるのか?》太陽や強い白色電気の場合だけ変化するのでしょうか?


太陽光が7色の光を含んでいるわけではありません。あらゆる波長の電磁波を放出していますが、可視光を人間の目で見ると、大体7色に分かれるだけです。その太陽光も時間や気象条件によって変わります。また、残像の色の変化は、太陽光などに限らず常に起こっているはずですが、気が付かないだけです。


あと、太陽の場合、目を閉じた状態と開けた状態で残像の色が変わります。そのときの光の量が違うからなのでしょうか?
でも、太陽だけではなく、赤をみたあとに青緑に見えるというのも、もしかしたら、目を開けたときと閉じたときでは、色が変わっているのでしょうか?
質問だらけでごめんなさい。河野先生を本当に頼りにしてしまっています。たぶん、他ではわからないと思うんです。もしよかったら、おしえてください。


残像の色が同じでも、そのバックの色が透過して見えますので、当然違って見えます。赤いセロファンでもバックが白の時と青の時では違って見えますよね。


すみません、教えてください。また補色残像のことですが、普段、生活しているとき、色々な色がいっぺんに目に写っているじゃないですか。その場合、赤、青、緑に反応する目の錐体の神経は全てに常に反応していることになるんですよねぇ?なので、補色残像は、赤なら赤を見続けた場合、赤に反応する神経が疲れてくるから青緑が見えてくるというけど、色んな色がいっぺんに見えている場合、どうなってしまうんでしょうか?赤、青、緑に反応するする目の錐体の神経は全部、常に使っていることになるので、すべてが疲れている状態じゃないですか?ごめんなさい、意味がわからないですよね。


日常生活では、いろんな色がいっぺんに目に写るようなことはありません。いろんな色が見えている時というのは、赤の部分もあれば青の部分もあるという事ですので、神経細胞単位で見ると働いている細胞もあれば休んでいる細胞もあるという事になります。錐体の細胞全てが反応するのは、視界が真っ白の時です。例えばカメラのストロボを目にくっつけて発光させたら、その瞬間視界は完全に真っ白になり、次の瞬間には真っ黒になるはずです。


あと、光が強い場合は短時間でも補色残像が見えやすいのはわかりますが、光が強くなくてもすぐ見えるときもあります。寝起きとか。あと、白と黒などの組み合わせのものとか、色の差がハッキリしているものがわかりやすいのでしょうか?
やはり、まだ見えることにこだわってしまっています。気付く前の無意識に過ごしていたころに戻りたいくらいです。


寝起きは視細胞が敏感なのです。色の組み合わせはその通りです。
無意識に過ごすよりずっと楽しいと思いますよ。



以前、補色残像の件で相談させていただきお答えをもらいありがとうございました。
その時の回答でちょっと気になることがありまた質問させていただきました。携帯で長い文章を読んでいるとき、行と行の間が黒く見えることですが、〔携帯は光りを放ってるから見えるのか?それも気になります。〕、それは錯視とお答えいただいたのですが、画面から視線を外してみると、シマシマの残像が見えるんです。なので、これも補色残像なのでは?と思うのですが、違うのでしょうか?残像と補色残像は同じなのか違うのかもよくわかりませんが、
画面から目を外すと、シマシマの残像がたしかに見えるんです。
すごく気になるので、よかったら、もう少し教えて欲しいです。
本当はそちらにいきたいのですがこちら遠くていけれず、断念していますが、河野先生のお答えは本当に素晴らしいのでぜひお答えいただきたいのです。宜しくお願い致します。


狭義の残像とは補色残像のことですが、広義には運動残像とか時間残像を含めたものです。ところが運動残像や時間残像は錯視のひとつとも考えられます。ややこしいですね。ご心配の症状は、残像と錯視の混じった物じゃないでしょうか。

決して診察には来ないでください。ざっと診察して「異常ありません。気にしないように」という答になってしまうはずです。このブログのような説明をしていたら、待合室の患者さんにどれだけ迷惑がかかることやら。


もう1つ質問お願い致します。私が気にしている補色残像は、生まれたときからある機能なんですよね? 最近気付いてしまったのですが、子供の頃から見えていたんですよね、おそらく。。。ただ、意識をしていなかったから気づかなかっただけですよね?


その通りです。


すみません、補色残像のことでまた教えてほしいです。
たとえば、黄緑の四角の絵の中に白い丸の絵があるとすると、補色残像がピンクっぽい四角の中に反対色の黒の丸がみえるはずなのに、ピンクっぽい四角の中に黄緑の丸が見えるんです。それはなぜなんでしょうか?
最初見ていた黄緑の四角の色が影響するから?なのでしょうか?教えてください。


初めに見た色が完全な白ではなく、また、その補色残像である「黒っぽい透過色」ごしに白を見たら、黄緑っぽくなってもおかしくありません。周りの四角の色も影響するでしょう。


すみません、教えてください。強い光を見たあとすぐに残像が見えるのはわかるのですが、光でもなく、普通にあるもの〔エレベーターのボタンや文字〕などでも、じーっと見つめているわけではないのに、短時間で残像がみえるものがあります。色がはっきりしているほうがみえやすいとは思いますが、光を放っていないのに、短時間でも見えるのはなぜでしょうか?ぜひ、教えていただきたいです。


黒以外で見えるものはすべて光を発しています。発光していなくても反射しています。反射光だと感じなくても、その物体の表面で太陽光や照明が反射して、その光が目に達するから見えるのです。もちろん透明な物体は透過光でも見えます。弱い光でも残像は起こっているはずですが、多くの人は気が付かないのです。目の状態、心理状態、周りの明るさ、色の組み合わせ、コントラスト、等々の条件がそろった場合に見えるのです。

申し訳ありません。補色残像関連のことはもう言い尽くしたと思います。臨床医は研究者と違いますのでこれ以上のことはわかりません。あとは専門書などを入手されてご自分で勉強してみてください。診療関連で多忙なこともあり、この件についてこれ以上の回答は控えさせていただきます。

★ご質問は河野眼科ホームページから
by kounoganka | 2016-06-06 18:40 | 何かが見える
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