うつ伏せ寝の危険な場合 |
Q 6/30に「目の運動と網膜」というタイトルでブログに回答を頂いた者です。こういった症状はどれも光視症に該当するのですね。症状に変化が見られたら、また再診しようと思います。 目の運動・つぼマッサージは眼科で勧められたわけではありません。眼球を上下左右斜めに動かす目の運動は目の老化を遅らせるのに有効、そして、つぼマッサージは眼精疲労の回復に有効だといくつかのサイトで見かけたので、自身で勝手に始めました。ただ、目の運動は百害あって一利なしということでもうやめることにします。先生の回答を読み、網膜は想像してた以上に破れやすいのだなという印象と、網膜が薄くなるかどうかはなりゆきに任せるしかないのかなという風に感じました。 そんな中、2点疑問が出てきたのでまたお尋ねしてもよろしいでしょうか。 1.眼精疲労回復のため、お湯または水で濡らしたタオルを顔に乗せて仰向けの状態で数分間休むということを一日数回行っています。20cm四方のタオルを折りたたみ、鼻から上をタオルで覆う形です。この行為で網膜に穴が開いたりやぶれたりすることはあるのでしょうか。うつぶせあるいは横向きの姿勢で寝ることは大丈夫でしょうか。 2.自分で調べてみたところ、網膜の変性は幼少から青年期にかけて出来ていき、近視が強い人ほど網膜が薄くなりやすいことも知りました。私の年齢で現在薄くなっている網膜がさらに薄くなったり新たに薄くなる箇所が増えることはあるのでしょうか。もしあるとすればその原因もご教示頂けると助かります。 A 「網膜は想像してた以上に破れやすい」というわけではないのです。破れやすいのは破れかかっている場合に限ってのことです。 1.塗らしたタオルを乗せるのは、目が不潔にさえならなければ何の問題もありません。うつ伏せ寝は、眼球に急激な力が加わるわけではありませんので問題ありません。ただしうつ伏せ寝は、重力で眼球内容が前方に移動しようとしますので、隅角が狭くなっている場合に、眼圧が上昇することがあります。緑内障発作を予測するためのテスト方法でもあります。年配の遠視の強い女性にはお勧めしません。 2.近視が進んでいれば、眼軸長が伸び、網膜は引っ張られて薄くなります。近視の進行の原因は遺伝的なものでしょう。 ★ご質問は河野眼科ホームページから |
by kounoganka
| 2014-07-07 17:36
| 網膜・脈絡膜
|
<< 強度近視で白内障と緑内障 | 裸眼視力と矯正視力 >> |