一瞬見えるシミ |
Q 2011-07-12 の黒いシミが見える の相談の方と似ています。強度近視で両目とも後部硝子体剥離しています。左目はまだ部分的な剥離で進行中みたいにいわれています。1円玉大の黒いシミのようなものは左目だけ見えます。半年前から気づいていましたが,以前より顕著になったと思います。いわゆる飛蚊とは様子が違うので心配になります。 目を動かさないときはまったくそれは見えません。ゆっくりめに動かしているときも見えません。日常で左右に高速に目を動かすようなときシュッと一瞬見えてすぐ消えます。軽く早く動かしたときはうすめにみえます。 白いものをがバックのほうが顕著で気づきやすいす。ただ,うす暗い部屋でも同じように見えます。真っ暗だとさすがに見えません。大学病院で眼底検査,OCT,様々な検査をしてくれたようですが,網膜には全く異常がないみたいです。 症状に気づくちょっと前にレーザーポインターが目に入ったことがあったので,その影響かな・・とか心配したりしています。検査上網膜に傷が残っていなくても,実は網膜とか神経に異常が生じて,そういった症状を引き起こすようなことは考えられますでしょうか?やっぱり,飛蚊の一種と考えるほうが正しいでしょうか? A よく見つけられましたね。まさにそれです。レーザーポインターは無関係で、飛蚊の一種です。 誰の目にも視神経乳頭があり、そこには神経細胞が無く全く何も見えない盲点になっているのですが、普通はそれを自覚できません。時々出現するシミは普段は盲点に隠れており見えませんが、目を動かしたときだけ一瞬、盲点の横から顔を出し見えるようになるのです。盲点自体にシミが「見える」ことはありません。 シミの原因となる濁りは、水晶体と視神経乳頭を結んだ直線上に存在するはずです。速い動きからして、視神経乳頭にごく近いところにある、硝子体管の根元の部分か、軽度に剥離した後部硝子体膜の一部ではないでしょうか。 ★ご質問は河野眼科ホームページから |
by kounoganka
| 2012-11-16 11:37
| 何かが見える
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